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社長メッセージ

株式会社リクルート 代表取締役社長 北村吉弘より、ステークホルダーの皆さまへのメッセージです。

社長メッセージ

「やりたかったことがすぐ実現できる」
存在意義に立ち返り、新しい価値を提案し続けたい。

Top message

リクルートのルーツは1960年。それまでは出会うことが難しかった企業と学生に、就職情報という機会をお届けしたことに始まります。当時、就職しよう、転職したい、家を買いたい、学びたい、旅行に行きたい、となれば、自分ひとりでひとつずつ調べ、電話して詳細を確認して…という時代。情報誌で一覧化され比較検討しながら選べることは「やりたかったこと」を「すぐ実現」するための画期的な手段でした。

それから約60年。特に2000年以降はインターネットに代表されるテクノロジーを使って、飲食店や美容室やホテルなど「やってみたかったこと」「行ってみたい場所」を思い立ったら「すぐ予約」できるように。そして現在は「Air ビジネスツールズ」などの業務支援サービスによって、いわゆる作業に忙殺されることなく「本当にやりたいことに集中できる」ように。あるいは始めやすく、いざとなれば止めやすいツールによって、何度でもチャレンジできる環境を提供できるように、サービスを進化させてまいりました。

この間、一貫して変わらなかったこと。それは、パッションとテクノロジーを掛け合わせて、世の中の人が「やりたかったことがすぐ実現できる」ようにすること。それを自分たちの存在意義の中心に据え続けてきたことです。

世の中の人がやりたかったけど一歩踏み出せなかった不安や不満、不便を見つける。「この不を解消できたらきっと良くなる、役に立てる」と喜ばれる顔を想像する。それを自分たちの思いの強さに変え、解消しようと壁を乗り越えて挑戦し続けてきた、その積み重ねの歴史のうえに、今日のリクルートがあります。

今、日本社会全体がコロナ禍から立ち上がろうとしています。世界の潮流に目を向ければ、働き方も、生活スタイルも、個人ごとの価値観に基づいてますます多様化していく方向にあります。私たちは改めて自分たちの存在意義に立ち返り、社会を「もとのやり方に戻す」方法ではなく、「やりたかったことがすぐ実現できる」ような新しい方法を提案したい。その過程にDXやDEIがあるのなら率先して挑戦し、世の中の一人ひとりの前に進む力となり背中を押したい。それがリクルートのビジョン、Follow Your Heart。自分の意思に従って生きられる世の中の実現です。「あのサービスがあったから自分らしい選択、生き方ができた」と言っていただけるよう、歩みを進めてまいります。

北村 吉弘

きたむら よしひろ

株式会社リクルート 代表取締役社長