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リクルート、生活者と事業者の“行動・考え方”を調査し、社会構造の変化を明らかにする「よのなか調査」を開始

株式会社リクルート

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株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)は、リクルートの事業領域にとらわれず、生活者と事業者の“行動・考え方”を調査し、社会全体の構造的な変化を明らかにする「よのなか調査」を開始します。今回、初回調査として全国1万人の生活者を対象に「よのなか調査(生活者編)第1回」を実施しましたので、その結果を発表致します。

初回調査として全国1万人を対象に実施した「よのなか調査(生活者編)第1回」を発表

「よのなか調査(生活者編)」とは

リクルートは、一人ひとりが輝く豊かな世界の実現を目指し、さまざまな事業領域におけるサービスを通じて「まだ、ここにない、出会い。」を届けたいと考えています。各事業領域における生活者や事業者を取り巻く環境を深く知り、それらを踏まえたサービスの改善や提供価値の最大化を目指すため、これまで各事業領域に設けた専門調査機関で市場調査を実施し、さまざまな情報を発信してまいりました。
このたび、新たに開始する「よのなか調査」は、リクルートの事業とは直接関係しない領域も含めたより広い“よのなか”における生活者と事業者の“行動・考え方”を調査し、社会構造の変化を明らかにすることを目的とした、新しい試みです。「よのなか調査」は、「よのなか調査(生活者編)」や「よのなか調査(事業者編)」、「よのなか調査(従業員編)」のように調査対象を分けて実施予定です。
「よのなか調査(生活者編)」は、調査項目が “日常行動”、“生活様式”、“考え方”など多岐にわたります。その初回として実施した「よのなか調査(生活者編)第1回」から、今回は全体像を例示する調査データをご紹介いたします。今後は、テーマごとに分析した調査結果を複数回にわたって発表していく予定です。

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調査概要

調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の15~69歳の生活者
有効回答数:10,277人
調査実施期間:①2022年3月19日(土) ②2022年3月26日(土)の2回に分けて実施
調査機関:株式会社マクロミル(マクロミル保有の調査モニターを対象に実査)

調査結果

    <行動の実態>
  1. 1年以内に検討もしくは実施したアクションは、「国内旅行」が最も高かった。10代は「自分の教養のための学習・習い事」、20代は「転職」、30~50代は「長期的に利益を得るための金融投資」、60代は「車の入手」が「国内旅行」の次に高かった。
  2. 1年以内に検討もしくは実施したアクションの完遂率は、「入籍・結婚」「賃貸の契約」「長期的金融投資」などが7割を超える一方、「起業」や「海外旅行」は約2割にとどまった。
  3. 情報収集に使うメディアは、「いち早く世の中のできごとや動きを知る」「世の中の動きについて信頼できる情報を得る」「趣味・娯楽に関する情報を得る」のいずれの場合も「テレビ(地上波)」が最も高い。「趣味・娯楽に関する情報を得るメディア」では、10代と20代は「テレビ(地上波)」ではなく、「SNS」が最も高くなった。
  4. 情報収集をするときにやるべきだと思っていることは「複数の情報を比較して、真偽を確かめること」、「情報の発信元が信頼できる人・メディアなのかを確認すること」、「集めた情報が古くないかを確認すること」の順に高かった。
  5. 「よく交流している+ある程度交流している」の割合が高いのは「自分の親」「配偶者」「自分の兄弟姉妹」といった家族。家族以外では、「学生時代や幼少期の友人」が最も高い。
  6. 交流することの最も多い「自分の親」について、男性×父親は10代を除き「厳格な親子関係」の割合が高く、女性×母親は「友達のような親子関係」が高い。また、若い年代ほど父母関わらず「友達のような親子関係」が高い傾向がある。

  7. <考え方の実態>
  8. 日常の中で「幸福度」を10点満点で評価した場合、平均は6.1点。10点は、10代では1割近くいるが、年を重ねるごとに割合が低くなる傾向。
  9. 仕事の満足度を10点満点で評価した場合、平均は5.7点。年代別でみると、60代が他の年代に比べて高いが、20~50代はほとんど変わらない。また、仕事の満足度は日常における幸福度と相関関係にある。
  10. 物事の捉え方・考え方について、それぞれ近い方を選んでもらうと、「楽観志向」と「悲観志向」や、「技術重視」と「人重視」、「仲間重視」と「ひとり重視」で、それぞれ二分する結果となった。
  11. LGBTQ+の人は、全体で1割を超える。中でも、10代と20代は約2割。
  12. 出会い・恋愛・結婚に関する考え方について、最も高かったのは「結婚して子どもがいなくてもかまわないと思う」。また、「同棲・事実婚」「同性カップル」「外国人との結婚」など多様なパートナーを認める回答をした割合は、特に女性10代で高い。
  13. 親子・夫婦・家族に関する考え方について、「家事は夫婦で協力して行うべきである」が最も高く、半数以上が選んだ。
  14. 子育てに関する考え方について、「子どものしつけは親の責任であると思う」が最も高く6割に達した。
  15. さまざまなデータをもとにした「おすすめ機能」について、「参考にしたい」「やや参考にしたい」と回答した割合は、「病院・クリニック」「旅行先」が約75%であるが、「交際相手・結婚相手」や「結婚式場」、「美容院・ネイルサロン」などは50%を切っている。

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