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イノベーション

日常の違和感や好奇心を、新しい価値創造へつなげる

Concept

日常の違和感や自らの好奇心を
新しい価値の創造へつなげる

リクルートでは、環境変化を捉え、社会に対する価値を追求し続けることが、個と組織の成長の源泉となっています。そのために、一人ひとりの好奇心や違和感からアイデアが生まれ、発露し、チームで磨かれて価値に昇華するための機会を用意しています。日常の自分の仕事のなかで生まれるナレッジも、仕事以外の場面で生まれるアイデアも、どちらも大切な価値の源泉です。

FORUM

FORUM(フォーラム)は、日常の仕事の中から生まれた「イノベーティブな仕事のナレッジ」が共有される全社イベントです。TOPGUN(顧客接点)、ENGINE(テクノロジー)、GROWTH(商品開発・改善)、GUARDIAN(経営基盤)の4部門から、1年に1回合計30~40案件が選出され、ナレッジがストーリー仕立てのプレゼンテーションで共有されます。

FORUM 4つの部門

FORUMから次のイノベーションへ

1 プレゼンテーションや動画を視聴 2 スキルアップのアフタープログラム 3 自分の日々の仕事で実践 4 イノベーティブな仕事の創出 5 エントリー~審査 6 専門組織とナレッジに昇華​FORUMでの共有へ​

日常の仕事をイノベーションに繋げる厳選・最新ナレッジが共有される機会

日々の仕事で生まれた成果に対して、「他者でも再現できるナレッジは何か?」を型化して共有するカルチャーが、リクルートには根付いています。事業領域・組織ごとにグッドプラクティス賞やアワード発表などが各月~半期単位で行われており、そのなかから厳選された案件が集約され、社内・社外の審議員によって選ばれたうえで、FORUMの場で共有されます。
登壇者には、賞金200万円/案件が贈呈され、ナレッジマネジメント組織であるリクルート経営コンピタンス研究所メンバーの伴走を通じて、仲間の新たな価値創造への刺激を創りあげていきます。

300件以上のナレッジにいつでも誰でも
どこでもアクセスできる。

過去から現在までに蓄積された300件以上のナレッジは、事業や職種を超えて、いつでもどこでもアーカイブ動画として視聴可能。日々の仕事に役立つスキルアップの機会として活用されています。プレゼン動画だけでなく、事業領域や職種を越えてコラボレーションするヒントを学ぶ研修・ワークショップの機会や、FORUM登壇者に直接質問できるチャットルーム「ROOM」、自分の仕事をイノベーションに高める課題昇華のためのプログラム「QUEST」など、共有されたナレッジを自分の仕事で実践するためのアフタープログラムや機会も充実しています。

過去蓄積ナレッジ数385本 年間視聴数延べ13,000回 2023年3月末時点

Voice

イノベーションは、異能な「人材」や、遠くの「知」がコラボレーションすることから生まれます。1973年にスタートした営業論文コンテストを源流に、現在のFORUMは2008年から続いています。今後はさまざまな人が入り混じる公園のような場所を目指して、あらゆる制限を無くし、誰もがCROSSして学べる場に進化させ続けていきたいです。

コンセプトムービー

CROSS FORUM

関連リンク

Ring

Ring(リング)とは、40年以上続く「新規事業の提案制度」です。入社1年目でも、事業開発経験がなくても、自分の自由意思で応募できます。起案リーダーがリクルート従業員であれば、社外の方もメンバーとして参加できます。一人ひとりが発見した身の回りの「不(不安や不満、不便)」を起点に、社内外の有志のメンバーが集い、事業プランに仕立て上げていきます。最終段階では、経営層に直接プレゼンする機会があります。

Ring 提案の流れ

1 プラン提出 身の回りの「不(課題)」を起点に事業プランを起案 2 一次審査 各募集テーマごとに基準を設け、書類審査 3 二次審査 新規事業開発室にて選考実施 4 最終通過(グランプリ) 社長・役員等に、公開型プレゼンで最終審査 5 MVP〜Beta ステージゲート制で事業化を検証 6 部門化 全社戦略とも合致した際に部門化

起案を通して、スキルアップできる。事業開発未経験でも、チャレンジできる仕組み。

起案前の支援施策も充実しています。40ページに及ぶ、事業アイデアの整理の手法を解説したオリジナルのRing NOTEの提供に加えて、ワークショップや勉強会などが応募受付期間の3か月で70回近く開催されます。昨年度は約4,700名が参加しました。また、経験豊富な社員との相談機会(Ring Meet)もあり、250件以上の相談依頼がありました。

起案された全ての事業プランに対して、約100名の部長クラスの審査員が1案件あたり3名以上の複眼で審査し、数百文字のフィードバックを行います。不通過でも次の起案に繋がるアドバイスをもらえるのです。一次通過した約30チームには、事業開発の専門部隊であるインキュベーターや、管理職クラス、FORUM登壇者等のメンターが伴走します。案件に共感した従業員が協力する社内サポーターや、応援メッセージを集める仕組みもあり、昨年は約300件のメッセージが集まりました。

新規事業起案件数432件/年間 年間応募者数488人/年間 社外108人/年間 一次審査通過23件/年間 二次審査通過5件/年間 2023年3月末時点

Ringから生まれた事業

コンセプトムービー

関連リンク

Ring Dash

Ring Dash(リングダッシュ)とは、2021年に新設された、250文字×3項目だけで気軽に提案ができる制度です。全く新しい領域の「新規事業」を提案するRingとは異なり、既存事業や部門に対して「改善案」を提案できる機会となっています。応募は通年で受け付けており、半期に一度審査が行われます。自部門の取組・成功体験を他部門へ展開したり、日頃の業務で感じている課題や、自身がひとりのユーザーとして体験した「不」に対する改善提案を通じて、既存部門の当たり前を越えた「新しい価値の創造」を目指します。

アイデア実行までのステップ

1 エントリー 通年募集 2 書類審査 提案を受けた各担当部門が審査 3 提案先部門と面談 提案者自身が提案先部門にアイデアをプレゼン 4 アイデアの実行/検討 提案先部門もしくは提案者のいずれかが主体者となって検討スタート

2022年度 Ring Dashデータ

提案者数385名 提案者自身の所属とは異なる部門への提案率60.6% 提案件数404件 書類通過53件 面談通過13件

Voice

Ringは、起案を通じて、タテ・ヨコ・ナナメの繋がりができ、アイデアに対するたくさんのフィードバックを得ることができる点が特徴です。また、社内だけではなく、社外の仲間と協働する機会も得ることができます。さらに、2022年からはRingを応用した「高校生Ring」を開始。若者のアントレプレナーシップを育む機会として社外に提供しています。まさにRingは、リクルートの社内外の垣根を越えた協働・協創が生まれる「CO-EN」を体現している制度だと考えています。