リクルートグループの有志メンバーによるビーチ清掃と環境イベントを江の島にて開催

毎年4月22日のアースデイ(EARTH DAY)は、地球のことを考える日。リクルートグループでも環境保全の取り組みと社内のサステナビリティへの問題意識向上を目的として、ボランティアによるビーチクリーンイベントを江の島にて開催しました。その様子をご紹介します。

リクルートグループの従業員や家族、友人など約100名以上のボランティアが参加

アースデイにあわせて、2023年4月8日(土)に神奈川県片瀬江の島にて開催されたリクルートグループのビーチクリーンイベント。生態系・生物多様性の持続的な存続を実現するためには、一人ひとりの問題意識を高めていくことが必要不可欠であることから、国内リクルートグループ各社のサステナビリティを担当する有志メンバーにより今回のイベントが開催されました。楽しみながら環境保全活動に興味を持ってもらいたいという想いから、従業員だけでなくその家族や友人たちも参加できるイベント内容を企画。2011年より海の環境活動を行っているNPO法人 湘南ビジョン研究所とのコラボレーションによって実現しました。

当日は、Indeed Japan株式会社、スタッフサービスグループ、株式会社リクルート、株式会社リクルートスタッフィング、株式会社リクルートホールディングスの、リクルートグループ5社からボランティアが参加。子どもから大人まで環境問題への関心が高いメンバーが集まりました。

ビーチクリーンで拾ったごみの数は150袋以上

天候にも恵まれる中、江の島でのごみ拾いからイベントがスタート。前日の大雨の影響もあってか、波打ち際には大量のプラスチックごみや発泡スチロールの破片、ペットボトル、空き缶などが打ち上げられていました。

それらをみんなで拾って運び、最終的にごみの量は150袋以上に。参加者からは、「ごみの多さに驚いた」「普段見かけている身近なものがごみとして多くあり、考えさせられた」といった感想が聞かれました。

その後、マイクロプラスチックの採取体験へ。5㎜以下で半永久的に自然分解されないこのような微細なプラスチックごみが、海洋環境に悪影響を与える存在として懸念されています。実際にマイクロプラスチックを目の当たりにすることで、参加者からは「言葉で聞くよりも、実際に目の当たりにしたほうが納得度が高かった。まずは自分たちから海にごみが流れないように気を付けようと思った」「なんでこんなにごみが多いのか?どこから来る?など、子どもや自分自身が疑問に思ったことを調べてみようと思った」といった声がありました。

環境に関するクイズやグループワークで盛り上がった講演会

ビーチクリーンを行った後は、NPO法人 湘南ビジョン研究所の理事長 片山 清宏氏による講演会が行われました。テーマは、「海ごみ問題解決に向けた挑戦」。海辺の国際環境認証制度である「Blue Flag」を神奈川県鎌倉市の由比ガ浜海水浴場がアジアで初めて取得するまでの活動内容や、2050年の海は魚よりも海洋ごみが多くなる等の海洋ごみ問題のリアルが語られました。途中でクイズなども出され、子どもも大人も集中して耳を傾けていました。

その後、チームに分かれて、「環境問題の解決に向けて企業ができること」をテーマにグループワークを実施。「海ごみ問題を解決するために、リクルートグループができることは何ですか?ソーシャルビジネスのアイデアを提案してください」という質問に対して、どのチームも良い雰囲気の中で活発に意見交換が行われ、盛り上がっていました。中には子どもたちだけのチームもあり、「みんなのエコな取り組みを政府がポイント還元する仕組みを作る」など大人顔負けのアイデアがたくさん出ていました。

最後に各グループでまとめた課題解決策を共有。真剣に考えた子どもたちの解決策の発表では、その純粋なアイデアに大人たちも感動ひとしお。グループワークを通して、参加者からは「一度課題を書き出したら、どんどん課題が出てきて、課題の多さに自分でも驚いた」「皆の課題をあわせて見ると、共通するものもあるが、なるほどと思うものがあり、新たな気づきになった」「課題解決の話し合いでは、それぞれのメンバーの得意分野があったため、意見が聞けてとても勉強になった」などの声が寄せられていました。

子どもたちが楽しめるキーホルダー作りのプログラムも

最後は子どもたちが楽しめるイベントとして、ビーチクリーンで拾ってきたプラスチック片を洗って使用したキーホルダー作りを実施。子どもたちそれぞれに好きな型を選んでもらい、プラスチック片とレジン液を流し込み、5分ほど固めてチェーンをつけてでき上がり!

子どもたちからは「思っていたよりちゃんとしたキーホルダーだったのでびっくりした」「ランドセルにつけて学校で今日のことを先生やお友達に話すよ!」「もうひとつ作りたい」といった声が聞かれ、とても楽しんでもらえたようです。並行して江の島岩屋洞窟探検も行われ、イベントは終了となりました。

今回のイベントは、参加者が身近な環境問題について、楽しみながら学びを得ることができる機会となりました。参加者からは「きれいなイメージがある江の島の海にも、たくさんのごみがあることを知り、環境問題は他人事ではなく自分の問題だと実感できた」という声もありました。リクルートは、今後も参加者一人ひとりの更なるアクションに繋がる機会提供を続けて参ります。

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