RECRUIT STORY 01

個の強さを掛け合わせる。
全員が本気になり
忌憚なく意見を出し合える組織が
事業成長を加速させる。

決済プロダクトマネジメントユニット

決済プロダクトマネジメントユニット

PROLOGUE

個が最大限の価値を発揮できる仕組みをつくることが、リクルートでは常に意識されている。事業が成長すれば組織も拡大する。そのとき、多様な能力を持つ人材が集まり、個の強みを掛け合わせること、既成概念にとらわれない新たな発想を取り入れることが、事業のさらなる進化へとつながる。「Airペイ」サービス責任者の塩原も、目指す未来の世界観を共有し、ひとりひとりが意志を持ち、活発に意見が言い合える組織マネジメントを徹底している。その根底にある塩原の想いとは?

リアルな顧客接点×IT活用を通じて
社会の進化を加速させていく仕事がしたい。

リクルートで成し遂げたかったことを教えてください。

学生時代、ポケベルから携帯へ、携帯からインターネットの活用へと、ITの急速な変化、利便性の向上を目の当たりにすることで、自分もITで社会を変えていく仕事がしたいと思うようになりました。前職のインターネットサービス会社で決済の領域に携わったとき、EC決済も成長は続けるものの、それでもやはり規模を考えると日常的に決済が行われているのはリアルな店舗であり、本当に世の中に影響を与えるためにはリアルな顧客接点を持つことが欠かせないと実感しました。
その頃、中国でQR決済が流行りはじめていました。日本でもQR決済の展開を検討しているチームがリクルートにあると知り、飲食店、美容院、旅館やホテルといった豊富な顧客接点を持つリクルートなら、インパクトのある新しい決済の世界を生み出すことができるかもしれない。新しい付加価値の創造に自分も一緒に挑戦したいと思い、リクルートに入社を決めました。
そして、入社してすぐに「モバイル決済 for Airレジ」といったQR決済のサービスを立ち上げていくことになりました。リクルートどころか国内でも未開拓の領域をビジネスとして成立させていく重要な役割。何としてもシェアを拡大させたいと意気込みました。なぜなら「ITでアナログなものをデジタル化し、社会の進化を加速させていきたい」それが自分の根底にあるからです。
前例がないことだからこそ、考えうる手を全て本気でやらないと人の気持ちは動かせない。市場調査、加盟店の開拓、アリペイやウィーチャット等QR決済会社との契約交渉など、ビジネスとして成立させていくために必要なことをゼロから考え、実現すべきことをきちんと伝えていきました。
思うように行かずに折れそうになることもあったけれど諦めなかった。このサービスが社会を変えることを信じ、提供価値を磨き、事業化していく事に集中しました。その半年後、「Airペイ」全体の事業を任されることになりました。

個が力を発揮できる仕組みをつくることが
組織力の最大化につながる。

事業責任者として大切にしていることはなんですか?

「Airペイ」の事業を責任者として引き継いだとき、事業を大きくしていくという未来を約束するなかで、同時に組織も人も成長させないといけない。そのためにはまず、組織のコンディションをよりよくしていき、個々の特性を活かした強いチームを作る必要性があると感じました。
個人の持っている力を全員が限界まで発揮できるような組織にしたい。そのために、個々人に適切なストレッチ目標が設定されていること。そして立場や役割に関わらず、積極的に意見が言いあえる組織の心理的安全性を高めることも重要だと考えました。
注力したことは、個が主体的に考え、行動することで、事業が目指す世界を実現できるということを、徹底してメンバーに伝え続けたことです。たとえば会議の場では「disagree and commit」の徹底、誰もが自分の考えをしっかり発言することを求めます。賛成意見も反対意見も、すべての意見を机に並べたうえで、組織としてやるべきことを決められた期限までにきちんと判断する。全員が意見を出し切って、決めたからには全力でコミットしてやっていくことを皆で約束するカルチャーです。他にも、思考しなければならない最低限のポイントを共通化し、業務のムダを極限まで省くことで思考のスピード化を図り、チームとしてゴールに向かう考え方を徹底しました。結果、緩やかではありますが組織全体に意識が浸透し、「Airペイ」チームは活発に意見が飛び交い、ポジティブな雰囲気に溢れる組織になってきていると思います。

生き方の自由度を広げるサービス。
リアルな人を基軸に社会を変える。

どのような価値を社会に提供したいですか?

