募集職種一覧

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プロダクト戦略・企画 住まい/VP 阿部 真 Makoto Abe データ 横断/部長 新堀 秀和 Hidekazu Niibori

「出会う」のその先へ。
『SUUMO』の非連続な進化を目指して。

―ふたりのこれまでの略歴を教えてください。まずは住まい領域のプロダクトマネジメント組織で責任者を務める阿部さん、お願いします。

阿部:私は2014年の新卒入社。1年目から現在まで一貫して住まい領域の企画組織に在籍しています。住まいのなかでは、注文住宅領域や新築分譲マンション領域など複数の事業領域を経験。2022年1月より戸建・流通領域(新築・中古戸建て+中古マンション)のプロダクトマネジメント組織でVP(バイスプレジデント)を務めています。

―続いて、データマネジメント部の部長を務める新堀さんはいかがでしょうか。

新堀:私の場合はキャリア入社。ITベンチャーとWebサービス企業を経て、2017年にリクルートに入社しています。今でこそデータの専門組織を預かる身ですが、この領域が専門になったのはリクルートに入ってから。会社としてデータの専門組織を立ち上げるタイミングと、私自身がビジネスやプロダクトにおけるデータの重要性を痛感したことが重なり、開発組織からデータ組織へと転向しました。現在は、事業の意思決定とプロダクト改善をデータで加速させる「アナリティクスエンジニア」の組織を率いています。

―そんなふたりが携わるリクルートの住まい領域について教えてください。現在、この領域はどのような戦略を掲げているのでしょうか。

阿部:リクルートの住まい領域は、『SUUMO』の前身である『住宅情報』の創刊から50年以上となる歴史ある事業。賃貸・新築分譲マンション・戸建・流通・注文住宅・リフォーム・土地……と複数の事業領域に跨っているのが特徴です。そのいずれの領域においても、これまで世の中へ提供してきたのは主に「出会う」という価値。企業(貸したい・売りたい)と個人(借りたい・買いたい・建てたい、など)をマッチングするという価値で、事業成長してきました。
しかし、私たちは今、この「出会う」のあり方そのものを進化させようとしています。これまでは資料請求や問い合わせといった「接点」を作ることが中心でしたが、それだけでは自分に真にマッチした住まいを見極め、納得して決断するまでにはまだ距離があるからです。また、物件を見学し、複雑な手続きを経て購入に至るまでには、本来多くの検討やアクションが必要であり、そこに時間や不安という不便が生じているのも事実。だからこそ、最新のテクノロジーやデータを活用し、「自分によりマッチした住まい」に迷わず出会い、その後の決断までをよどみなく進められる体験へと作り変えていく。この「出会う」から「購入」までの一連のプロセスを、今よりも圧倒的に「かんたんに・はやく・シンプルに」支援することが、現在の住まい領域が目指している世界です。

購入までの一連のプロセスを支援するには、
データをいかに活用するか。

―では、阿部さんが責任者を務める戸建・流通領域ではどのような取り組みが進んでいるのでしょうか。

阿部:例えば2025年に全国展開したのはオンラインでの「即時予約」機能です。これまで、住まい探しにおいては、『SUUMO』のようなメディアで気に入った物件を見つけても、実際に見学をするためには電話やメールで不動産会社に連絡を取り、日程調整をする必要がありました。タイムリーに予約が取れないため、見学までに時間がかかったり、折り合いがつかずに見学を諦めたり、調整している間に物件が完売してしまうことも珍しくなかったのです。これは個人だけでなく私たちのクライアントである不動産会社にとっても機会損失ですし、日程調整はそこで働くスタッフの大きな手間にもなっていました。

これらを解消するのが「即時予約」機能。この機能は新築分譲マンション領域で先行して導入が進んでいましたが、戸建・流通領域では様々な住宅種別を取り扱っており、クライアントも様々な業態にわたることから、求められる仕様も多種多様。企画・開発の難易度が非常に高く、このマーケットではなかなか導入がされていませんでした。

そこで私たちは、プロダクト開発の検討初期にこの取り組みにご共感いただけたクライアントにお願いして1週間の店舗留学※を実施。実際のクライアントがどんな業務を行っているのか、どんなプロダクトなら既存業務の中に組み込んでいただけそうかを深く観察してプロダクト設計を行っています。また、初期リリースは地域を限定し、リリース後はお客様からのご要望や実際の使用感について、営業組織・プロダクト組織の垣根なく一丸となって声を集めることに尽力。日次ベースでプロダクトの改善を繰り返しながら、導入いただける企業様を増やしていきました。

