
3万4,206名が参加
『高校生Ring AWARD 2025』
グランプリが決定!
3万4,206名が参加
『高校生Ring AWARD 2025』グランプリが決定!
リクルートが提供する『高校生Ring』は、高校生が自分自身の「半径5m」にある日常の問いからビジネスプランを創り出すアントレプレナーシップ・プログラムです。正解のない問いに対し、自らの好奇心や違和感を大切にしながら解決策を考案し、自分を知る学びの機会となることを目的としています。
その集大成となる『高校生Ring AWARD』は、数カ月にわたる挑戦の最後を飾る最終審査会です。
2026年2月7日、リクルート本社(グラントウキョウサウスタワー)にて『高校生Ring AWARD 2025』が開催されました。過去最多となる167校、3万4,206名がエントリーし、一次、二次、三次審査を経て、ファイナリストとなった5組がプランの発表を行いました。 ファイナリストは、愛知県立木曽川高等学校、西武台高等学校(埼玉県)、長崎県立佐世保北高等学校、兵庫県立神戸商業高等学校、四日市メリノール学院高等学校(三重県)です。 ※学校名、五十音順
審査員が「甲乙つけがたい」と評するほどの高レベルなプレゼンテーションが繰り広げられた結果、プログラム史上初となる、2組のグランプリが誕生しました。
| タイトル | やさしい日本語へ変換 |
|---|---|
| 学校名 | 四日市メリノール学院高等学校(三重県) |
四日市メリノール学院高等学校のチームが着目したのは、コンビニや工場で働く外国人労働者が直面する「言語の壁」という身近な課題です。彼らが言葉の壁ゆえに厳しい労働環境に置かれている現状を知り、このプランが生まれました。
提案されたのは、日本語能力試験(N1〜N5)のレベルに合わせ、難しい日本語を瞬時に『やさしい日本語』へと変換するアプリです。例えば「公共交通機関を使ってください」という表現が伝わらなくても「電車やバスに乗ってください」というやさしい単語の組み合わせなら理解しやすくなります。さらにこのアプリは単なる翻訳ツールに留まらず、学習機能も備え、調べた日本語を登録しておさらいすることもできるほか、ユーザーの経済的負担を減らすため広告モデルも考えられています。
審査員からは「英語圏ではない人々が、英語よりも『やさしい日本語』を必要としているという視点の鋭さ」が高く評価されました。標準化された社会インフラになり得る拡張性と、緊急時や障害者支援への応用可能性も期待されています。

| タイトル | みまも湯 |
|---|---|
| 学校名 | 西武台高等学校(埼玉県) |
西武台高等学校の「みまも湯」は、祖父が入浴中に転倒した際、家族がすぐに気づけなかったという切実な実体験から誕生しました。浴室事故の最大の課題である「発見の遅れ」を解決するため、床に設置した60個の圧力センサーとAIが、転倒時の接地面積の変化を感知します。特筆すべきポイントは、「カメラや音声は使わず、誰かに見られているという不快感を与えない」というプライバシーへの深い配慮です。異常検知から約50秒で通報までつなげる仕組みを構築し、発見までの時間を大幅に短縮します。机上のアイデアを具現化し、プロトタイプ開発や介護施設での検証によって、すでに実用化に手がとどきそうな段階まで進んでいました。
審査員からは、「あったらいいな」というアイデアに留まらず、実際に手を動かし、検証を重ね、アップデートしていくプロセスが高く評価されました。プライバシーを守りつつ命を守る、利用者の尊厳に寄り添った着眼点に加え、企業や施設との連携も進めたリアリティの高さに惜しみない賛辞が送られました。

※プログラム参加にあたりビジネスプランの著作権その他一切の権利は、生徒に帰属します。
自ら問い、解決へ向かう「高校生Ring」の体験が、誇りと自信につながる
審査委員長を務めたスタディサプリプロダクト責任者の池田脩太郎は、参加した全国の高校生へ向けて、次のようなメッセージを送りました。
「私はリクルートに入社して以来、一貫して『学び』の領域に携わってきました。実は『スタディサプリ』も、このプログラムと同じく『半径5mの気づき』と『当事者意識』から生まれたサービスなんです。
『スタディサプリ』を立ち上げる前、私は多くの高校生にインタビューをしました。その中で、ある現実に気づきました。やりたいことがあるのに、親から『卒業したら就職しなさい』と言われ、学びを諦めてしまう生徒。離島などの地方で周囲に予備校がなく、ネットで買った参考書だけで必死に勉強している生徒。憲法で教育の平等が謳われている日本で、なぜこれほどの格差があるのか。その時抱いた率直な違和感こそが、私にとっての『半径5mの気づき』となり、それを解決したいという強い『当事者意識』がプロダクトやサービスへとつながっていきました。
なぜ、リクルートがこの活動を行うのか。それは、社会に出れば『正解のない問い』に向き合い続ける必要があるからです。教科書や授業ももちろん大切ですが、社会では『答え』、さらにはその手前にある『問い』すら、自分たちで考えなければなりません。高校生活という限られた時間の中で、動画や本からは決して得られない『自ら問い、解決へ向かう体験』を肌で感じてほしい。そんな思いで、私たちはこの『高校生Ring』を運営しています。
今日、この場に来るまでのプロセスそのものが、皆さんにとって最大の価値であり、これからの人生を大きく変えるきっかけになると信じています。この体験自体を誇りに思い、ぜひ大きな自信に変えていってほしいと思っています」

自ら立てた身近な「問い」と深く向き合い、考え、選んで、歩みだした一歩。
高校生たちはその胸にどんな未来を思い描いたのでしょうか。
一人ひとりが“自分の可能性に気づき、可能性を広げる力”を身につけるきっかけになることを願っています。
『高校生Ring AWARD 2025』当日の様子は、後日リクルート公式YouTubeにて配信を予定しています。
高校生Ring最新情報




