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高校生の進路選択に関する調査「進学センサス2022」「アドミッション・ポリシー」編

株式会社リクルート

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株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)が運営する『リクルート進学総研』(所長:小林 浩)では、高校生の進路選択の現状を明らかにするため、進路選択行動の時期やプロセスを中心に、進路選択に際しての情報源、学校主催イベント、出願状況についての調査を実施致しました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部をご報告致します。本調査によるリリースは「進路選択行動」編、「アドミッション・ポリシー」編の計2つあり、本リリースは「アドミッション・ポリシー」編です。

アドミッション・ポリシーの認知度の経年変化

・認知は9割を超え、多くの高校生がアドミッション・ポリシーを知っていると回答。(高校教員「認知」は96.5%)
・アドミッション・ポリシーを認知している人のうち、「名前も意味も知っており、個別大学について調べたことがある」は67.4%で、約7割の高校生が個別大学のアドミッション・ポリシーを調べた経験がある。経年で見ると16.3ポイント増加しており、“アドミッション・ポリシーを調べる”高校生が増加している。

志望校検討時におけるアドミッション・ポリシー役立ち度の経年変化

・「個別大学について調べたことがある」高校生のうち、84.9%が“志望校検討時”にアドミッション・ポリシーは役に立ったと回答。(高校教員「進路指導で活用」は71.3%)
・アドミッション・ポリシーが役立った人のうち、「非常に役に立った」を経年で見ると、ほぼ変化はなく増えていない。

参考:アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)とは
各大学、学部・学科等の教育理念、ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)、カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方式)に基づく教育内容等を踏まえ、どのように入学者を受け入れるかを定める基本的な方針であり、受け入れる学生に求める学習成果(「学力の3要素※」についてどのような成果を求めるか)を示すもの。 
※学力の3要素:(1)知識・技能、(2)思考力・判断力・表現力等の能力、(3)主体性を持って多様な 人々と協働して学ぶ態度→現在、全ての大学において、1. アドミッション・ポリシー、2. カリキュラム・ポリシー、3. ディプロマ・ポリシーの3つの方針を一貫性あるものとして策定し、かつ公表が義務化されている。(2017年4月1日施行)
文部科学省ホームページより引用

調査概要

■調査目的:高校生の進路選択プロセス(行動・意識)の現状を把握する
■調査期間:2022年3月4日~4月5日 投函・インターネット回答締め切り
■調査方法:郵送調査+インターネット調査
※調査票を郵送、回答を記入の上郵送または記載のURLからインターネット回答
■調査対象:調査開始時点で2022年に高校を卒業見込みの全国の男女210,000人
令和3年度学校基本調査の「全日制・本科3年生生徒数(県別)」、「中等教育学校・後期課程3年生(県別)」を基に、リクルートが保有するリスト(※)より調査対象とする数を抽出
(※)リクルートが保有するリストとは、リクルートが運営する『スタディサプリ』会員リスト
■有効回答数:14,968人(回答率7.1%) うち、本プレスリリースでは大学進学者10,841人が対象
≪2019年同調査概要≫
・調査期間: 2019年3月18日~4月11日 投函締切  ・調査方法:郵送調査
・調査対象:調査開始時点で2019年に高校を卒業見込みだった全国の男女50,000人。割付方法は2022年調査同様
・有効回答数: 2,819人(回答率5.6%) うち、本プレスリリースでは大学進学者2,071人が対象

※出版・印刷物、WEBサイトなどへデータを転載する際には、“「進学センサス2022」リクルート進学総研調べ”と明記ください

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