新規事業提案制度「Ring」

新規事業・ナレッジマネジメント

自ら発見した“不”を起点に、新しい価値を創造する

Ring(リング)とは、1982年にスタートした、リクルートグループの新規事業提案制度で、「新しい価値の創造」という経営理念を体現する制度のひとつです。入社1年目から経験豊富な従業員まで、事業開発経験を問わず誰もが自由意志で応募でき、リーダーがリクルート社員であれば社外の方も参加可能です。一人ひとりの好奇心や違和感から生まれたアイデアをチームで磨き上げ、複数の審査を経て実効性の高い事業計画へと発展させていきます。

リクルートは、環境変化を捉え、社会に対する価値を追求し続けることが個と組織の成長の原動力であると考えています。その一環として2026年度は、AI活用が当たり前になる世の中を見据え、AI時代の顧客体験を追求する「カスタマーAI部門」をRing内に新設。さらにAIハッカソン「Hack」を立ち上げました。

新規事業提案制度「Ring」

入社1年目から経験豊富な従業員まで、事業開発経験に関係なく、自分の自由意思で応募できる新規事業提案制度です。起案リーダーがリクルート従業員であれば、社外の方もメンバーとして参加できます。

自由テーマ部門

過去の枠組みを超えた自由な発想での新規事業提案を求める部門です。現在のリクルート事業の枠にとらわれない発想で、新たな価値創造を目指します。

  1. 1

    予選(エントリーシート提出)

    提案先部門と新規事業開発室が、磨き込みたいアイデアを選出

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    一次審査(動画プレゼン)

    提案先事業の役職者が自部門への受入可能性を判断

  3. 3

    二次審査(対面プレゼン)

    提案先事業の責任者が自部門への受入可否を判断

  4. 4

    最終承認

    事業化検証の継続を経営承認

  5. 5

    提案先部門へ兼務発令

    兼務発令後、事業化検証を本格始動

カスタマーAI部門

2026年度の新設部門。AI時代の新たな顧客体験を起点とした事業開発提案を求める部門です。顧客行動の変化の兆しを捉え、新しい顧客体験を創造することを重視します。

  1. 1

    予選(エントリーシート+モック提出)

    新規事業開発室にて審査、プロトタイプの添付は任意

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    カスタマー投票

    リクルートID会員のβテストで「顧客に受け入れられるか」を検証

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    一次審査(ピッチ)

    カスタマー投票の結果も踏まえ、新規事業開発室にてニーズの有無ならびにUI/UXを評価し、選出・判断

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    最終承認

    事業化検証の継続をプロダクト戦略担当役員が承認

  5. 5

    新規事業開発室へ兼務発令

    事業化に向けた論点整理・プランのブラッシュアップを本格始動

    兼務発令後は新規事業開発室の開発環境・検証基盤の利用が可能

AIでも、人でも、両面から支援

Ringでは、壁打ち相談によるブラッシュアップを大切にしており、社内の知見者とディスカッションを行い、フィードバックをもらって事業プランを磨く機会(「Ring Meet」)を提供しています。2023年からはAIによるフィードバックも導入し、親しみやすい”ももたろうシリーズ”としてAIツールを展開。2026年からはアイデア着想のタイミングからサポートをする「BACKCAST AI」も公開しました。プランニングの前半は自分ひとりでも高速で思考実験を繰り返せるようにAI化、最後のブラッシュアップは人間と壁打ち相談で深める仕組みとして提供しています。

審査までの流れと各ステップの支援を示した図。1.アイデア着想:AI「BACKCAST AI」でアイデア着想を支援 2.調査:AI「AIしらべるイヌ」で競合調査を支援 3.プランニング:AI「AIかべうちサル」でプランニングを支援 4.フィードバック/ブラッシュアップ:人「Ring Meet」で社内有識者による壁打ち 5.エントリー:AI「AIみなおしキジ」で提出前レビュー 6.審査:AI「AI審査エージェント」でAIが多角的にフィードバック 審査までの流れと各ステップの支援を示した図。1.アイデア着想:AI「BACKCAST AI」でアイデア着想を支援 2.調査:AI「AIしらべるイヌ」で競合調査を支援 3.プランニング:AI「AIかべうちサル」でプランニングを支援 4.フィードバック/ブラッシュアップ:人「Ring Meet」で社内有識者による壁打ち 5.エントリー:AI「AIみなおしキジ」で提出前レビュー 6.審査:AI「AI審査エージェント」でAIが多角的にフィードバック

