アスリート支援活動

菅野浩二選手 児童養護施設で講演会

2023年01月16日

児童養護施設で講演会する菅野浩二選手


児童養護施設江南の児童の皆さん に出迎えられた菅野選手。熱い講演となりました。

横断幕の下、集まった多くの子どもたちに向け講演スタート

2022年12月、菅野浩二選手が社会福祉法人とちの実会 児童養護施設江南 で講演会を行いました。当日は4~18歳児童の約30人 と卒園生・職員合わせて約50人の皆さんに向け、夢を持つことの大切さを熱弁しました。東京2020パラリンピックの車いすテニスの競技において、手や腕にも障害がある選手が参加するクアードダブルスで銅メダルを獲得した菅野選手。幼少期からの生い立ち、事故で障がいを負った経緯、リハビリする過程で、車いすテニスに出会い、前向きにスポーツに向き合ったこと、コロナ禍で大会延期になっても、希望を捨てず練習に励み結果につなげたことを伝えました。一緒にオリンピックで銅メダルを獲得できた試合を見ると、子どもたちからは歓声と拍手が起こりました。最後に「自分のやりたいことや夢を諦めずに頑張ってください」とメッセージを送りました。

「事故に遭った後も夢を諦めず、すごいと思いました!」

講演後 、銅メダルを子どもたちに回してくれた菅野選手。子どもたちは輝く瞳で、緊張しながら重たい銅メダルを触っていました。質疑応答ではたくさんの質問 が飛び交い、テニスがうまくなるにはどうしたらいいですか?という質問に「たくさん練習することだよ!」とにこやかに返答していました。プログラム終了後 には、菅野選手に駆け寄って、競技用車いすの乗り方を聞く子や握手を求める子など積極的に声を掛けに来てくれる子も多く、興味を持ってくれた姿が見受けられました。子どもたちからは、「事故にあった後も夢を諦めず、すごいと思った」「コロナ禍でも自分のできることからやろうと思った」など、前向きな感想を聞くことも出来ました。

児童養護施設で講演会する菅野浩二選手


競技用車いすを持参し、子どもたちに説明する菅野選手。

今回、自身が出身の施設での講演を提案した菅野選手。「いろいろな子どもたちの希望になれれば嬉しい」と今後もこの活動を展開していければと、意気込んでいました。今後もパラリングでは 、リクルートに所属するパラアスリートによる講演会や体験会を通じて、障がい者理解 のための活動を行っていきます 。


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