外食市場調査2018年11月度
2019年01月07日
株式会社リクルートライフスタイル
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約9,700人を対象とする2018年11月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告します。
概況
2018年11月の外食市場規模は3,436億円(前年同月比+86億円・東名阪3圏域計)
外食単価が11月の過去最高を記録し、市場規模も11月としては過去最大
「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」「居酒屋」など好調
【今月のポイント】
1.外食市場規模は、2カ月連続の前年比増加。11月としては過去最高の市場規模を記録
2.外食単価は2,568円。2013年度の調査発表開始以来、11月としては過去最高額を記録
2018年11月の外食市場規模は、3圏域合計で3,436億円。前年同月比(以下、前年比)は+86億円で、2カ月連続して前年を上回った。2013年度の調査発表開始以来、11月としては最大の市場規模だった。外食実施率は前年を下回ったものの、外食頻度・単価が前年を上回った。外食単価は3カ月ぶりに前年超えし、11月としては調査開始以来最高額を記録したことが、市場規模を押し上げた大きな要因。圏域別に見ても、外食実施率が前年割れ、外食頻度と単価が前年超えと、3圏域とも同じ動きを見せた。カレンダー上は土曜日と祝日が重なる不利な面もあったが、全国的に好天に恵まれたことは好材料だった。
業態別の市場規模では、主要16業態中10業態が前年比プラスであった。「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」「居酒屋」などが好調。「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」は16カ月連続で市場規模が前年超え。
【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
● 2018年11月の外食(※1)実施率は 76.3% (前月比増減 -0.9pt、前年比増減 -0.8pt)
● 2018年11月の外食頻度(※2)は 4.23回/月 (前月比増減 +0.06回、前年比増減 +0.08回)
● 2018年11月の外食単価は 2,568円 (前月比増減 +71円、前年比増減 +37円)
● 2018年11月の外食市場規模(※3)は 3,436億円 (前月比増減 +106億円、前年比増減 +86億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内でおこなった外食を対象としており、圏域外でおこなった外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(2016年4月から2017年3月までH26年人口推計、 2017年4月から2018年3月までH27年国勢調査人口、 2018年4月からH28年人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:+0.2%、首都圏:+0.4%、関西圏:-0.3%、東海圏:+0.1%
【圏域別】
● 外食実施率は、首都圏:75.8%(前年比増減 -1.2pt)、関西圏:77.1%(同 -0.2pt)、東海圏:76.9%(同 -0.3pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.44回/月(前年比増減 +0.07回)、関西圏:4.09回/月(同 +0.05回)、東海圏:3.72回/月(同 +0.16回)
● 外食単価は、首都圏:2,576円(前年比増減 +19円)、関西圏:2,672円(同 +49円)、東海圏:2,328円(同 +103円)
● 外食市場規模は、首都圏:2,050億円(前年比増減 +26億円)、関西圏:964億円(同 +25億円)、東海圏:422億円(同 +35億円)
【業態別】(3圏域計)
● 業態別の市場規模は、【焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店】(前年比増減 +39億円)、【居酒屋】(同 +31億円)など10業態で前年を上回った。
● 【焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店】(延べ回数 +116万回、単価 +3円)、【居酒屋】(延べ回数 +37万回、単価 +81円)などは延べ回数・単価ともに増加した。
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