このように、数万窓口という圧倒的なクライアント接点量と、クライアントの細かな業務まで深く理解しようとする顧客接点の積み重ねによって、戸建・流通領域においても「即時予約」機能を実現。カスタマー・クライアント両者の煩わしさの解消につなげています。

※店舗留学:店舗に足を運び、反響対応や成約までの業務フローなどクライアントの実務を短期間で徹底的に学ぶ取り組み

―まさしく、「かんたんに」「はやく」「シンプルに」を実現するための一手なのですね。

阿部:そうですね。一方、手間を減らしスピードを上げるだけでは、個人や企業が期待する価値には届かないとも捉えています。というのも、現状は住まい探しをしている個人が資料請求をしてから購入に至るプロセスには、多くの改善余地があります。「住まい探しをしたものの、諦めてしまった人」も一定数存在すると考えています。ならば、私たちは住まい探しをする全ての人が希望を叶えられるようにしたい。物件検索から不動産会社との商談や見学を経て、購入に至るまでの一連の体験の何を変えたら、納得のいく決断がスムーズにできるのか。そのヒントになっているのが、リクルートやクライアントが持つデータ資産です。

―データ活用によって、どんなプロセスの何が変えられそうでしょうか。

阿部:分かりやすい例としては、まだアイデア段階ですが、個人と不動産会社との商談や住まい探しの体験そのものを、より一人ひとりに合ったものにしていくチャレンジです。具体的には、『SUUMO』をご利用いただく中で見えてくる家族構成や予算感、引越し時期、希望条件などを、個人の同意を前提に、物件見学や商談予約をした不動産会社に共有。そうすることで、商談や提案をお客様一人ひとりの状況により合ったものにしていくことができます。たとえば、商談前に「子どもが4月から小学生なので、半年以内に引越ししたい」といった希望を踏まえられると、商談時に案内する物件の方向性や優先順位の整理、相談の進め方も変わってきます。また、AIによって希望条件の言語化・明確化をお手伝いし、自分に合った物件が見つかりやすい状態を作ることもできるでしょう。このように、データそのものが新たなプロダクト機能の軸になることはもちろん、私たちが大小様々なチャレンジの検討~意思決定をする上で、データは欠かせないものになっています。

データドリブンが常識の組織風土。
事業と近い距離で、プロジェクトの当事者として汗をかく。

―データが事業推進上の重要な位置付けになっていることが良く分かりました。ならば、データ組織の新堀さんが率いる「アナリティクスエンジニア」とはどのような役割の人たちなのでしょうか。

新堀:アナリティクスエンジニアは、データの「ライブラリアン(図書館司書)」とも言われている職種。リクルートのアナリティクスエンジニアが担っている役割は大きく分けてふたつです。ひとつは、「信頼性の高いデータによって事業の意思決定のスピードと質を上げる」。そしてもうひとつは、「適正かつ迅速なデータ分析・モニタリングができる環境をつくり、プロダクト改善のスピードを上げる」。事業の目的に沿ったデータ活用ができるようにデータの要件定義をし、適正にデータが集まるように環境を整えていく「データマネジメント」が私たちの仕事です。

この仕事は、他社ではデータエンジニアやデータサイエンティストの業務範囲と位置づけられていることも珍しくありません。そうした組織の場合は、役割を広く持ってデータ活用全体を俯瞰することを重視されているのでしょう。一方でリクルートでは、あえてこの役割を切り出し専門職としています。なぜなら、リクルートは国内でも有数のデータ資産を持ち、かつ社内のあらゆる人・組織が多様な目的でデータを活用している環境だから。それぞれの活用目的に対して高い解像度で応えることが、意思決定のスピードと質を大きく左右するのです。役割を明確にすることで特定領域の専門性を深く磨き込み、その専門性を武器に事業に深く入り込みながら、意思決定のスピードと質を引き上げていく。そうした動きが、リクルートにおけるアナリティクスエンジニアには求められています。

―実際にはどのように事業に介在しているのですか。

新堀:単に事業からのオーダーに応えるのではなく、プロジェクトの初期段階から一緒に検討していくスタイルがスタンダードです。いわば一緒に事業を創っていく感覚。そのためには私たちも事業やプロジェクトの深い理解が欠かせません。この事業はどんな戦略を推進していて、その意思決定にはどんな情報が必要で、そのためにはどのようなデータをどのように取得すれば最速で情報提供できるのか……と、組織の垣根を越えて担当事業や担当プロジェクトに当事者意識を持ち、共に事業を磨きあげていく動きを大切にしています。

