女性の活躍 多様な働き方

「もっと自分本位に働いていい」子育てと移住をきっかけに

2021年10月21日 転載元:らしさオンライン

「もっと自分本位に働いていい」子育てと移住をきっかけに

現在、長野県の軽井沢に住む吉澤妙子さんは、子どもの教育のため、2020年3月に現在の住まいへ越した。もともと、テレビ局の美術部門で映像制作やグラフィック制作の仕事に就いていたが、「現在はそのスキルを活かせていない」という。最近は自分で制作した癒し系の動画をアップするYouTubeチャンネルをスタート。いい意味で「自分本位」な働き方を模索する吉澤さんに、これまでと現在の生活をうかがった。

テレビ業界で美術制作を担当し、忙しくも充実した日々を送る

高校を卒業してアメリカに渡った吉澤さんは、ロサンゼルスで美術や3DCGを学んだあと、帰国してテレビの制作に携わるようになった。

「テレビ局の美術部門で、3DCG以外にも、ドラマの小道具や印刷物などを作っていました。例えば、ドラマで使う免許証やパスポート、『インターネットで調べものをする画面』など、制作物は多岐にわたります。携わっていた番組が、テレビ局の社長賞をいただいたこともありました」

クリエイティブで楽しい仕事だったが、スケジュールがきつく体力的にもハード。5年ほど経ち、別の仕事を考え始める。心機一転し輸入雑貨販売のECサイトを自ら立ち上げたが、売り上げがうまく立たずサイトは閉じることに。

「その後は派遣スタッフとして、インターネット放送の編集やエンコーディングに携わりました。社外活動としての部活が盛んな企業で、その活動が楽しかったですね。ランニング部で皇居の周りを走ったり、音楽部で趣味の音楽を作ったりして楽しんでいました」

その後も、沖縄へ移住してテレビコマーシャルの制作、横浜に引っ越してテレビアニメのエディターなど、クリエイティブ系のスキルを活かして仕事をしていた。

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