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なぜリクルートはイノベーションを起こし続けることができるのか~Vol.1 「目の前の人を幸せに」柔軟な働き方が生んだシフト管理サービス「Airシフト」

Recruit , イノベーション , 事業推進 , 働き方

次々にイノベーティブな新規事業を世に送り出すリクルート。実は、リクルートの新規事業の多くは、社員個人を起点として生み出されたものだ。なぜリクルートの社員はイノベーションの種を見出し、新規事業として育て、花開かせることができるのか。中小企業向けのシフト管理サービス「Airシフト」を開発した株式会社リクルートライフスタイルの沓水佑樹氏に、イノベーションを生み出す働き方の極意を聞いた。

※本記事は2019年3月20日にロイターサイトに掲載された記事広告からの転載です。

中小企業の働き方にイノベーションを起こしたAir シフト

― シフト管理サービス「Airシフト」は、どのようなきっかけで生まれたのですか?

沓水佑樹氏(以下、沓水)  私はもともと、主に飲食店や小売店など店舗営業をされている企業が抱える課題の洗い出しに取り組んでいました。300人超の店長にヒアリングし、現場のニーズを探る中で実感したのは、店長たちが予想以上に忙しい毎日を送っていること。睡眠時間を削って働く姿を間近に見るにつけ、彼らの業務を軽減するサービスを提供できないか、真剣に考えるようになりました。

そこで、さらにリサーチを進めたところ、彼らが毎月かなりの時間と労力をシフト管理に費やしていることがわかりました。シフト管理をサポートできれば、店長の負担を軽減し、より本質的な店舗運営業務に集中してもらえるはず。そう信じて開発したのが、Airシフトです。Airシフトを使えば、スタッフの希望収集からシフト作成・調整まで、これまでメールやSNSなどでバラバラに行っていた煩雑なやり取りや作業を一元的かつ簡単に行うことができます。2018年春のサービス開始から1年、Airシフトはおかげさまで好評をいただき、飲食・小売やクリニックなど幅広い業種で採用していただけるようになりました。

「目の前の人を少しでも幸せに、そして日本をもっと良い国に」

― Airシフトのようなイノベーションを生み出すために、心がけていることは?

沓水  イノベーションを生み出すために働いているわけではないんです。ただ、目の前で困っている人を笑顔にしたい、今より少しでも幸せにしたいというのが私の信念なので、そのためにすべきことをやっているという感じでしょうか。その積み重ねが、結果として、何らかの良い変化の連鎖=イノベーションに繋がっているのかもしれません。幸い、リクルートはそれができる会社です。普通なら職場で「目の前の人を少しでも幸せに」なんて口に出したら、「青臭い」と笑われてしまいそうですよね。でも、リクルートには、青臭さをバカにせずに受け止め、一緒に考え、助けてくれる上司や仲間がいます。つまり、社員が躊躇せずに「これがやってみたい」と口に出しやすい会社だということ。だからこそリクルートでは、社員個人を起点とした新規事業が生まれやすいのではないでしょうか。

また、リクルートで学んだのは、「何になるか」ではなく、「何をするか」が大切だということ。実は、以前私は一旦リクルートを離れ、起業家を目指してベンチャー企業に参画したことがあります。そこでは新規顧客開拓や組織マネジメントなど貴重な経験をすることができましたが、会社を大きくするということに捕らわれすぎたあまり「事業を通じて日本をより良くする」という本来の目標を見失いかけてしまいました。そこで初心に返るべく会社を辞めて起業しようと考えていたのですが、そんなとき、リクルートの先輩が「戻ってきて、やってみたら?」と声をかけてくれたんです。「リクルートなら、すぐにでも挑戦できる環境やリソースが揃っているじゃないか」と。確かにリクルートには社員の新規事業を後押ししてくれる制度があり、企画が通れば、資金や人材の確保についてサポートを受けながら事業を展開することができます。大切なのは起業家になることではなく、日本の未来に役立つアクションを起こすこと。今、リクルートで働きながら、そう実感しています。

沓水佑樹さん

働き方改革とは、自ら選び取る自由をもつこと

― 「働き方改革」が叫ばれる時代、どんな働き方をしていきたいですか?

沓水  心地よいと感じる働き方は、個人によって異なります。その時々のライフステージや仕事の内容に応じて、各自が最もパフォーマンスを発揮できる働き方を選ぶ自由を与えること、それが今の時代に求められる働き方改革ではないでしょうか。その意味で、リクルートは働きやすいかもしれません。もちろん、最低限のルールはありますが、社員はそれぞれ自ら働き方を選ぶ自由を与えられていて、仕事を進めるプロセスも基本的に個人の裁量に任されています。この自由があるから、私はオフィスを飛び出して柔軟なリサーチ活動ができ、その結果、Airシフトの構想を得ることができたといっても過言ではありません。

Airシフトのユーザー様からいただいて嬉しかったのが「シフトを組むのが楽しくなった」「精神的に楽になって、仕事がしやすくなった」という声です。皆が楽しく働ける社会って、いいですよね。これからも使う人がより楽しく、快適に働けるツールやサービスを世に送り出していきたいと思っています。

なぜリクルートはイノベーションを起こし続けることができるのか ~Vol.2 「圧倒的な当事者意識」が育んだシニア活躍促進サービス「からだ測定」

  1. 第1回
  2. 第2回

プロフィール/敬称略

※プロフィールは取材当時のものです

沓水佑樹(くつみず・ゆうき)

株式会社リクルートライフスタイル ネットビジネス本部Air事業ユニット プロダクトマネジメントグループ Airシフト サービス責任者

2003年に新卒で総合広告代理店に入社し、2005年に株式会社リクルートへ中途入社、2006年に退職。その後、クリエイティブ系ベンチャー企業を経て2011年同社に再入社。入社後は株式会社リクルートジョブズにおいて、シフオプ 、ジョブクイッカーなど複数の新サービス、新規事業の立ち上げに関わり、現在は株式会社リクルートライフスタイルにてAirシフトおよびシフトボードのサービス責任者を務める。

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