人物写真:楊暁

楊 暁

マーケター

テクニカルスキルを磨き続け、
「非連続な成長」を遂げるための
チャレンジを続ける

学生時代
中国の大学で日本語専攻後、日本およびアメリカの大学院で経済学を学んでいた。
1年目
SEO担当としてマーケターとしての基礎を学ぶ
2年目
SEOに加えて有料集客も担当
3年目~4年目
マーケターと二足のわらじで開発ディレクターも担当、人材事業の中国案件にも挑戦
5年目~
マーケティング組織にてチームリーダー任用
8年目(現在)※2023年時点
マーケティング組織にてグループマネージャー任用

キャリアパス・現在の仕事内容

「SEO」担当として、より多くのユーザーにリクルートのサービスを届ける

「優秀な仲間とともに、成長し続けられる環境」を求めて就職活動を進めていた私が、リクルートに入社したのは2016年のことでした。漠然とビジネスパーソンとしてのスキルを身につけ、10年後も価値を発揮できる人材になりたいと考えていましたが、将来について具体的なビジョンがあったわけではありません。ですから、入社前の面談でも、配属部署などに関する希望は伝えていませんでした。

そんな私が配属されたのは、『SUUMO』のマーケティングを担当する部署。マーケティングの業務内容は実にさまざまで、プロダクト集客最大化のための施策を検討したり、長期成長戦略を自ら考え、それに基づく施策立案などを通して、売上拡大やプロダクトの品質向上に貢献することができます。私はSEO担当として、「ユーザーに有益な情報を提供しているサイトである」と判断されるサイト設計を通し、より多くのユーザーにサイトを届けることがはじめの業務でした。

※注釈化 SEOとは、「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略で、SEO対策とは「検索エンジンにサイトの価値を伝え、検索結果のページ上位にサイトが表示されるための施策」を指します。Googleなどの検索エンジンは、ユーザーが求めている情報を正しく提供するためのアルゴリズムを設計しており、そのアルゴリズムに基づいて検索結果の表示順位を決定しています。

より多くのユーザーにサイトを届けるために、まずは徹底的にユーザーの心理を分析し、理解することからはじめます。どのようなキーワードで検索される可能性があるのか考え集客施策を実行したり、サイトやプロダクトの品質そのものを向上させる示唆をフィードバックしたりします。

人物写真:楊暁

職種ならではのおもしろさ

日進月歩の「SEO」。だからこそ、面白い。

配属されたのはたまたまでしたが、入社1年目から現在に至るまで、明確な意志を持ってSEOマーケティングを軸足にし続けてきました。SEO担当者は日々アルゴリズムの変更背景を理解し、自分で解釈して施策に落とし込む高度なロジカルシンキング能力が求められます。サイト構造を読み解くためにHTML等のコーディング知識やシステム理解も不可欠です。また施策を立案し、リリース後には自らデータ解析をして改善検討をする必要があります。多様なスキルを装着することが求められ、トレンドやアルゴリズムの変化に応じてラーニングとアンラーニングを繰り返す必要があります。

また、サイトを利用するユーザーの最も近い位置で仕事をできることも、やりがいのひとつです。これはマーケティング全般に言えることですが、どれだけたくさんのユーザーに自社のサイトやサービスを利用してもらえるかは、私たちにかかっていると言っても過言ではありません。SEOは、「ユーザーのために」設計している評価アルゴリズムに基づいて進められるため、常に「どんなことをすれば、ユーザーのためになるのか」を考え施策を検討します。リリースした施策が順位向上につながったときはユーザーに評価してもらえたことにやりがいを感じます。

人物写真:楊暁

リクルートらしい「機会」(1)

イチから動線を生み出した3年目の経験

入社以降さまざまなSEO領域の仕事を手がけてきましたが、特に入社3年目時に自ら立案した新規プロジェクトが印象に残っています。『SUUMO』にたどり着く検索の仕方のひとつとして「不動産会社」という検索ワードがあります。「不動産会社 東京駅」といった形で検索するユーザーが多く存在しますが、当時『SUUMO』は「不動産会社+駅名」キーワードに対応するランディングページをPCページしか持っていませんでした。 既にユーザーはスマホ閲覧が主流の中、モバイルページが存在しないことがユーザー体験を損なっていると課題を感じ、新たな導線を生み出すことを立案しました。

※注釈化 ランディングページとは、Web広告や検索エンジンなどから流入してきたユーザーが、最初に閲覧するWebページのこと。

難しかったことは2つありました。ひとつは、ユーザーが探しているのは、不動産賃貸の会社なのか、売買の会社なのかは分からないこと。「不動産会社+駅名」と検索するユーザーが探しているのはどちらの情報なのかは分からないため、どちらもLPに掲載する必要がありました。『SUUMO』を運営するリクルートの不動産領域は、賃貸領域と売買領域に分かれています。ふたつの領域が持つ大量の情報を整理し、それをどのような形で、どのような順番で掲載すれば、ユーザーのためになるのか考え抜きました。

