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転職市場動向レポート「2023年 転職市場の展望」発表 中途採用・転職活動の最新状況を解説 全15業界

株式会社リクルート

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株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)は、『リクルートエージェント』の転職データと各業界に精通したコンサルタントの知見を基に、主要業界の求人・求職者の動きをレポートしています。新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続く中、転職市場がどう変化しているのか、そして2023年はどのような動きが予想されるのか。転職市場を多様な領域担当の視座に立ってレポートしていきます。

※こちらのレポートは11月~12月取材時の情報を基に作成しております。
各業界の採用動向に精通したスタッフより、詳細についてお伝えすることも可能です。

レポート本編はこちら

15業界のサマリ

・IT通信
濃淡はあるが、全体としては引き続き活況。エンジニア不足は顕著。ビジネス職種の求人増。
未経験でIT業界を目指す方が増加。経験者は、求人が多いからこそ応募先の見極めを。

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※レポートでは業界ごとに、上記の「転職マーケット割合」「転職者数推移」が掲載されています。
今回は、「転職マーケット割合」を更新しています。

・コンサルティング
業界全体で見ると採用意欲は引き続き高い。案件の多様化に伴い求人も増加。
未経験からコンサルタントを目指す方が増加。働き方はより柔軟に。

・インターネット
営業職を中心に引き続き求人は活況。採用上のコミュニケーション設計が重要に。
求職者は引き続き柔軟な働き方や制度を求める。

・自動車
採用は活況。来期の量産に備え、採用ターゲットを広げての積極採用も。
求職者は働き方の柔軟性を重視し、所属企業の対応次第で転職に踏み切る方も。

・総合電機・半導体・電子部品
企業によって状況は異なるが総じて活況。大量採用のための採用体制の再構築が急務。
求職者は勤務地をはじめとした働く場所や時間の柔軟性を求める。

・環境・エネルギー(グリーン)/サステナビリティ
社会の関心は高まり続け採用も過熱。セクターを越えた転職も求められる。
求職者の関心は高い一方で、ターゲットは少なく経営視点も求められる。

・化学
採用は引き続き活況。女性管理職の採用ニーズも広がり始める。
求職者はベンチャーに関心を持つ方が以前よりも増えている傾向にある。

・医療・医薬・バイオ
採用が落ち着いたポジションもあるが、総じて求人は多い。
求職者は営業経験者が増え、異業界へのチャレンジには医療業界の知識+αが必要に。

・建設・不動産
グリーン関連の求人が増加。求人は多い状況。労働環境懸念での人材流出は止まっていない。
求職者は、DXやグリーン関連に関心。慎重になりつつも働き方懸念での転職活動は増加。

・銀行・証券
銀行・証券ともに採用は活発。人事制度も整いつつあり積極採用が続く見通し。
求職者は同業他社への転職でも環境を変えられる状況に。

・生保・損保
生保:DX関連ポジションを中心に採用職種は幅広い。リテンションに課題。
損保:ビジネス範囲の広がりに応じて求人も多様化。

・消費財・総合商社
消費財:来期以降を見据えて採用が回復傾向に。営業職のニーズが高まっている。
総合商社:ビジネスの多角化により、多様な領域・職種で新規求人が増加。

・外食・店舗型サービス
採用は活況。多様な職種で求人が増えている。
DXへの取り組みや働き方の改善など、社員が働き続けられる環境づくりが重要。

・人材・教育
人材・教育ともに採用は引き続き活況。
求職者に対しては、他業界にはない魅力をしっかり訴求することが重要。

・ベンチャー領域
マーケティング職のニーズが増加。拡大を見据えた企業は自社を客観視できるかがカギ。
求職者はキャリアを長く捉え始めており、戦略的にスキルを身に付けている方が活躍。

【レポート作成概要】
■ヒアリング期間:2022年11月~2022年12月
■ヒアリング対象:『リクルートエージェント』コンサルタント、リクルーティングアドバイザー、キャリアアドバイザー、マネジャー

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