BACKCAST AI(アイデア着想支援)

AIが生成した未来シナリオを起点に、バックキャスト思考で新規事業アイデアの発想をサポートするツール。自分だけのオリジナルシナリオの生成も可能。

ももたろうシリーズ(目的特化型AI)

しらべるイヌ(競合調査支援)・かべうちサル(プランニング支援)・みなおしキジ(提出前のプランシートレビュー)が起案者のWillをサポート。

Ring Meet

特定領域のプロや事業開発経験者など、社内のスペシャリストに組織を超えて壁打ち相談を依頼できる仕組み。マッチングシステムにより、アイデア段階の相談から、専門領域の知見、ビジネスモデルの設計まで幅広く対応。

また、書類審査通過後のブラッシュアップ期間中には、専門的な知識や事業開発経験を持つ社員が「社内サポーター」として協力できる制度や、応援メッセージを集める仕組みもあります。このように、全社的に起案者を支援する文化がRingの特徴です。

数字で見るRing

新規事業起案件数
649件/年間
年間応募者数
443人/年間
年間応募者数(社外)
52人/年間
一次審査通過
25件/年間
二次審査通過
10件/年間

※2025年度は自由テーマ部門のみ

※2026年3月末時点

関連リンク

改善・アップデート提案制度「Dash」

Dash(ダッシュ)は、事業領域向けの改善・アップデート提案制度です。250文字×3項目だけで、スピーディーに組織を超えた提案が可能です。応募は通年で受け付けており、毎月、提案先部門内で審査が行われます。面談を通じてプロジェクト化が決定した場合、提案者のWillやCanがあれば、提案後の企画推進にも携わることができます。自部門の取組・成功体験の他部門展開案や、日頃の業務で感じている課題、自身がひとりのユーザーとして体験した「不」に対する改善提案を通じて、各事業部門の中では気付けていない、当たり前を超えた価値創出を行うための機会です。

  1. 1

    書類審査

    提案先部門が面談で詳細を聞きたいか判断

  2. 2

    面談

    提案先部門がプロジェクト化の要否を判断

  3. 3

    提案先部門へ兼務発令

    プロジェクトを推進

数字で見るDash

提案者数
308人/年間
提案件数
471件/年間
書類審査通過
55件/年間
面談通過
21件/年間

※2026年3月末時点

関連リンク

AIハッカソン「Hack」

「Hack」は、2026年度からスタートした新制度です。Apps / AI Agent / Workflowに関する新機能や業務ソリューションを自由投稿型で募集し、投稿に対しては、全従業員が評価選出に投票という形で参加することができます。四半期単位で参加者同士で評価・表彰を行い、「作って学ぶ・見て学ぶ」場とすることを目指しています。

  1. 1

    プロトタイプ(動画)投稿

    動画で成果物を提出

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    従業員同士がGoodボタンで投票

    Q単位でGoodボタンを集計

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    部門ごとに上位案件を選出・表彰

    顧客接点/プロダクト/スタッフの3部門で選出

Voice

Ringは1982年以降40年以上続く制度で、世の中の潮流を捉えながら、新規事業開発の在り方を再定義し続け、進化を繰り返してきました。2026年度はAIが当たり前になる世の中を見据え、「カスタマーAI部門」と「Hack」を新設。『AIがある。でも、Iがいる。』をコンセプトに、リクルートらしいAI時代の新規事業開発に挑戦していきます。また、若者のアントレプレナーシップを育む機会として提供している「高校生Ring」も引き続き継続中です。5期目を迎えた2025年度は全国167校、約3.4万人に参加いただきました。これからも、社内外の好奇心を価値創造に繋げる仕組みとして、変化し続けたいと考えています。

経営戦略 新規事業開発室 事業創出部 部長 宗藤 和徳

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