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就職プロセス調査(2024年卒)「2024年3月度(卒業時点)内定状況」

株式会社リクルート

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株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)のより良い就職・採用の在り方を追究するための研究機関・就職みらい研究所(所長:栗田 貴祥)は、就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。

3月卒業時点の就職内定率は96.8%で、前年同水準。
就職確定先から内定を取得した時期のピークは4月。5~6月がピークだった前年に比べ早まる

初めて面接選考を受けた時期は、2023年2月までの累計が67.1%、5月までの累計が92.7%

3月卒業時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率※1は、96.8%(0.0ポイント)※2と前年と同水準となりました。2024年卒の就職活動を振り返ります。まず、民間企業への就職確定者について、初めて選考(本選考における面接)を受けた時期は2023年2月までの累計が67.1%、5月までの累計が92.7%で、政府が定める就職・採用活動の日程に比べて大きな乖離がある結果となりました。次に、内定取得時期について、初めて内定を取得した時期を見ると、最も割合が高い時期は卒業年前年の「3月」で前年同様の結果となりました。また、就職確定先から内定を取得した時期は、前年は「5月」「6月」が最も高かったのに対し、24年卒は「4月」が最も高くなりました。今回の結果から、初めて内定を取得した時期に前年からの大きな変化はない一方で、就職確定先の内定取得時期のピークが早まっていることが分かります。このことから、企業の選考や内定出しのスケジュールが「早期化」しており、学生は前年に比べてより早い時期に、志望度の高い企業の内定を取得している様子がうかがえます。現行の政府が定める就職・採用活動の日程と実態に乖離が広がる状況で、学生が学修時間等を確保しながら混乱せず就職活動に取り組むことができているのか、現状を踏まえて議論を進めるべき時期に来ているのではないかと考えます。
※1 内々定を含む ※2 ( )内数値は前年同月差 

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調査概要

調査方法:インターネット調査
調査対象:2024年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2024』にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生4,563人(内訳:大学生3,573人/大学院生990人)
有効回答数:大学生 964人/大学院生 331人
調査実施期間:2024年3月15日~3月18日
調査機関:就職みらい研究所

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