リクルートのこれから

Companyリクルートを知る

人事統括室 室長

蝦名 秀俊 Hidetoshi Ebina

進化し続けるために、
あるべき姿も変わり続ける。

私達が最も大切にしたいのは、新しい価値を創造していくこと。そのためには、カスタマーやクライアントはもちろん、その先にある社会のあらゆる変化に柔軟に対応し、進化し続けることが重要だと考えます。しかし、中には変わらないものもあります。それは”価値の源泉は人”という考え方であり、一人ひとりの意志へ投資するという企業カルチャーです。このようにメンバー一人ひとりが最大限力を発揮できるよう組織は変化させ続けるのです。このようなリクルートに根付いた思想を更に昇華していくためにも、我々は目指す姿を固定したものに定義したくないと考えています。なぜなら、組織の理想を具体的に定めることは、すなわち、成長の限界を自らで決めてしまうことでもあるから。陳腐化された考えや近視眼的な目的に縛られずに常に進化し続け、オリジナルでユニークな組織であり続けること。それが私達の目指す理想的な組織です。
それぞれの事業が向き合うマーケットで、より早くカスタマーやクライアントへの価値貢献を行うために、私たちは2012年に分社化という方法を取りました。それにより、迅速で柔軟な意思決定が可能になった一方、グループ各社間での意思疎通やアセットの共有においては、見えない壁ができ始めました。そこで、そんな無駄な壁を取り払うことにより、リクルートオールで世界中があっと驚く未来のあたりまえを創るべく、改めて結集することを選択しました。

様々な機会が社内外に広く開かれた、
共創が生まれる場所へ。

リクルートオールというスケールメリットを活かすためにも、今後は組織として、能力がいかんなく発揮できる機会・環境の提供をこれまで以上に拡大していきたいと考えています。そのためには様々な組織の壁を取っ払い、リクルート全体に溢れる機会を通じて、社内だけではなく社外とコラボレーションすることも今後は重要です。社内外問わず多様な人材やナレッジが出会い、協働することで、新たな価値が共創される。公園のように、誰にでも開かれた会社を目指す。価値の創造や自身の成長を個々人に完全に委ねるのではなく、そのための機会や環境を提供していくという会社の決意の表れでもあります。
このような新たな思想の実現に向けて、人事制度を含めた会社の仕組み自体も変容していきます。例えば、価値創造の限界をチームの集合知で越えていくという考えのもと、個人としての成長に加えて、新たにチームへの貢献尺度という概念を組み込みます。また、共創を促し自己変容する機会を提供するべく、原則、リモートワークを全社導入するなど、フレキシブルな働き方が可能な環境を実現します。部署や会社の枠組みを越えて、新規事業が提案可能な『Ring』制度も従来からありますし、共創を促す環境整備を加速します。自律的な個の成長にコミットし、チームを巻き込みながら個の限界を越えて、新しい価値を創造し続けたい。そんな人にとって、理想的な組織へと進化していくはずです。

※記載内容は取材当時のものです。

人材開発室
キャリア採用部 部長

仲田 昌義 Masayoshi Nakata

今も昔も”価値の源泉は人”という
不変的な考え。

リクルートは、新しい価値を創造するために理想的な組織に変化し続けてきました。元々は営業と紙の会社としてスタートしたものの、いまや完全なIT企業へと変容を成し遂げた、世界でも稀有な会社だと思います。しかし、組織を変えるだけで新しい価値が生まれるわけではありません。いつでも新しい価値を生み出すのは“人”です。だから、我々は常に“人”がいかに最大限の力を発揮できるかを追い求め続けるのです。
そんなリクルートの根源には“価値の源泉は人”という不変的な考え方があります。この考えをもとに、個の意志を尊重し、機会を徹底的に提供することで“あっと驚くような新しい価値”を創造し続けてきました。
このように我々が“人”に拘るには理由があります。リクルートの変容を支えてきた新しい価値の創造は、経営層から発せられたものではなく、常にメンバー一人ひとりの意志によって創り出されてきたからです。残念ながら、経営層が社会の変化を感じ取れる頃にはコモディティ化が進んでしまうことが多い。それに対し、現場では社会が変化し始めた”兆し”を敏感に感じ取ることができます。結果、ニーズの潮流をいち早く掴み、最適なサービスをスピーディに提供し続けることができます。リクルートにとって、ボトムアップ文化であることが会社の変容には必要不可欠であり、それがリクルートの競争優位の源泉になっています。だから、リクルートはこれからも“人”に投資することへ拘り続けます。

渇望している人にとって、
理想的な環境であり続ける。

そのようなリクルートに集いし“人”は時代によって変化するものの、どの時代も共通して“渇望する遺伝子”をもっているように感じます。それは、決して特別な才能を持っているという意味ではありません。何かしらのあるべき姿を見据え、自らの意志で道を定め、機会を掴み、何としてでも成し遂げると熱中できる人のこと。そんな人がいつの時代もリクルートで新しい価値を創造してきました。
リクルートはそんな“渇望する遺伝子”に必ず機会で応えます。なぜなら、それが成長戦略の根源であるから。だから、社員一人ひとりにフィットする機会のある場所を示唆しますし、たとえフィットする機会がなくとも創出することを促がします。
しかし、リクルートでは誰もが最初から渇望しているわけではありません。今時点では単なる夢や希望であったとしても、「こういう自分になりたい!」「社会をこう変えたい!」といった強い意志が生まれ、自ら機会を掴んで一心不乱に成し遂げ、新たな渇望へとつなげる、そんなサイクルがリクルートでは生まれやすいと感じています。徹底したボトムアップ文化、渇望する多くの仲間の存在、それが自我を開放して互いに承認しあう風土醸成につながり、こういったサイクルが生まれやすいのだと思います。
リクルートには“自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ”という言葉があります。まさにリクルートの企業文化・風土を体現する考え方であり、これからも根強く残り続けるものであると思っています。皆さんの中には、「年齢的にリクルートに入るには遅いかもしれない・・・。」や「もはや大企業となったリクルートに入って成長の余地があるのか?」と思う人がいるかもしれません。しかし、何かがおかしい、何かを変えたいといった渇望する遺伝子を持っている人にとって、リクルートは理想的な環境であると思います。
リクルートにいれば何だってできると思えてしまう。こんな環境にワクワクするのであれば、共に新しい価値の創造を成し遂げましょう。

※記載内容は取材当時のものです。