(c) Recruit Co., Ltd.

株式会社リクルート・一般社団法人 全国高等学校PTA連合会合同調査 第10回 高校生と保護者の進路に関する意識調査2021「コミュニケーション編」

株式会社リクルート

コロナ禍で親子の会話が増加傾向、話題も多様化する中
進路選択への保護者の関わりを「ちょうどいい」と感じる高校生が7割を超え過去最大に

logo_recruit

株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)と一般社団法人 全国高等学校PTA連合会(所在地:東京都千代田区 会長:泉 満)は、高校2年生とその保護者に対し、進路に関する考え方やコミュニケーションの実態を探る調査を実施いたしました。ここに集計結果がまとまりましたので、ご報告いたします。本調査によるリリースは「コミュニケーション」編、「ICT活用」編(翌週発表予定)の計2つあり、 本リリースは「コミュニケーション」編です。
※本調査は『リクルート進学総研』と「一般社団法人 全国高等学校PTA連合会」が2003年より隔年で実施しており、今回で第10回目を迎えます。

コロナ禍における親子コミュニケーションの変化

■高校生が感じる進路選択に関する保護者の態度は、「干渉(前回差▲8pt)」と「無関心(同▲0.3pt)」が減少し、「ちょうどいい(同+8pt) 」が70%を超えて過去最大に。
■新型コロナウイルス感染症の影響により、会話が「増えた(高校生29%/保護者29%)」という回答が「減った(同3%/2%)」を親子共に上回る。増えた会話の内容は、「社会や政治に関する話(同32%/29%)」「将来や進路に関する話(同29%/24%)」「心や健康に関する話(同26%/33%)」。

保護者の進路選択への関わり方の変化

■進路についての話題は、「具体的な進路(前回差▲9pt)」や「現在の成績について(同▲8pt)が減少し、「将来どんな生き方をしたいか(同+2pt)」や「保護者の大学・短大・専門学校時代の話(同+2pt)」 、「保護者の進路選択の話(同+1pt)」「保護者の高校時代の話(同+1pt)」「保護者の(現在の)仕事の話(同+1pt)」など幅広い話題が増加。
■「進路選択についてのアドバイスを難しい」と感じる保護者は継続的に70%程度存在するが、その要因としては「社会がどのようになっていくのか予測がつかないから(53%)」が前回調査から9pt増加してトップに。
■進路の会話で保護者がよく使う言葉は、前回トップの「自分の好きなことをしなさい、やりたいことをやりなさい」がさらに伸びて59%に(前回差+7pt)。「勉強しなさい(同▲11pt)」「お金がない、経済的に厳しい(同▲5pt)」「資格取得を目指しなさい(同▲3pt)」「いい大学に入りなさい(同▲3pt)」は減少。

未来社会への認識

これからの社会を好ましいと思う高校生は前回から7pt増えて58%と、保護者の39%(前回差+2pt)を上回る。中でも、進路について「話す」と答えた高校生/保護者は、「話さない」場合に比べてそれぞれ+8pt/+9pt、好ましいと答える比率が高くなっている。

※出版・印刷物、WEBサイト等へデータを転載する際には、“「高校生と保護者の進路に関する意識調査2021」
 リクルートキャリアガイダンス調べ“ と明記ください。

関連するプレスリリース