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【だから、私はきょうも働く】 ~販促事業で築いた顧客接点を活かして、慢性的な人手不足に悩む美容業界の人材採用課題解決を支援したい~

Recruit , 事業推進 , 人材活用 , 働き方 , だから、私はきょうも働く

(写真は左から、リクルートライフスタイル 若松、並松)

2017年2月、ヘアサロン・リラク&ビューティーサロン検索・予約サービス『ホットペッパービューティー』を展開するリクルートライフスタイルが、美容業界に特化した求人情報サービスをスタートした。採用難易度が高く、人材不足とそれに伴う過重労働といった課題を抱える業界を変えたいという想いから始まったプロジェクトについて、プロジェクトスタート時からリーダーを務めていた若松里佳と、サービスリリース時にリーダーを引き継ぎ、現在はプロデューサーを務める並松美帆に話を聞いた。

リクルートライフスタイル 若松里佳

リクルートライフスタイル 若松里佳

長年感じていた美容業界の人材採用の課題

若松  「2017年にサービスをリリースするずっと前から、美容業界の採用難は私たちの中で課題視されていました。美容業界は、もともとスタッフの離職率が高く、平均勤続年数が短い業界です。また、美容師の技術・接客の対価としてお客様がお金を支払う構造なので、優秀な人材の確保・定着がサロンの収益を左右します。ゆえに、営業担当がクライアントであるサロンオーナーさんから事業計画や夢をお伺いしていると、集客に次いでスタッフの採用・育成に課題があるという声が多かったんです。小規模事業者も多いので求人広告に多額のお金はかけられない。人が採れない。人が足りないから残業が多くなってしまう。そんな悪循環に悩んでいるオーナーさんがたくさんおり、集客のサポートだけでは十分ではないと感じていたんです。

一方の求職者側も、自分に合ったサロンを探すための方法が分からず悩んでいました。例えば、新卒のときは専門学校に来る求人票の中から探すのが一般的です。選ぶ軸も≪オシャレな街で働きたい≫ ≪あのカリスマ美容師の下で働きたい≫といった視点も多く、幅広い選択肢の中から様々な視点で自分に合った働く場所を自分なりに見極めます。その結果、就業後に≪思い描いていたのと違った≫というミスマッチが起き、一人前になる前に転職を考えたり、美容業界そのものを諦めてしまう人が多かったんです。また、新卒では自己分析が不十分なまま最初の就職先に就くケースも多く、中途においても、求職者はどのように転職先を探して良いか分からず、人づての紹介で転職するケースが多くを占めます。結果、自分に合うサロンに出会えるかどうかは運しだい、という声も聞こえていました。」

法律を遵守した求人情報の提供で、働く環境の改善も

若松  「どんな情報提供をすればサロンと求職者のより良いマッチングを実現できるのか。悩む中でヒントになったのが、求職者インタビューで明らかになった≪約7割が、転職先を選ぶのにリクルートの『ホットペッパービューティー』の情報を参考にしている≫という事実でした。『ホットペッパービューティー』に載っているスタッフ紹介や、ヘアスタイル事例、お客様のクチコミなどが、サロンの雰囲気を掴むのに役立っていたんです。それならば、新しいメディアを立ち上げるのではなく、『ホットペッパービューティー』に掲載されている情報を活かしたサロンの自社求人ページ作成を支援するサービスにしようと方向性が固まりました。

ただしサロンオーナーさんが自分で作成するといっても、労働時間や社会保険などの情報が労働法規を理解した上で正しく記入されていなければ、求職者への不利益にも繋がってしまいます。そのため、初めて求人ページを作成するオーナーさんでも、法律に沿った上でサロンの特徴が伝わる内容にできるように、入力画面に注釈や例文を入れたり、入稿後にはリクルートグループで内容をチェックして不備をフィードバックするという業務支援体制も整えました」

リクルートライフスタイル 並松美帆

リクルートライフスタイル 並松美帆

サロンオーナーや求職者からの信頼と期待の声が嬉しい

並松  「オーナーさん自身が作成するようにしたことで利用料金も抑えることができ、その結果、初年度にして多くのサロンに参画いただき、掲載件数も業界最大級となりました。けれども、応募数や採用数ではまだまだ利用頂いているサロンの皆さまの期待に十分お応え出来ていないのが実情です。オーナーさんから≪応募が来ない≫といった厳しいご意見をいただくこともあります。でも嬉しいのは、≪だから、もう使わない≫ではなく、≪こういう機能を追加してはどうか≫というご提案や≪大変だと思うが、僕たちも頑張るので続けてほしい≫という励ましのお声をいただけていることです。また、採用が決まった求職者からも≪サロンのスタイル写真やお客さんからの口コミなどの情報から自分に合ったところがあると分かってよかった≫といったお声も頂いています。これだけ期待していただいているのですから、絶対に途中で投げ出すことはできません。まだ業界の人材課題を解決するためのスタートラインに立ったばかりですが、このサービスをさらに磨いていきたいと考えています」

並松美帆さん

サロン側だけでなく、求職者側が直面している課題も解決していきたい

並松  「例えば、直近取り組んだこととしてサロンへのレポート機能の提供があります。求職者はサロンの原稿のどの部分を注目しているか?や求職者の性年代というような属性情報を提供、さらに≪ママが働きやすい≫≪育成に力を入れている≫などのサロンの特徴を伝えられるような原稿の事例を紹介しています。
サロンオーナーさんが自ら原稿改善のポイントに気づき、原稿改善をするようになるサポートに取り組んでいます。

今後は、≪学校や友人などの人づて以外に就職先・転職先を探す方法が分からない≫ ≪自分に合っているサロンがどんなところかわからない≫といった求職者側の課題を解決していくことも大切だと考えています。求職者が、自分に合った働く環境を見つけることができサロンとのミスマッチが減ることで、美容師やネイリスト、セラピストというようなこの業界の職種を魅力的に感じることが出来る人が増え、働く人がイキイキと新たな取り組みやサービスを生み出していける業界になるのではないかと思います。そのための一助になれるように、サロン、求職者双方と向き合っていきたいです」

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