次に難しかったことは、モバイルという小さい画面上に情報を掲載すること。両方の情報を掲載する必要があり、SEOの観点だけではなく、UIUXの観点含め自分で考える必要がありました。ユーザー体験を踏まえたUIUXを検討し、要件定義を進め、最終的にはしっかりと形にし、検索順位の向上にも貢献できました。
自らの提案でイチから新たな導線をつくる仕事は、まるで我が子を産み育てるような体験で、リリース直後は毎日流入数をチェックするほど思い入れがあったことを覚えています。

リクルートらしい「機会」(2)

原動力は「成長への意志」と「周囲からの期待」

リクルートの環境を象徴するエピソードがもうひとつあります。
3年目になり自信が付いて物足りなさを感じるようになった私は、上司に「開発ディレクター職にチャレンジをしたい」と伝えました。SEOは開発職の方々と協働します。彼らの業務を理解できれば、さらにワンステップ上がれると考えました。希望は無事に叶い、3年目の後半からマーケターと開発ディレクターという二足のわらじを履くことになります。

※開発ディレクター:プロダクトのシステム用件定義を検討し、プロダクト開発をマネジメントする立場のことを指します。

開発ディレクターとして最初に担当したのは、慣れ親しんだSEO関連の案件。それまでは要件定義という上流工程のみを担当していましたが、今度は要件をいかにシステムに落とし込むかを考えなければなりません。はじめは苦労したものの半年ほどでSEO案件は問題なく進められるように。そこでさらなる機会を求めたところ、CRMの開発担当に。CRMは上流工程の経験もありません。周囲の力を借りながらとにかく必死に勉強し、こちらも完遂。1年間で大きく成長することができ、上流工程から開発部分まで一気通貫で担えるマーケターに近付くことができました。

※CRM:「Customer Relationship Management」の略で、日本語では「顧客関係管理」と呼ばれる。顧客との関係を一元的に把握できるようにすること。たとえば、メールやソーシャルメディアを通じたやりとり、商談状況といった情報を一元化し、企業が顧客とのつながりを維持し、顧客生涯価値(LTV)と収益を向上させるために活用されることが多い。

機会を得るための「マイルール」

自分がやりたいことは、とりあえず発信してみる。

常日頃から自分の中でチャレンジしてみたいと思っていることについては、上司、同僚含め周りに伝えるようにしています。もちろん、「口に出していれば願いが叶う」わけではありません。私自身、1年目から自分に与えられた役割に対してしっかりと結果を出しながら、希望を伝え続けていたからこそ、多くのプロジェクトを任せてもらえたのだと考えています。しかるべき経験を積んでいる人には、次々と新たな機会が提供される。リクルートという環境において、発信することはとても大切なことだと思っています。

人物写真:楊暁

大事にしていること

マネジャーとして、メンバーの個の尊重を、言葉ではなく行動で示す。

これまで「目いっぱい背伸びをすれば、なんとかやり遂げることができる」、乗り越えたら成長が待っている、そんな「ちょうどいい」仕事ばかりを担当してきました。

はじめて戦略立案を任せられたときは不安が大きく、上司とのミーティングで「私はこんなにもできない人間なんです」と泣いてしまいました。上司は「100%の正解がないテーマだからこそ、まず自分で考え抜いたほうがいい、そのほうが納得して行動に移せるから」と見守ってくれました。納得がいくまで考え抜いて自分で方向性を決めることで、自信を持って事業内で合意得ることができました。

また、CRM開発も、何度もあきらめそうになるほど背伸びな挑戦でした。私の支えになっていたのは、周囲からの期待とサポート、それに応えたいという思いでした。しかし、思いだけではきっと乗り越えられない挑戦でした。若手にチャレンジングな機会を与えるためには、ただ任せておけばいいというわけではなく、サポート体制の構築が不可欠です。リクルートの上司や先輩たちは、ただ「期待しているよ」と声をかけるだけではなく、そういった労力を割いてまで、私たちにさまざまな機会を提供してくれます。

入社8年目に突入し、マネジャーとなった今、次は私の番だと感じています。これまで私を見守り、期待をかけ続けてくれたマネジャーたちのように、メンバー一人ひとりに適した機会とサポートを提供し、それぞれに合った成長に伴走し続けたいです。

リクルート流「週休“約”3日制」の過ごし方

ゴルフが休日より平日の方が3割以上安いことが多いので、フレ休を取ってゴルフに行っています。他には、夏と冬の長期休暇に休みをくっつけて海外旅行や中国への帰省など、単発、長期含め柔軟に休みを取得し、やりたいことをするようにしています。

MY FAVORITE:

ペンとメモ帳の写真です。

ペン&メモ帳

ペンとメモ帳の写真です。

紙を使う派です。タスク管理は完全にメモ帳に頼っていて、夜は次の日の優先順位高いタスクを整理して書き残してから寝るのが習慣になっています。また自分の思考を整理するときよく図を書いたりするので不可欠ですね。

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