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2021年度外食&中食動向(2021年4月~2022年3月:東名阪夕食)

株式会社リクルート

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株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)の外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』では、毎月、首都圏・東海圏・関西圏の男女約1万人を対象に実施している「外食市場調査」について、2021年度の年間結果(外食&中食動向)を取りまとめましたのでご報告いたします。

外食市場規模は2兆1645億円(前年度比 +0.1%、19年度比[コロナ禍前比] -44.8% )、 中食市場規模は1兆5225億円(前年度比 +3.5%、19年度比[コロナ禍前比] +23.9% ) 「食事主体」業態・計の市場規模が前年度比+3.8% に対し、「飲酒主体」業態・計は同-12.9%

外食の動向

1. 外食の回数・市場規模
■3圏域計の21年4月~22年3月の年間の外食市場規模は前年度比+0.1% (2兆1645億円)と推計された。
■外食市場規模の月別累計を見ると、4月は前年を大きく上回ったが、6月からマイナスに転じ、8月には累積で前年を下回った。11月までマイナス傾向が続いたが、12月以降回復が進み、年間では前年度とほぼ同程度となった。
※外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む。

2. 性年代別の外食実態
■対19年度比で外食市場規模の回復が大きい性年代は「男性/20歳代」(-35.1%)、「女性/20歳代」(-38.1%)。回復が小さい性年代は「男性/60歳代」(-50.9%)、「女性/60歳代」 (-49.8%)。

3. 業態別の外食実態
■「居酒屋」は市場規模前年度比-13.4%。「ファミリーレストラン、回転すし等」が延べ外食回数シェア15.0%で、前年に引き続き最大の業態に。

4. 経年分析 コロナ禍での外食の変化
■飲酒を伴わない外食のシェアがさらに増えたことで、全体の外食単価は減少したが、飲酒を伴った外食、飲酒を伴わない外食ともに、単価は上昇した。

中食の動向

5. 中食の回数・市場規模
■3圏域計の21年4月~22年3月の年間の中食市場規模は前年度比 +3.5%(1兆5225億円)と推計された。
■4月は外食・中食ともに前年比プラス、6月以降11月まで外食はマイナスが続いたのに対し中食はプラスで推移、12月以降外食の回復とは対照的に中食はやや落ち込み、年間では前年度をやや上回る程度となった。
※中食:夕方以降の食事について、外で買ってきたものを食べた、出前や宅配を利用して食べた場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で購入した中食を対象としており、圏域外で購入した中食は含んでいない。
また、夕方以降、1日あたり2回まで(購入金額の上位2位まで)の中食を含む。

6. 性年代別の中食実態
■対19年度比で延べ中食購入回数が最も増えた性年代は「男性/50歳代」(+23.6%)。

調査概要

調査方法:インターネットによる調査 
調査対象:首都圏、関西圏、東海圏の各圏域中心部からの鉄道距離が、おおむね首都圏:90分圏、関西圏:80分圏、 東海圏:60分圏の市区町村に住む20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)

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