2015
Jul
28
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2015年7月28日 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
株式会社リクルートマーケティングパートナーズ(本社:東京都中央区 代表取締役社長:山口 文洋)が運営するオンライン教育サービス『受験サプリ』は、ハーバード大学マイケル・サンデル教授とコラボレーションし、『お金と道徳について議論をする哲学講座』を開始しましたのでお知らせいたします。あらゆるものがお金で買えるようになった市場主義社会の中で、お金では買えないもの、買うべきではないものとは何があるでしょうか。テーマパークでのファストパスや大学入学をお金で買うことの是非、など高校生でも身近な事例を交えながら議論を深めていきます。途中で動画を止めて議論を重ねる講義スタイルとなりますので、ご自宅や自習環境ではもちろん、学校現場でのアクティブラーニングの導入や推進にもご活用いただけるサービスを目指します。
▼『受験サプリ』はこちら
https://jyukensapuri.jp/
受験サプリは「教育における地域格差・経済格差の不を解消したい」というビジョンを掲げて2011年11月にサービスを開始。累計150万人が利用するサービスとなりました。約700校の高校現場でも導入して頂き、中学の学び直しからトップレベルの大学受験までオンラインの映像コンテンツを揃えました。『受験サプリ』はこれまで、「未来を担う高校生たちに、基礎教育の提供だけでなく今後必要となる21世紀型能力の育成にも貢献していきたい」という想いで藤原和博氏の「よのなか科」、ガー・レイノルズ先生による「プレゼンテーションの技術」等の未来授業を提供してまいりました。
今回NHKのハーバード白熱教室でも有名な政治哲学の世界的権威であるマイケル・サンデル氏を招聘し、名著”What Money Can’t Buy“(それをお金で買いますか [早川書房刊])を元に、お金と道徳に関する高校生向けの特別講座を制作しました。 『受験サプリ』は、全世界の高校生が「正解のない問い」に対して自分の解を考え、作り、提案できるような社会の実現をこれからも追求していきます。
マイケル・サンデル教授による哲学講座『お金では買えないもの』は、イントロダクションと約10分の講義6本立ての構成となっております。現代の私たちの社会ではお金や市場を中心とした考え方が個人の生活をますます支配しつつあり、車や液晶テレビといった商品だけでなく、人間関係や家族や社会・市民生活など人生のさまざまな側面にその影響は及んできています。全6回の講義を通して、道徳をめぐる重要な問題、お金が果たすべき役割について議論を深めていきます。誰かと議論し共に物事を考えることで、私たちが信じる価値観やその理由を発見することを目指します。
▼詳細ページはこちら
https://jyukensapuri.jp/rnet/LP/pc/sandel/
※スマートフォンの方はこちら:https://jyukensapuri.jp/rnet/LP/sp/sandel/
Michael J. Sandel (マイケル・サンデル)
ハーバード大学 政治哲学教授。学生たちとの対話形式で行われる政治哲学の講義「ジャスティス(正義)」は、ハーバード大学史上、最多の履修者数を記録した人気講義。講義の名手として人気を博し、日本ではNHKの「ハーバード白熱教室」などで話題に。著書はベストセラーの「これからの『正義』の話をしよう」や「それをお金で買いますか」(早川書房刊)など。
【講師からのメッセージ】
みなさんには、この講義を、道徳的な問題について誰かと一緒に考え、議論する良い機会にしてもらい、大いにチャレンジし、刺激を受け合ってほしいと思っています。道徳をめぐる難しい問いに対しては、意見が対立することもあるかもしれません。しかし、論理的に物事を考える習慣を身につけ、人の意見に耳を傾ける能力を養うことは、市民生活において、そして社会の一員としてとても重要なことだと私は思います。
講義1 Just Prices 正当な値段とは
講義2 Paying to Jump to the Front of the Line お金を払って行列に割り込む
講義3 The Use of Cash Incentives 金銭的インセンティブを使うべきか
講義4 Is my Body my Property? 私の体は私のモノなのか
講義5 The Difference between a Fine and a Fee 罰金と料金のちがいとは
講義6 What Money Can Buy and Cannot Buy お金で買うべきものと買うべきでないもの
サンデル教授の哲学講座では、1つの講義が、問い(約2分)と具体的な事例を交えた回答案や哲学的な思考方法の解説(約8分)の2部で構成をしております。いつでも自由に動画を止めて、周りの人々とディスカッションできるのが特徴となります。 高校の道徳の授業やディベート形式のアクティブラーニングの授業コンテンツとしてご利用いただくことができます。英語版を英語の通常授業やディスカッションにご活用頂くことも可能です。学校の授業へ導入し、高校生の21世紀型能力育成に受験サプリを役立てて頂ければと考えます。
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高校での導入が進むアクティブラーニングを応援。藤原和博氏『よのなか科』に続く高校生の生きる力を育む未来授業。マイケル・サンデル教授による『哲学講座』をリリース