リクルートのファミリーデー2023開催。「大切な人は皆、FAMILY!」

リクルートのファミリーデー2023開催。「大切な人は皆、FAMILY!」

リクルートではファミリーデーを毎年開催しているが、2023年度は従来の従業員の子ども向けだったコンテンツを大幅刷新。家族以外でも「大切な人」は誰でも招待でき楽しめる場に変更した。当日の様子と「みんなの日~RECRUIT FAMILY DAY 2023~」開催に込めた思いを、事務局を代表してリクルート DEI推進室の浅田優子に聞いた。

家族を再定義し、ファミリーデーを開催。その背景とは?

―「みんなの日~RECRUIT FAMILY DAY 2023~」、大盛況でしたね。改めてイベントの概要を教えてください。

浅田:2023年10月27日金曜日の19時から1時間半開催しました。オフィスにあるスタジオから生配信し、東京と福岡のオフィスではパブリックビューイング会場も設営。リアルとオンラインを合わせると応募者数は総勢2000名にのぼりました。

リクルート「ファミリーデー」の会場写真
リクルートのファミリーデー「みんなの日」の東京会場でのオープニング。パブリックビューイングには福岡と合わせ約100名が参加

―今回は従業員全員を対象に、「大切な人はみんなFAMILY」と「家族」の範囲を再定義したと聞きました。どのような点を大きく変えたのですか?

浅田:従来のファミリーデーは主に子どもを持つ従業員に向けたイベントとして、保護者が働くリクルートという会社を、お子さんたちに楽しみながら知ってもらうことが狙いでした。今回は、従業員の大切な人は皆、“FAMILY”と再定義し、全ての従業員が参加できる場にした点が一番大きな変化ポイントです。“FAMILY”と聞くと、親・兄弟姉妹・子ども、パートナーなど生活をともにする家族を想起されることも多いかもしれませんが、友人・恋人・恩師も“FAMILY”とし、大切な人は誰でも招待できるイベントに変化しました。

日々、従業員を支えてくれる方、応援してくれている大切な方と一緒に、普段はなかなか知ることのないリクルートが大事にしていることや従業員の皆さんの働く思いなどを楽しみながら知る機会にしたかったんです。

フリーアナウンサーの青木源太さんと、リクルート DEI推進室長の早川陽子の写真
司会進行はフリーアナウンサーの青木源太さんと、リクルート DEI推進室長の早川陽子

―ファミリーデーの対象者を広げるきっかけは、20代のプロジェクトメンバーの声だったと伺いました。

浅田:はい、チームメンバー皆で会話していた時に、「私の大切な人も招待したいし、きっと誰しも支えてもらっている人がいるはず」という言葉があったんです。その言葉をきっかけに議論が進みました。全ての従業員に大切な人がいるけれど、従来の子ども向けのイベントでは招待できないし、楽しんでもらうことが難しいねと。

ファミリーデー「みんなの日」事務局メンバーと有志の集合写真
ファミリーデー「みんなの日」事務局メンバーは4名だけだが、一緒にイベントを作り上げる仲間を社内募集したところ 、出し物や司会、写真撮影、ロゴ制作など「やりたい!」と有志メンバーが大勢集まった

―加えて、一人ひとりが、DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)の多様なテーマのプロジェクトに携わっていたり、多様な視点を持っていることが、変化のきっかけになったそうですね。

浅田:はい、事務局メンバーで入社4年目の小野紘史さんは、SOGI(Sexual Orientation & Gender Identity)に関する社内研修も担当しセクシュアルマイノリティの方を取り巻く環境も把握していたので、血縁などにとらわれるものにしたくないという意見を伝えてくれました。入社1年目の工藤 菫さんは障がい者にとっても働きやすい環境づくりの検討も担当しているため、障がいがあっても楽しめるという視点で意見を言ってくれました。また、今年1月に異業種から入社したばかりの及川曜子さんは、自身が感じたリクルートの良さを率直に話してくれました。それぞれの考えや思いを率直に話せる関係性を作り前例にとらわれずに議論を重ね、「従業員が大切だと思う人はみんな大切なファミリー」というテーマにたどりつきました。

申し込み人数は昨年の2倍、満足度も高いイベントに

―それは従業員のエンゲージメントにも効果がありそうですね。実際にどのような方が参加したのですか?

