パラアスリートの生き方、そしてパラスポーツ体験VRを通して共生社会に必要な気づきを提供する出張授業を実施

群馬県館林市立第四小学校で行われた出張授業。オリジナルの動画コンテンツとタブレット端末を活用しながら、共生社会に必要な気づきを提供しました。

2021年3月11日、群馬県館林第四小学校の3年生から6年生を対象に、共生社会に必要な気づきを提供する出張授業を2限に分けて実施。『パラアスリートの生き方から学ぼう』『VR動画を通してパラスポーツを知ろう』といった教材に加え、タブレット端末やオリジナル紙製のVRスコープを無償提供し、多様な学びを追求する学校と共に新しい学びの体験をつくりました。

パラアスリートの生き方、そしてパラスポーツ体験VRを通して共生社会に必要な気づきを提供する出張授業を実施

前半の授業では、車いすバスケットボール選手の活動とオフィスワークを両立する村上慶太選手の生き方を動画とスライドにて紹介。共生社会に必要なことを「障がいを抱える本人の努力」「周囲の理解」「社会のあり方」の3つの視点で理解してもらいました。また、動画内の村上選手へのインタビューでは、困難を乗り越え、自分らしい人生を生きる大切さが伝えられました。

パラアスリートの生き方、そしてパラスポーツ体験VRを通して共生社会に必要な気づきを提供する出張授業を実施

後半の授業では、障がいのある人も楽しめるパラスポーツを題材に気づきを提供。まずは、子どもたちが主体的に学べるよう、アスリートの視点で撮影された10種目の『パラスポーツ擬似体験V R(360°)動画コンテンツ』をタブレット端末で視聴してもらい、パラスポーツの楽しさを知ってもらいました。想像を超える臨場感に、子どもたちの歓声があがりました。そのうえで、競技ルールや器具に隠された工夫をクイズで出題。さまざまなパラスポーツが存在し、さまざまな障がいに対応していることを紹介することで、工夫があれば障がいの有無を超えて一緒に楽しめるという気づきを提供しました。

村上選手の生き方に触れた前半の授業に対して子どもたちからは、「村上さんは、すごいと思った。諦めない勇気と、自分を信じる心がある」「障がいを抱えている人にとっても、そうでない人にとっても、公平な世界にしたい」「障がいがある、ないに関係なく、支えあって生きていくことが大切だと感じました」といった感想が寄せられました。

パラアスリートの生き方、そしてパラスポーツ体験VRを通して共生社会に必要な気づきを提供する出張授業を実施

また、パラスポーツを題材にした後半の授業に対しては「迫力に驚きました。いつか一緒に車いすバスケットボールがしたい」といった声や、「パラスポーツのように、工夫することで、みんなで楽しめることを学校生活にも取り入れたい」といった感想が寄せられました。

パラアスリートの生き方、そしてパラスポーツ体験VRを通して共生社会に必要な気づきを提供する出張授業を実施

授業に立ち会われた中村校長先生は「なにが起きるか、予測しづらい時代。子どもたちが成長する中で困難に直面したときに、夢を持って生きる村上選手のメッセージを思い出してほしい」と話してくださいました。

道徳の授業の一環として、出張授業を取り入れてくださった中村校長先生は「生き方を教えていただきました。事故や病気をきっかけに、誰もが障がいを抱える可能性があります。人生で困難と直面したとき、どのように乗り越えればいいか。どのように自分らしいキャリアを切り拓くか。村上選手のエピソードを通して、困難に負けずに夢を持って生きることの大切さを伝えられたと感じています」と話してくださいました。

また、道徳の先生は「子どもたちは、困難を抱えている人が目標を持って一生懸命に生きている姿に感銘を受けただけでなく、支えたいと感じてくれたようです。その想いをどのように導き、行動につなげていくか。学校全体で考えたいと思います」と話してくださいました。加えて、社会とつながる学びを視野に、一人一台タブレット端末を導入したばかりの館林第四小学校にとっては、インターネットを活用した初めての授業ということで、その点についても感想を伺いました。

道徳の先生は「インターネットを駆使すれば、いろいろな教材を取り入れやすいですね。いま学校で使っている教材は障がいを持っている方の視点で書かれたものですが、教材がひとつだと子どもたちの考えもひとつに集約されてしまう傾向がありました。今日の授業のように、障がいを抱えている人だけでなく、周囲で支える人の視点や、障がいの有無を超えて一緒に楽しむ視点など、多様な視点を紹介すると、子どもたちの考えにも幅が生まれるとわかりました。これからはオンライン動画コンテンツなど、いろいろな教材を積極的に活用しながら、子どもたちの理解を深めていけたらと思います」と話してくださいました。

校長先生も、「普段から地域とのつながりを大切にしていますが、改めて社会とつながる学びの大切さを実感しました。これからはインターネットを介して他校とつながるなど、子どもたちにいろいろな意見に触れてもらう機会をつくりたいと思います。そうした学びを通して、自分のことだけでなく、周囲の人を理解し、支え、必要なときにはリーダーシップを発揮できる人になってほしいと思っています」と話してくださいました。

取材日 2021年3月11日


『考え方を変える=パラダイムシフト』で『つながりの輪を広げる』パラリングは、これからも障がい者理解のためのプログラムを通して誰もが自分らしく生きる社会づくりに貢献します。

『パラアスリートの生き方から学ぼう』『VR動画を通してパラスポーツを知ろう』プログラムの授業活用や詳しい情報については下記パラリング事務局までお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ先
株式会社リクルート パラリング 事務局
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