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VR動画で楽しむ!僅か1分以内で200mを漕ぎきる。<パラカヌー>

2022年03月16日

VR動画で楽しむ!僅か1分以内で200mを漕ぎきる。<パラカヌー>

力強いストロークが魅力のパラスポーツ「パラカヌー」とは

カヌーはアウトドアスポーツやレジャーとして障がいのある人からも多く楽しまれており、パラリンピックでは2016年のリオ大会から正式に競技として採用されました。パラカヌーの種目はカヤックとヴァーの2つに大きく分かれます。ヴァーは東京2020パラリンピックで初めて採用された種目です。

カヤックでは、直進性能に特化した競技用カヤックを使用。両端にブレード(水かき)がついたダブルブレードパドルを使用し、左右両方で漕ぎ進みます。一方、ヴァーでは片側にアウトリガー(浮遊体)のついた競技用ヴァーを使用。ブレードは片側のみのシングルブレードパドルを使用し、ヴァーの左右どちらかのみを漕ぎながら前進します。

また、パラカヌーには脊髄損傷などで下肢に障がいのある選手のみが参加。障がいの程度で3つのクラス(L1~L3)に分けられており、Lの数字が大きいほど障がいの程度が軽くなります。カヤックはK、ヴァーはVをクラスの前につけて表記します。

パラアスリート今井 航一さんのテクニックをVR動画で体験!

動画で紹介するのは、東京パラリンピック2020にも出場したパラカヌー選手・今井 航一さん。パラカヌーを始めたのは、奥さんの後輩が教えるカヌークラブで初めてカヌーに乗ったことがきっかけでした。今井さんが出場する種目はヴァー、クラスはVL3です。

パラカヌーはスプリント競技(流れのない静水の直線コースで定められた距離を漕ぐ競技)で、200mのコースで行われます。脊髄損傷などで下肢に障がいのある選手のみが参加しますが、ルールは健常者のスプリントカヌーとほとんど変わらず、健常者と同じ目線で同じ動きをして競います。今井さんは、パラカヌーの魅力を「健常者と一緒に同じ競技を楽しめる、水上のバリアフリー競技というイメージ」と語ります。

パラカヌー(Para Canoe)今井 航一(イマイ コウイチ)

パラカヌーの見どころ

パラカヌーは短い距離を漕ぐため、1分以内で勝負がつきます。観戦するときの見どころについて、今井さんは「どんな漕ぎ方をしてこの選手はゴールまで漕いでいるのかというところも見て、楽しんでいただけたら嬉しいなと思います」と語ります。

例えばカヤックで使用する競技用カヤックは直進性能に優れる一方で安定性能が低いため、左右を同じ力で漕ぐテクニックも重要になります。

また、ヴァーの場合はカヤックより安定していますが直進性能は低くなっています。本体がまっすぐ進むよう、パドルをアルファベットの「J」のような軌道で漕ぐ「Jストローク」と呼ばれるテクニックも見どころ。

ストロークやパドルを扱うテクニック、スピード感など、動画の中でもぜひ注目してみてください。

香川県パラカヌー協会の会長も務めている今井さん。今後はいろんな学校に行って小学生と一緒にカヌー体験会をするなど、パラカヌーの普及活動に取り組む機会を増やしたいと語ります。今井さんの力強いストロークをぜひ動画でご覧ください。


【出演アスリート情報】
今井 航一(イマイ コウイチ)
・ 所属:株式会社コロプラ、香川県パラカヌー協会
・ 主な戦績:東京2020パラリンピック VL3(出場決定)、2020年 日本選手権大会 KL3 VL3 W優勝、2021年 海外派遣選考会 KL3 VL3 W優勝

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パラリングとは?

「パラリング」とは「パラダイムシフト(考え方の変化)」と「リング(輪)」の造語で、障がい者理解を広めていくリクルートの活動です。リクルートは障がいの有無に関わらずそれぞれが活躍できる社会の実現を目指して活動をしています。