どのような魅力と可能性を感じて、リクルートのビューティ領域・顧客接点職を選んだのでしょうか。

自ら新規営業で開拓したクライアントに対し、中長期的に支援ができる営業へ挑戦したいと、入社を決意しました。
私は学生時代から人と話すことや車が好きで、新卒では自動車の販売会社に入社しました。
お客様に合った車や保険を提案していく仕事は楽しかったです。けれど、商品に興味があって来店されるお客様への営業活動に閉じてしまう点、ご契約後のお客様を継続的にサポートする機会が少ない点に、物足りなさを感じていました。
そのため、「まだ興味を持っていないお客様にもアプローチしたい」「お客様と継続的に関わりたい」と思うようになり、転職を決意しました。
そのような漠然とした思いを持って転職活動を進める中で出会ったのがリクルートのビューティ領域・顧客接点職でした。
もともと、『ホットペッパービューティー』は高校生の頃から利用していたサービスで、実際の施術内容にも満足した経験があるため、気になって求人を見てみたんです。新規クライアントの美容サロンへ自ら接点を取りにいき、抱えている課題に対して中長期視点で伴走していく仕事は私の理想にピッタリでした。
また、私自身がユーザーだった時の経験から、クライアントにとっては経営支援を、美容サロンを利用されるカスタマーにとっては選択肢を増やすお手伝いができ、双方の架け橋として自信を持って提案できるサービスだと思いました。

仕事内容について教えてください。

京都市内のネイル・まつ毛・リラクゼーション・エステサロンなどを対象に、新規営業と既存営業の両方を担当しています。
新規営業では、クライアントのリストをもとに架電や飛び込み営業を行い、アポイントを獲得。まずは、訪問やオンラインでクライアントの課題を丁寧にヒアリングし、信頼関係を築くことを第一に商談を実施。そこから、クライアントのビジョン実現に向けた経営課題を深堀していき、3年後・5年後の「ありたい姿」に対するギャップを認識合わせし、『ホットペッパービューティー』や『サロンボード』などといったサービスを介してどのようにご支援ができるのか、提案していきます。
一方、既存営業ではサービスを利用しているクライアントのサポートを行います。定期的に打ち合わせを行い、数年先の事業を見据えた集客やリピーターを増やす改善策、スタッフの育成観点まで入り込んだ提案を実施。そこでは分析レポートやマーケット情報を活用し、自らが経営者の視点で課題特定・施策検討を行い、提案するようにしています。
『ホットペッパービューティー』は、美容業界では国内最大級のメディアサービスです。そのため、集客面だけではなく、経営に関わる様々な課題解決に向けた幅の広い情報提供や提案が求められます。クライアントから大きな期待をいただくからこそ、深く寄り添うことができ、大きなやりがいを感じますね。
そしてそれらの期待に応える為に、社内のシステムや文化が役立っています。
社内システムでは、日々の電話件数やアポイント獲得数といった行動指標、集客データやリピート率などが細かく数値で見ることができる仕組みがあり、成果や課題を捉えることができるので、次のアクションも明確にできます。
社内の文化としては、上司やチームメンバーと定期的に振り返りを行い、課題を共有しながら改善策を考える習慣があるため、互いに高め合いながら成長できているなと感じています。
これまでの経験の中で印象に残っているエピソードを教えてください。

初めて受注をした鍼灸接骨院のクライアントに、1年間伴走した仕事ですね。
酸素カプセルを導入しているクライアントだったのですが、酸素カプセルがあること自体や、その効果の認知度が低く集客に苦戦。オーナーもアピール方法に明確な戦略を持てずに、競合にはあまり導入されていない酸素カプセルが“ただ置いてある”に近い状態でした。
そこで、私が業績向上に向けて支援したいとアプローチしたんです。
まずは、他エリアの成功事例をリサーチし、写真やキャッチコピー、クーポンデザインの見直し。そして、酸素カプセルには疲労回復以外にも睡眠の質向上や美容効果も期待できると伝えることで、新しいターゲット層へ訴求できるようにしました。さらに、酸素カプセルと整体技術を組み合わせた、クライアントの強みを活かしたセットメニューを提案し、他のサロンとの差別化を実現。
加えて、各施策を進めることでオーナーだけではなくスタッフとの接点が増える中で、もう一つの課題が見えてきました。
それは、オーナーとスタッフ間のコミュニケーション齟齬によって施策が進みづらくなっているということです。オーナーの熱い想いがあり、スタッフの技術力や人柄も良いのに、コミュニケーションに溝があるのはもったいない。そこで、私はスタッフ一人ひとりと会話を重ね、意見をヒアリングし、それを「サロンを良くしたい」という想いがあるからこその意見としてオーナーに伝えるよう努めました。
結果として、双方のすれ違いが解消され、スタッフのモチベーションが向上し、自発的に『ホットペッパービューティー』のページを更新するようになり、集客は大幅に改善。酸素カプセルの利用者数も5倍近く増加し、クライアントの売上アップに貢献することができました。
この経験を通じて、クライアントの課題を深く理解し的確な施策を提案する力や、1年間かけてやり抜く力が身についたと感じています。

ビューティ領域の顧客接点職に転職を考えている方へ、メッセージをお願いします。

リクルートでは、基礎から経営課題解決まで、幅広い営業スキルを身につけることができます。
私自身、入社前はやる気こそあったものの、活躍できるか不安な部分がありましたが、今では物怖じせずにクライアントと向き合い、提案できる力が身についたと実感しています。
また、リクルートには成長を支援する環境が整っています。数値などをもとにPDCAを回す仕組みがあり、自身の仕事を言語化しながら振り返る機会が多く設けられています。そして、それら言語化したもののナレッジ共有、上司やチームメンバーとのフィードバックを通じて課題を客観的に捉える文化があるので、次のアクションへと繋げることができる。
こうした環境だからこそ、仲間と切磋琢磨しながら、速いスピードで自身の改善点や強みを把握し、より実践的な営業スキルを身につけることができます。
さらに、『ホットペッパービューティー』として頂いた高い期待に、経営者目線で施策を考え、事業や組織を動かし応えていくことが、やりがいと感じています。
もちろん、最初は大変なこともあります。新規営業では壁にぶつかることもありますし、既存営業ではクライアントの経営に寄り添うために知識や分析力が求められます。しかし、3年後には、胸を張れる営業スキルが身につくと確信しています。
営業として成長したい方、クライアントの課題解決に深く関わりたい方にとって、最高の環境だと思うので、是非チャレンジしてみてほしいです。
