商品・サービス導入

車いす利用者の視点で検証。物件探しの効率をあげる『SUUMO360°パノラマ画像』

2020年10月20日

リクルートオフィスサポート勤務の車いすバスケットボール選手、村上慶太です。
ふだん生活している中でバリアフリー化が進み、選択肢が増えている実感があります。たとえば新しく造られるマンションには、障がい のある人やご高齢者が生活するうえで支障となるものをできるだけ取り除く設計が施されたものが多く見られるようになりました。

そうした中、とても便利だなぁと感じたサービスがあったのでご紹介します。リクルートが運営する不動産情報サイト『SUUMO』の『360°パノラマ画像』付きの物件紹介です。住まいを選ぶときはできるだけ多くの物件を内見したい私ですが、車いすで生活しづらいものは対象外とすることで効率をあげたい。そのため自分で操作しながら気になる点を360°ぐるりと視点を変えて 確認できるパノラマ画像はとても便利。本命の可能性が高い物件だけ厳選して内見する流れが作れました。

実際にどのようなものか、簡単にご紹介しますね。まず『SUUMO』のトップ画面を開きます。賃貸、エリアを選んだあとに[検索条件追加]から 、間取り、価格、といった希望 を選択します。[さらに詳しいこだわり条件]で[パノラマ付き]と自分の場合は[バリアフリー]を追加。これで自分のこだわりにあうもので、パノラマ画像が付いている物件が一覧表示されます。

次に、一覧から気になる物件をクリック。詳細画面に飛ぶとパノラマ画像が配置されています。クリックするとアングルを変えたり、ズームできたり、自分で視界をコントロールできる状態になります。

操作のコツは、軽く、ゆっくり動かすこと。実際に生活しているシーンを思い浮かべながら細部まで確認、検証すると、こだわりたい点なども見えてきておすすめです。

ちなみに、私のこだわりはこちら。人によって違うと思いますが、8つのポイントを目安に内見する物件をリストアップしました。中にはパノラマ画像で確認できないものもありましたが、かなり絞りこむことができました。

・エントランスに段差や急な傾斜がない
・エントランスに自動ドアが設置されている
・居住スペースの玄関口が広く、車いすの操作がしやすそう
・廊下に車いすのまま通れる幅がある
・トイレやお風呂場の扉はスライド式
・洗面台の下に車いすのスペースがある(座ったまま使用可能)
・室内とベランダの境が高すぎない
・車いすで利用しやすい駐車場がある

では、実際の物件で見てみましょう。


トイレは引き戸であるものの、手すりが設置されている事、バスルームは引き戸である事が分かります。
また、パノラマ画像をズームする事で、玄関の上がり框が低い事、(この物件は左側が玄関)
玄関とシューズインクローゼット間の段差が無い事がわかり、車いす操作がしやすい事が分かります。


居室、リビングのパノラマ画像では、ズームする事で、
リビングとベランダの段差が高過ぎないかを確認する事が出来ます。


他の部屋の扉もスライド式であり、しかも、上から吊られていて、
床にドアのレールが無いことが確認できます。

いかがだったでしょうか。

今回、かなりの物件をチェックしましたが、パノラマ画像がついていないものや、 ついていても細部がわかりづらいものもありました。今後すべての物件に、 分かりやすい画像がつくと良いなと感じています。また、個人的には室内だけでなく、 エントランスや自動ドア、駐車場の画像などもあると嬉しいなと。特に立体式・機械式の駐車場は、 車いすで利用出来るスペースがあるか判断したいので、ネット上で確認できるとありがたいなと思います。 しかし、家にいながらたくさんの物件を実際に内見したかのように確認できたのは、 とても便利でした。これからももっとサービスが充実し、誰もが、 より快適に物件選びができる社会になっていったら嬉しいです。

レポーター
リクルートオフィスサポート 車いすバスケットボール選手 村上慶太

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