外食市場調査2018年8月度
2018年09月28日
株式会社リクルートライフスタイル
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2018年8月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。
概況
2018年8月の外食市場規模は3,502億円(前年同月比+226億円・東名阪3圏域計)
外食実施率・頻度・単価とも前年超えし、市場規模は大幅増加
外食単価は2,509円で、8月としては調査開始以来過去最高
【今月のポイント】
1. 外食市場規模は、前年同月比+226億円の大幅増加
2. 外食実施率・頻度・単価とも前年同月比プラス。外食単価は2,509円で、8月としては過去最高
2018年8月の外食市場規模は、3圏域合計で3,502億円。前年同月比(以下、前年比)は+226億円で、2カ月ぶりに前年を上回った。外食実施率・頻度・単価の3指標が2カ月ぶりにそろって前年越えし、3圏域合計の市場規模は前年比+226億円の大幅増加。特に外食単価の2,509円は2012年10月の調査開始以来、8月としては過去最高を記録した。カレンダー上は祝日が土曜に重なり前年に比べると不利な面もあったが、8月前半の猛暑などで飲酒需要が喚起されたためか、「居酒屋」「スナック、ナイトクラブ、キャバレー」などの業態で利用回数・単価とも伸びた。業態別の市場規模では、主要16業態中15業態が前年比プラスであった。最も伸びた業態は「居酒屋」(前年比+53億円)。「中華料理店」「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」は13カ月連続して市場規模が前年比プラスと引き続き好調を維持している。
【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
● 2018年8月の外食(※1)実施率は 78.0% (前月比増減 +1.9pt、前年比増減 +1.5pt)
● 2018年8月の外食頻度(※2)は 4.32回/月 (前月比増減 -0.01回、前年比増減 +0.10回)
● 2018年8月の外食単価は 2,509円 (前月比増減 -21円、前年比増減 +55円)
● 2018年8月の外食市場規模(※3)は 3,502億円 (前月比増減 +53億円、前年比増減 +226億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内でおこなった外食を対象としており、圏域外でおこなった外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(2016年4月から2017年3月までH26年人口推計、 2017年4月から2018年3月までH27年国勢調査人口、 2018年4月からH28年人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:+0.2%、首都圏:+0.4%、関西圏:-0.3%、東海圏:+0.1%
【圏域別】
● 外食実施率は、首都圏:77.3%(前年比増減 +1.9pt)、関西圏:78.8%(同 +1.5pt)、東海圏:79.2%(同 +0.1pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.52回/月(前年比増減 +0.16回)、関西圏:4.17回/月(同 ±0.00回)、東海圏:3.89回/月(同 +0.08回)
● 外食単価は、首都圏:2,578円(前年比増減 +115円)、関西圏:2,480円(同 -87円)、東海圏:2,276円(同 +77円)
● 外食市場規模は、首都圏:2,127億円(前年比増減 +220億円)、関西圏:932億円(同 -17億円)、東海圏:444億円(同 +25億円)
【業態別】(3圏域計)
● 業態別の市場規模は、【居酒屋】(前年比増減+53億円)、【和食料理店】(同+39億円)、【スナック、ナイトクラブ、キャバレー】(同+27億円)など主要16業態中15業態で前年を上回った。
● 【居酒屋】(延べ回数+133万回、単価+36円)、 【和食料理店】(延べ回数+44万回、単価+173円)、 【スナック、ナイトクラブ、キャバレー】(延べ回数+24万回、単価+843円)などそれぞれ延べ回数・単価ともに前年比で増加した。
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