社外の有識者と『リクルートエージェント』からできる地域貢献のアプローチを考える

社外の有識者と『リクルートエージェント』からできる地域貢献のアプローチを考える

リモートにて行われたディスカッション。右から、九州大学ビジネス・スクールの小城武彦先生、『リクルートエージェント』の井上 悟

転職支援サービス『リクルートエージェント 』を運営する、株式会社インディードリクルートパートナーズ(※)のHRエージェント事業。同事業で地域活性営業部の部長を務める井上 悟は、全国の地域活性に貢献したいという想いのもと、顧客である地方企業に対する採用支援を行うなかで、就業環境の再整備に向けた呼びかけを行っています。
※対談時は株式会社リクルート

こうした一連の取り組み現状について、2025年1月15日(水)に社外の有識者との対談を実施。日本人材機構代表取締役社長などを歴任し、現在は九州大学ビジネス・スクールで教鞭をとる小城武彦先生をお招きし、ディスカッションを行いました。

対談では、まず井上が地域活性営業部の取り組みを紹介。「HRエージェント事業では、2023年に『一人ひとりの可能性に寄り添い、選択を支える』という新たなミッションを掲げた。地域活性営業部では地方企業とともに、この世界観を実現していきたいと考えている 」と、活動の背景を話した上で、以下のような具体的な活動実績を説明しました。

・就業条件を見直して採用成功した事例をもとに、地方企業の賃金・休日・働き方の再整備を働きかける
・副業人材など、多様な人々が働きやすいように人事制度の変更を提案
・地域のステークホルダーである地方銀行や自治体と連携し、企業・団体向けの勉強会を実施

活動紹介を受けた小城先生からは、「地方に向き合う者としてぜひ一緒に頑張っていきたい」との言葉とともに、以下のような示唆をいただきました。

・「人に投資」する原資を確保する意味で、企業の収益性を高めるアプローチも重要
・事業変革を促進するには、ハイスキル人材をいかに地域に呼び込むか
・I・Uターンの敷居を下げて、もっと気軽に地方へ入って(帰って)こられる仕組みが必要ではないか
・地域に眠る魅力的な企業・事業を発掘・発信することも、人材エージェントの大切な役割ではないかと思う
・すでに顕在化した求人ニーズに対する支援にとどまらず、事業戦略にひもづく組織戦略や人材の要件整理といった、経営者のパートナーとして伴走し支援することも今後はより求められていくだろう

他にも、対談のなかで象徴的だったテーマのひとつが「副業」。小城先生は企業と人材が地域を越えて出会えるきっかけのひとつの可能性としての「副業」に注目。それに対して井上は副業したい人と企業をマッチングする株式会社インディードリクルートパートナーズ(※)のサービス『サンカク』を紹介。エージェント事業でも『サンカク 』と連携した人材の支援を行うケースが増えていることを紹介しました。

最後に、「『リクルートエージェント』がここまで地方に積極的に取り組んでくれていることがすごく嬉しい。今後の展開に期待している」と小城先生。「今日はたくさんのヒントをいただいた。事業としてさらに取り組みが進んだ暁には、またディスカッションさせてください」と井上が謝辞を述べ、対談は締めくくられました。


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