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転職市場動向レポート発表 中途採用・転職活動の最新状況を解説 全15業界

株式会社リクルート

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株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)は、『リクルートエージェント』の転職データと各業界に精通したコンサルタントの知見を基に、主要業界の求人・求職者の動きをレポートしています。新型コロナウイルス感染症の拡大に備える改正特別措置法に基づいた初の緊急事態宣言から2年半以上が経過し、転職市場がどう変化しているのか。転職市場の今を、多様な領域担当の視座に立ってレポートしていきます。
※こちらのレポートは7月~8月取材時の情報を基に作成しております。
各業界の採用動向に精通したスタッフより、詳細についてお伝えすることも可能です。

レポート本編はこちら

15業界のサマリ

・IT通信
人材獲得のため、未経験採用・シニア採用・働き方の柔軟性向上などさまざまな施策が進む。
求職者はサステナビリティへの関心が高まる。副業の経験もアピール材料に。

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※レポートでは業界ごとに、上記の「転職マーケット割合」「転職者数推移」が掲載されています。

・コンサルティング
過去最高水準の採用数を予定。働き方の柔軟性も高く異業界異職種からの転職も増加。
求職者のニーズも多様化。社会貢献性を重視する若者を惹きつける。

・インターネット
採用は非常に活発。営業職は異業界からの採用も進む。新しい領域の求人も。
リモートワークや副業可は当たり前の条件に。副業の経験が転職で活きることも。

・自動車
業界全体として、過去最大レベルの求人量。採用ポジションにも広がりが。
ソフト・デジタル分野の採用では、働き方の柔軟性への対応も今以上に求められる。

・総合電機・半導体・電子部品
企業はITやAI関連の人材を獲得するためにも働き方の柔軟性向上が必須。
採用は先端領域へ。求職者も働き方の柔軟性を求める。

・環境・エネルギー(グリーン)/サステナビリティ
社会全体としてグリーンへの意識が高まり、対応する企業も増え求人も増加。
求職者は、働き方を重視。どのようなキャリアやスキルを身に付けられるかを見極めている。

・化学
過去最高レベルの求人量。引き続き活況だが、充足へは変化対応できるかがカギに。
求職者は事業・商材の将来性に注目。一人ひとりに合った「働き方」の柔軟性も求める。

・医療・医薬・バイオ
求人は堅調に推移。MRは大量採用計画と早期退職が同時に進む。
求職者はリモート環境を求める傾向に。異業界への転職も叶っている。

・建設・不動産
ゼネコンからの人材流出が起こっており、働き方改革が切実な課題。
求職者は、現状の過酷な労働環境から少しでも働きやすい環境を求めている。

・銀行・証券
銀行・証券ともに採用は非常に活発。求める人材は専門職へとシフト。
求職者の選択肢も広がっており、同業界内、異業界へも活躍の場が広がっている。

・生保・損保
生保:CXへの対応が急務。DXやCX企画が求められる。営業に求められる業務も変化。
損保:新規事業の広がり次第ではさらに異業界からの採用も進む。

・消費財・総合商社
消費財:EC領域と物流領域に注力。マーケット環境や法律の変化に対応する動き。
総合商社:採用は活況で募集ポジションも多様化。通年採用に近づく動きも。

・外食・店舗型サービス
採用は回復。人材確保のため働きやすさを整えていく動き。
「地域限定社員」や、本社求人ではフレックスやリモートワークも導入が始まる。

・人材・教育
人材不足を背景に採用は非常に活況。働き方の柔軟性への対応は急務。リモート環境を整備できるかがカギ。教育業界ではさまざまな経歴の方が教室長として採用される。

・ベンチャー領域
全体として非常に活況。ヘルスケア領域やリテールテック領域の伸びも顕著。
求職者は既に働き方も柔軟になってきており、副業と本業のバランスをうまくとる方も。

【レポート作成概要】
■ヒアリング期間:2022年7月~2022年8月
■ヒアリング対象:『リクルートエージェント』コンサルタント、リクルーティングアドバイザー、キャリアアドバイザー、マネジャー

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