【後編】働くマザーのストレス状況を改善するには関係者全員の意識変革「リフレーミング」が鍵

【後編】働くマザーのストレス状況を改善するには関係者全員の意識変革「リフレーミング」が鍵

文:モリジュンヤ イラスト:轟最之(todogram)

リクルートワークス研究所は、働くマザーとファザーを対象に、育児中におけるストレス調査を実施。ストレスを仕事とプライベートの両面から捉えた。

前編では、働くマザーとファザーのストレス状況をビジュアルでわかりやすく示した。後編では、ストレス状況に対応していくための解決策について触れる。

働くマザーとファザーの置かれているストレス状況を解決していくためには、マザーとファザーの変化だけではなく、企業、ひいては社会全体の意識を変革させていく必要がある。

こうした意識改革を、ソーシャルワークでは「リフレーミング」と呼ぶ。これまでの考え方の枠組みを一度外し、新たな枠組みで物事を見ようとすることを指す言葉だ。

本レポートでは、ストレス状況の改善策として「リフレーミング」を紹介している。本稿では、「リフレーミング」について、ビジュアルを用いてわかりやすく説明していく。

働くマザーのストレス調査報告書

仕事での女性の活躍を求めるということは、上司も、同僚も、夫も、世の中の誰もが、女性が働くことを応援する必要があると、本調査は伝えている。法律や制度を拡充しつつ、マザーを支援するために周囲が意識や行動を変えていくことが重要な対策となる。

もちろん、意識を変えなければならないのは、マザーも例外ではない。自身の子育て観や夫観を見直していくことも当然必要になる。「リフレーミング」は決して簡単なことではない。だが、マザーが生き生きと働き続けていくためには、関係者全員の意識改革が求められている。

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