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企業人事の採用に関する調査 第1弾 中途採用の現状、採用は難化傾向が続く

株式会社リクルート

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株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)は、企業の人事担当者に調査を行いました。年々人手不足感が加速する中、中途採用の重要性は増しています。現在の人事の方々はどのような中途採用を行っているのか、どんな課題があるのかを明らかにするために調査分析をしましたのでご報告します。調査期間は2023年3月30日(木)~3月31日(金)、回答数は840人です。

中途採用の実績、背景、部門、職種、工夫や採用成功の特徴

解説 HR統括編集長 藤井 薫

構造的な人材不足が叫ばれる中、企業はどう中途採用に向き合っているのか? 企業の人事担当者840人の声から、中途採用の現状・課題・打ち手についてまとめました。
明らかになったポイントは、以下の通りです。

【中途採用難易度】前年度と比較して難易度が上昇(43.3%の人事が実感)。採用競合の増加も実感
【採用成功の工夫】残業削減などの働き方改革、テレワークなどの働き方の柔軟性向上が回答上位
【中途採用の実績】過去3カ年と比較して増加(27.8%が増えたと回答) 
【中途採用の背景】専門スキル人材の確保と既存事業の拡大が回答上位
【中途採用の部門】営業、販売、企画・マーケティング、IT、生産まで、多岐にわたっている
【採用成功の特徴】現場責任者と人事部の関係性が良い 

各社とも事業強化のために、多様な部門で、専門スキル人材の中途採用を拡大しています。
それに伴って、採用の難易度が上がっているため、働き方の柔軟性を上げる工夫を実践し、加えて、採用活動に現場責任者が積極的に関わる企業が出てきていることが分かります。複数の内定先企業を比較し、自らの生き方・働き方に合った職場を見定めている求職者からいかに選ばれるか? 企業の魅力訴求の粒度と採用活動の深度が、今後の中途採用の成否を分けるカギとなるでしょう。

人事は、中途採用全体の難易度が上がっていると感じており、採用競合も増えていると感じている

2022年度の中途採用全体の難易度が上がっていると感じている割合は、「難しくなった」「やや難しくなった」を合わせて43.3%となった。また、過去3カ年と比べても、採用競合が増えていると感じている割合は「非常に感じる」「やや感じる」を合わせて54.2%となった。

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調査概要

調査方法:インターネット調査
調査対象:2022年度に中途採用を実施した企業の人事担当者
有効回答数:840人
調査実施期間:2023年3月30日(木)~3月31日(金)
調査機関:リクルート

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