就職プロセス調査(2022年卒) 「2021年2月1日時点 内定状況」就職内定率は9.9%、前年同月差は+0.9ポイント。 新型コロナウイルス禍の影響が続く中、前年同水準の結果に

株式会社リクルートキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐藤学)のよりよい就職・採用のあり方を追究するための研究機関・就職みらい研究所(所長:増本全)は、就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。

本件の詳細はこちらをご覧ください。
20210212_01.pdf(435.3KB)

就職内定率は例年並みの水準。21年卒に引き続き、就職活動のWeb化が進む

2月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率※1は、9.9%(+0.9ポイント)※2と2月調査を実施している16年卒以降過去最高となりました。各活動の実施率を見ると21年卒2月1日時点と比べても、「個別企業の説明会・セミナーのうちWeb上で開催されるものに参加した」「Web上での面接を受けた」の割合が高く22年卒学生の就職活動においてWeb上での活動の比重が高まっていることが見受けられます。就職内定率を文理別で見ると、文系は10.1%(+2.6ポイント)、理系は9.5%(-3.0ポイント)と文理で若干の傾向の違いが見られました。文理別で各活動の実施率を見ると、「Web上での面接を受けた」が文系で45.8%(+32.4ポイント)であったのに対し、理系は34.7% (+17.6ポイント) とWeb選考の伸び率に差が見られました。21年卒において伸びてきたWeb上での就職/採用活動ですが、22年卒においてはインターンシップ時期からWeb上での活動が見られ、学生、企業ともにWebに慣れていると考えられます。21年卒ではWebの活用が広がっていない中、2020年4月の緊急事態宣言以降に対面での選考が難しくなったため、採用選考スケジュールが後ろ倒しになりました。その結果、5月以降は内定率が前年同月を下回りました。一方、22年卒ではすでにWebの活用が広がっているため、前年のように採用選考スケジュールが後ろ倒しになることは考えにくい状況です。エントリーシートの締め切りや、面接選考の時期などは前年よりも早くなることが考えられます。学生の皆さんにおいては十分に準備し、3月以降の活動に備えましょう。

※ 1 内々定を含む
※ 2 ( )内数値は前年同月差

本件の詳細はこちらをご覧ください。
20210212_01.pdf(435.3KB)