キャッシュレス決済は日本においてもニーズが急拡大しています。決済がデジタル化される事によって、より安心、安全、便利な世の中に変わっていく。キャッシュレス決済が普及していくことは不可逆な流れです。「Airペイ」は、消費者の利便性はもちろん、店舗の管理業務の負荷を軽減することにも貢献できるプロダクトです。店舗のオーナーが本来やりたかったことに時間を割けるようになる。できなかったことをできるようにする。「商うを、自由に。」する。不を解消し、選択肢の自由度を広げるサービスを創ることは、リクルートで仕事をする大きな意義です。
「Airペイ」の加盟店は大きく増加しています。社内でも評価されることもありますが、なぜか不思議と渇望感があります。まだまだこれじゃダメだという気持ちのほうが強い。海外に比べると日本のキャッシュレス決済比率は低い。私たちも、その導入メリットを十分に伝えきれていない。自分が思い描いている未来を実現するためには、もっともっと多くの人に利用してもらえるサービスにしていかなきゃダメなんです。ITによるデジタル化で社会の合理性が高くなっていくことは、テクノロジーの善なる部分と信じているので、そこをもっと加速したいと思っています。
前職までネットの世界に身を置いていたところから、リアルな人や物を基軸に、社会を変えるサービスを考えていけるようになった。でも、やりきったと言える達成感を得るまでにはまだまだ遠い。あなたがいてくれてよかった、塩原さんがいないとこの状況はありえなかった、と言われるような状況に今後どれだけ貢献できるか。そこにこだわっていきます。

個性あふれるメンバーがイキイキ働き
最大の結果を生み出すチームに。

今後、どんなことに挑戦していきたいですか?

決済を切り口に未来のデジタル化された世界を想像し、社会の不を解消するためにリクルートとしてもっと貢献できることはないか。どんな未来を作っていきたいのか、メンバーと夢を語り、ボトムアップでやるべきことを考え、実現していく道筋を考えることにはやりがいがあります。
この3年で事業は拡大し、「Airペイ」は契約スタッフやパートナーまで含めると300名を超える組織となりました。役割の異なるメンバーそれぞれが最大限に個を発揮したとき、チームとして最高の結果を生み出すことができる。そんな組織であることを何よりも大切にしていきます。
「Airペイ」は社内でも期待されるサービスになり、重要な会議の場で進捗報告する機会が増えました。経営陣から厳しい指摘、アドバイスを受けることも多くあります。一人ひとりが人生をかけて向き合うのが仕事なのだから、課題が大きくても常にポジティブに、自己肯定感を持ってイキイキと仕事をするほうが絶対にいい。自分が介在することで、どれだけのインパクトを社会に与えられるか。メンバーにもそこを追求して欲しい。全員に、期待を大きく超える仕事、相手を驚かせるような仕事をして欲しいし、自分自身もそうありたいと思っています。
いま、みんなが自分ごととして本気で事業に向き合い、キャッシュレス決済が実現する未来を、リアリティを持って語れる組織になってきた。事業の目的と、組織・個人の目標がすり合っていることが、事業を推進する大きな力になっています。

※記載内容は取材当時のものです。

PROFILE

塩原 一慶

Kazuyoshi Shiobara

決済プロダクトマネジメントユニット

決済プロダクトマネジメントユニット

理系私立大学卒業後、2004年ITコンサルティング企業に就職。金融機関の基幹システム構築等に携わる。2009年インターネットサービス企業に転職。自社運営ショッピングモールのプロマネ、ソーシャルゲームのプロデューサー、ネット決済サービスの戦略や商品企画を担当。2016年リアルな顧客接点を活かして、決済の新しい領域を切り拓き社会に貢献したいと思いリクルートに入社。2017年より「Airペイ」のサービス責任者を務める。

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