阿部:アナリティクスエンジニアが、事業のビジネスモデルやプロダクトの構造、新たにチャレンジしたいことの目的やゴールを理解してくれているからこそ、「他にもこういうデータを使って、こんな検証が必要ではないですか」とアイデアがうまれる。お互いの専門性を掛け合わせることで、精度の高い判断ができるようになる。チームとして動く上で、これほど心強いことはないですね。

事業×データの協働体制によって、
企画の案件数・検討のスピードが3倍に。

―戸建・流通領域において、2組織の協働はどのように進んでいますか。

阿部:先ほどお伝えした通り、戸建・流通領域ではこれまで企業への価値としてきた「資料請求」や「問い合わせ」に加え、その先にある「成約」という成果にもより貢献できるようにしていきたいと考えています。そのための大規模プロジェクトを、データ組織の皆さんが力強く推進してくれています。というのも、このプロジェクトでは、私たちが成約に至るまでのプロセス一連において介在していきたいからこそ、これまでは測っていなかった指標の計測や効果検証が必要。テスト検証やモニタリングの基盤をどう作るかといった点で、アナリティクスエンジニアは欠かせない存在ですね。

新堀:私たちにとっても大きなチャレンジの機会でした。というのも、今回はプロジェクトの特性上、現状の『SUUMO』にはないデータがどうしても必要。どうやって情報を取得するのか、それらを『SUUMO』の情報と統合してどう評価するか……といった点が新しかったですね。また、プロジェクトの中では同時多発的に複数の企画が進行していますので、その分モニタリング基盤にかかる負荷も大きくなります。それでいて事業の目指す世界を実現するには、これまで以上のスピードと正確性が必要だった。負荷に耐えながらスピードを上げていくにはどうしたら良いのか、技術的な問題だけでなくあらゆる側面を議論しながら進めてきました。

―現状はどのような効果が出ているのでしょうか。

阿部:一番効果を実感しているのは、検証と意思決定のスピードが格段に速くなったことです。タイムリーなデータ取得と分析が可能になった結果、従来なら3か月はかかっていたような案件を1か月で完了させられるようになりました。結果、1年でチャレンジできる企画数も3倍に。これまでの私たちがタッチしてこなかった分野に挑戦している今のフェーズにおいて、短期間で多くのトライができる環境が整備されていることは、非常に心強いです。

―この協働の更なる展望を教えてください。

新堀:AIの活用によってもっとスピードと精度を上げていきたいです。現状はデータを活用できる状態にするには、構造化されていないデータを構造化する工程が必要でしたが、近年のAIの進化は目覚ましく、いよいよこの工程すらも自動化できそうなレベルに達してきています。そうなれば、例えば商談の音声データや議事録のようなものも全てひとつに取り込んで、一気通貫のデータとして活用することもできるはず。そうした進化を私たちが主導し、事業はもちろんその先にいる企業や個人の皆さんに新しい価値を届けていきたいです。

―ふたりのようなプロダクト専門職・データ専門職にとって、リクルートで働く醍醐味は何ですか。

阿部:国内トップクラスのシェアを誇るサービスに携わるからこそのダイナミックさもありつつ、それでいて向き合うマーケットにはまだまだ困っている方がたくさんいるところです。つまり、チャレンジできる白地が大きいということ。そうした挑戦を業界のリーディングカンパニーとして期待され、真正面から向き合えるところに私は醍醐味を感じます。

新堀:データ組織と事業の距離が近いこと。そして、会社全体でデータの可能性に大きく期待をしてくれていると実感できるところですね。データ組織や人材にちゃんと投資がされているからこそ、相応の責任感を持ってアグレッシブにチャレンジできる環境だと思います。

―最後に、ご自身がリクルートで働き続ける理由を教えてください。

阿部:リクルートには、自らの個性や強みを活かしながら、他の人には思いつかないようなアイデアで難易度の高い問題を突破していく人たちがたくさんいるからです。私はそんな面白い人たちと信頼・尊敬しあえるような一生涯の友達になりたい。将来会社を辞めることがあっても、おじいちゃんになっても刺激し合えるような仲間をたくさんつくり、自分のキャリアや人生を豊かにしたいです。

新堀:私の場合は飽きがこないからですね。人の魅力もそうですし、取り組むテーマも面白い。毎回が未知の挑戦ですし、ようやく難題を解決して“ラスボス”を倒せたと思ったら、真のラスボスが登場して……と、次から次へと新たなチャレンジがやってくる。そんな風に、いろんな機会に揉まれながら成長していけるところが、リクルートの魅力だと思います。

記載内容は取材当時のものです。

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