2024.11.18旅行
観光地のオーバーツーリズムおよび分散・平準化対策に関する調査
(c) Recruit Co., Ltd.
旅行
株式会社リクルート
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)の観光に関する調査・研究、地域振興機関『じゃらんリサーチセンター』(センター長:沢登 次彦)は、国内宿泊旅行マーケット全体の活性化への貢献を目的に、旅行者の旅行意欲や行動予定を定期的に聴取して広く公開する「国内宿泊旅行ニーズ調査」(旧称「新型コロナウイルス感染症による旅行市場への影響」調査)を2020年3月より継続して実施しており、調査内容とともに最新の結果をご報告致します。(第12回目までは「新型コロナウイルス感染症による旅行市場への影響」調査として発表)
今現在旅行の予定がある人は調査開始から過去最高値 今夏(6月~8月)の旅行も約4割が意欲的
国内宿泊旅行について予定している人は、3月から6.2pt増加して29.6%に
○2022年5月末時点で今後の国内宿泊旅行について「予定をしており、気を付けながら行く」、「予定をしており、気にせず行く」の合計は29.6%。2020年3月の調査開始以来の最高値となった。
今夏(お盆除く6月~8月)の旅行について37.8%が意欲的
目的は温泉・露天風呂、食事がいずれの世代でも上位で、子育て世代はテーマパークも上位
○お盆の時期を除く夏の時期について、「旅行に行く予定である」または「まだ予定はないが旅行に行きたい」と回答した人の割合は全体の37.8%だった。
○「旅行に行く予定である」人または「まだ予定はないが旅行に行きたい」とした人の目的は「温泉や露天風呂」、「地元のおいしいものを食べる」がいずれの年代でも上位だった。子育て世代の30代および40代では「テーマパーク」が3位。
国内宿泊旅行について意欲を持つ人は前回調査(2022年3月)と同様に6割程度を維持しました。また3割の人が今後の旅行の予定があると回答しており、これは2020年3月の調査開始以来の最高値でした。コロナ禍前に実施した旅行動態調査である「じゃらん宿泊旅行調査2020」での2019年に1回以上旅行に行った人の割合が54%であったことを踏まえると、現在の旅行意欲の値は相当に高い水準にあると考えられます。
6月10日からは海外ツアー客の受け入れも再開したように、旅行に関しては着実に緩和ムードが広がっています。国内宿泊旅行に関しても大きな変化がない限りはコロナ禍で控えていた旅行を再開する流れが進むでしょう。今夏の国内宿泊旅行については、回答者全体の実に4割程度が意欲的でした。年代別にみると特に20代が活発であり、同行者には「友人・知人」を挙げる割合が1位で、30代と40代の子育て世代では目的に「テーマパーク」を挙げた割合も高いです。コロナ禍でできなかった交友活動や家族行事を行いたいという思いが表れていると言えるでしょう。
研究スタッフ 五十嵐 大悟
調査目的
旅行者の旅行意欲や行動予定を定期的に聴取し、地域および宿泊施設を主とした具体的施策に役立て、旅行マーケットの拡大に貢献する。
調査対象者
マクロミル会員モニター全国の20歳~79歳 1,652人
性別および年代(20・30代/40・50代/60・70代)による均等割付を実施
調査時期
第13回:2022年5月27日(金)~2022年5月29日(日)
調査機関
マクロミル
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