外食市場調査2018年9月度
2018年10月30日
株式会社リクルートライフスタイル
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約9,500人を対象とする2018年9月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。
概況
2018年9月の外食市場規模は3,245億円(前年同月比-61億円・東名阪3圏域計)
外食市場規模は2カ月ぶりに前年比マイナス
60代の外食実施率・単価が低下
【今月のポイント】
1.外食市場規模は、前年同月比-61億円の減少。外食単価の前年比減などが響く
2.60代は男女とも外食実施率と単価がマイナス。60代女性の外食実施率は過去2番目に低い70.6%に
2018年9月の外食市場規模は、3圏域合計で3,245億円。前年同月比(以下、前年比)は-61億円で、2カ月ぶりに前年を下回った。外食頻度と単価が前年割れしたが、特に外食単価(前年比-63円)が響いた。性年代別では、60代で男女揃って外食実施率と単価が前年を割り込み、特に60代女性の外食実施率は2012年10月の調査開始以来、過去2番目に低い70.6%(前年比-2.1ポイント)。カレンダー上は土日祝の合計数が前年に比べると2日多く有利な面もあったが、天候面では2つの台風が本州に上陸したことが影響していると考えられる。
業態別の市場規模では、主要16業態中9業態が前年比プラスであった。最も伸びた業態は「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(前年比+38億円)。「中華料理店」は8月まで13カ月連続して市場規模が前年比プラスであったが、9月は14カ月ぶりに市場規模が前年比マイナスの192億円(前年比-9億円)となった。
【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
● 2018年9月の外食(※1)実施率は 75.9% (前月比増減 -2.1pt、前年比増減 +0.6pt)
● 2018年9月の外食頻度(※2)は 4.21回/月 (前月比増減 -0.11回、前年比増減 -0.01回)
● 2018年9月の外食単価は 2,455円 (前月比増減 -54円、前年比増減 -63円)
● 2018年9月の外食市場規模(※3)は 3,245億円 (前月比増減 -257億円、前年比増減 -61億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内でおこなった外食を対象としており、圏域外でおこなった外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(2016年4月から2017年3月までH26年人口推計、 2017年4月から2018年3月までH27年国勢調査人口、2018年4月からH28年人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:+0.2%、首都圏:+0.4%、関西圏:-0.3%、東海圏:+0.1%
【圏域別】
● 外食実施率は、首都圏:75.6%(前年比増減 +0.2pt)、関西圏:76.2%(同 +1.4pt)、東海圏:76.2%(同 +0.3pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.48回/月(前年比増減 -0.04回)、関西圏:3.98回/月(同 +0.05回)、東海圏:3.59回/月(同 ±0.00回)
● 外食単価は、首都圏:2,476円(前年比増減 -101円)、関西圏:2,562円(同 +29円)、東海圏:2,143円(同 -66円)
● 外食市場規模は、首都圏:1,984億円(前年比増減 -86億円)、関西圏:889億円(同 +34億円)、東海圏:372億円(同 -9億円)
【業態別】(3圏域計)
● 業態別の市場規模は、【焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店】(前年比増減+38億円)など9業態で前年を上回ったものの、【和食料理店】(前年比増減-31億円)、【スナック、ナイトクラブ、キャバレー】(同-25億円)、【フレンチ・イタリアン料理店】(同-24億円)などで前年を下回った。
● 先月まで13カ月連続して市場規模が前年比プラス推移の【中華料理店】は、14カ月ぶりに市場規模がマイナスに。
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