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「じゃらん宿泊旅行調査 2021」

株式会社リクルート

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株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)の観光に関する調査・研究、地域振興機関『じゃらんリサーチセンター』(センター長:沢登 次彦)は、全国1万5,719人の宿泊旅行者を対象に「じゃらん宿泊旅行調査 2021」を実施しました。この調査は、観光などを目的とした宿泊を伴う国内旅行実態(出張・帰省・修学旅行などを除く)を調べるもので、今年で17回目となります。2020年度(2020年4月~2021年3月)の主な結果は以下の通りです。

●2020年度に国内宿泊旅行を実施した人は31.2%、2019年度より22.4ptの減少。 
●都道府県別来訪者数は初めて北海道が1位に。旅の近場化・短期化・分散化が進む。

国内宿泊旅行実施率、延べ宿泊旅行者数、延べ宿泊数推計

・2020年度の宿泊旅行実施率は31.2%、2019年度より22.4pt減少と大幅に減少し、2005年の調査開始以来、過去最低値。特に35~49歳女性(27.1%)で25.0pt減少と減少幅が大きい。
・年間平均旅行回数(2.48回)、1回の旅行あたりの平均宿泊数(1.75泊)は大きく減少せず。延べ宿泊旅行者数は7,256万人回(前年度比46.5%減)、延べ宿泊数は1億2,687万人泊で2019年度からほぼ半減した。

宿泊旅行の費用総額

・宿泊旅行にかけられた費用総額は3兆7659億円、前年度より53.6%減。
・1回の宿泊旅行にかかった費用(大人1人あたり)は平均5万1,800円、2019年度より8,000円減少。総額では宿泊・交通費、現地消費ともに減少しているが、個人旅行における宿泊費は前年度より1,100円の増加。

都道府県別の延べ宿泊旅行者数と居住地別の県内旅行率

・延べ宿泊旅行者数1位は北海道。調査開始以来1位を維持していた東京都は2位に。
・県内旅行率1位は北海道(76.7%)。県内旅行率が大きく上昇したのは秋田県(61.0%、対前年度比+54.9pt)。

宿泊旅行の同行者、旅行日

・「夫婦二人での旅行」が29.7%を占め、次いで「一人旅」が17.8%。「夫婦二人での旅行」は2019年度から4.5pt上昇、「恋人との旅行」(9.4%)も1.2pt上昇する中、「友人との旅行」(9.9%)が2.6pt低下。
・「夏休み・GW・年末年始等の長期休暇を利用した旅行」(12.4%)が7.5pt減少。旅行日の分散化が進んだ。

テーマ別 都道府県魅力度ランキング

・総合満足度1位は沖縄県、テーマ別でも9部門中、7部門で1位を獲得。
・「地元ならではのおいしい食べ物が多かった」は4年連続で石川県が1位。

Go Toトラベルキャンペーンの利用実態

・Go Toトラベルキャンペーン(GTT)期間中に実施された旅行のうち、キャンペーンを利用した旅行は7割。
・利用者のうち「GTTがあったから旅行した」と回答した人は47.3%、「GTTがあったから高い宿・商品にした(増額した)」人は36.9%。増額した金額は、1回の宿泊旅行あたり平均1万1,900円。

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