中国における日系企業の求人動向レポート:2018年12月

2019年01月30日
株式会社リクルート
その他

株式会社リクルートホールディングスのグループ会社である、中華人民共和国(以下、中国)で人材紹介事業を行う現地法人 RGF HR Agent 中国(中国語法人名:上海艾杰飛人力資源有限公司 本社:中国上海 総経理:橘宏喜)は、このたび、同社が取り扱う中国大陸の求人情報に基づき、日系企業を中心とする12月の求人動向をまとめました。

※リクルートグループは、RGF International Recruitment Holdings Limited(本社:香港、Chairman:葛原孝司)を通じて、中国をはじめとする11の国と地域、26都市で人材紹介事業を行っています。RGF HR Agentは日系企業・現地企業・多国籍企業を対象とした人材紹介事業のブランドです。

中国大陸における日系企業の求人動向

業界別月間求人案件数の増減率推移

業界別月間求人案件数の増減率推移

月間求人案件総数の推移

月間求人案件総数の推移

RGF HR Agent 中国 総経理 橘宏喜のコメント

12月の求人案件数は前年同月比ほぼ横ばいの633件 2018年の年間求人案件数は前年比微増の9395件

総経理 橘 宏喜 (たちばな ひろき)総経理
橘 宏喜 (たちばな ひろき)

当社で取り扱う12月の求人案件数は、前年同月比ほぼ横ばいの633件(1%減)。この結果、2018年の年間求人案件数は、前年比2%増の9395件となった。2018年を振り返ると、上半期は、製造業界の旺盛な設備投資意欲が全体を牽引したのに加え、半導体・産業機械に関連する企業の採用意欲も高く、商社/貿易関連の日系企業の求人案件数が伸び、全体として求人案件数が拡大した。しかしながら、下半期は米中貿易摩擦を端緒に中国経済の減速感が鮮明となり、企業の人的投資について積極的になりにくい状況が生まれ、年間の求人案件数が伸び悩んだ。

2019年については、公共投資拡大、金融緩和、減税といった中国政府の下支え策もあり、急激な景気後退に陥る見込みは薄いと見ている日系企業が多い。しかし中国経済の景気減速の中、企業が人的投資を積極的に行っていくことは考えにくく、 2018年後半同様、求人案件数は横ばい基調で推移していくのではないかと考えている。

リクルートグループのアジアにおける人材紹介事業について

  • リクルートグループは、中国・東南アジア・インドにおいて、RGF Executive Search、 RGF Professional Recruitment、RGF HR Agentの3つのブランドで人材紹介事業を行っています。
  • 2006年の中国進出以来、進出地域の拡大や、CDS(日本)、Bó Lè Associates(中国)、 BRecruit(中国)、NuGrid Consulting India(インド)の買収を通じ、アジアの11の国と地域、26都市、45拠点で事業を展開しています。
  • 日系企業のみならず多国籍企業や現地企業への人材紹介事業を通じて、企業の正社員採用・求職者の転職を支援しています。
  • 若手社員、専門職人材、管理職層、経営幹部人材など幅広い人材層、あらゆる業界・職種に対応した人材紹介サービスを提供しています。

https://www.rgf-hr.com/

日系人材紹介会社最大規模の拠点網 11の国と地域、26都市、45拠点

日本、中国大陸、香港、台湾、シンガポール、インド、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ

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日系企業にとどまらず、多国籍企業や現地企業に対して、経営幹部の採用サポート、若手~中堅のミドルマネジメントの転職支援など、幅広い層の採用を支援するサービスを提供しています。

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