浅田:お子さんやご両親・ご親戚を招待した方だけでなく、ご友人と参加する人、恋人やパートナーと参加される方など、社外・社内の垣根無く多様な人が集まり、昨年度の2倍の申込人数に達したので驚きました。実施後のアンケートからは、今回新たな参加対象者だった大人の方からも満足度高いコメントをいただけて、運営側としては一安心です。

ファミリーデーに参加するリクルート従業員・梅澤宜雄と友人の写真
リクルート入社1年目の梅澤宜雄は友人をふたり招いてファミリーデーに参加

―参加者の声もご紹介します。ご友人ふたりを招待した理由を聞きました。

“大学時代に学生団体で一緒に活動していた、同期と後輩を招待しました。よく同期には「リクルートってCMでは見るけど何をしているの?」と質問を受けていたので、こういうふうに友人も呼べるイベントで自分が勤める会社を紹介できるのは良い機会だなと。大学2年生の後輩は今まさに就職活動を始めようとしていて、自分の勤める会社を見ることが何かの参考になればと良いなと思って声をかけました。

日頃、お客様には自社を説明させていただく機会は多々ありますが、振り返ると友人など近い関係性の人に会社のことを紹介するタイミングはなかなかありません。ファミリーデーがあることで、リクルートを知ってもらうことができ改めて誇らしく感じています。(リクルート従業員・梅澤宜雄)”

“友人も呼べるイベントを開催している企業がそもそも少ないと思うんです。今日のイベントの雰囲気も含めてすごくオープンな社風なんだなと感じました。思ったよりガツガツしていないことが発見でした (笑)。 (一緒に参加した大学時代の同期)”

“就職活動をこれから始めるぞ、というタイミングで、自分の興味のあることを模索中です。映像なども拝見して、自分のことを考えるきっかけになりました。途中のコンテンツのクイズがとても面白かったですね。特に『高校生Ring』で高校生が考えたサービスはどれも本当にあったらいいなと思うものばかりでした。(一緒に参加した大学時代の後輩)”

『高校生Ring』 AWRDの紹介画像
クイズにもなった『高校生Ring』。リクルートには1982年に始まった新規事業提案制度『Ring』があり、そのノウハウを込めた『高校生Ring』を主催。高校生のための参加型のアントレプレナーシッププログラムとして、2023年から本格的に開始した
ファミリーデーに参加したリクルート従業員・蒲田まなみの写真
リクルートのファミリーデー「みんなの日」に参加した蒲田まなみ

―もう一組、参加者の声もご紹介します。

“リクルートに転職してもうすぐ1年が経ちます。転職活動を応援してくれた彼氏に、きれいで出社したくなるオフィスを見せたいと思いパブリックビューイングに申し込みました。今日も人がパワフルでリクルートらしさを感じました。こういう賑やかな職場で働いていることが伝わると良いなと。「みんなの日」に元気をもらい、来週も頑張ろうと素直に思えました。(リクルート従業員・蒲田まなみ)”

“ファミリーデーに招待された時、「恋人や友人でも参加できるんだ!」と驚きました。自分は他社でエンジニアをしているのですが、就活以降なかなか他の会社に行く機会がなかったので興味もあり、また「オフィスが魅力的」と聞いていたので見てみたいと参加しました。出し物のなかでは「フリースタイルラップ部」のパフォーマンスに感動。大人も楽しめる会でしたね。もともとリクルートのイメージは、バリバリ元気に働くだけでなく、コミュニティ感もある会社。予想どおり今日は参加者のほんわかした“ファミリー感”を感じられました。(一緒に参加した恋人)”

―「ラップ」や「クイズ」などが面白かったという声が気になります。当日のコンテンツについても教えてください。

浅田:リクルートにはたくさん部活動があるのですが、そのなかから「フリースタイルラップ部」「グラフィックレコーディング部」にパフォーマンスを披露してもらいました。

リクルートの部活動「フリースタイルラップ部」のパフォーマンスシーン
リクルートの約1000個(2023年11月時点)ある部活動から「フリースタイルラップ部」がパフォーマンス
リクルートの部活動「グラフィックレコーディング部」のパフォーマンスシーン
「グラフィックレコーディング部」も「みんなの日」をリアルタイムで記録していくパフォーマンスを披露

―いつもはフリースタイルですが、この日のために書き上げたラップの歌詞もとてもあたたかいものでしたね。なぜこういったコンテンツにしたのですか?

浅田:リクルートでは目指す職場のコンセプトを「CO-EN」としていて、組織や社内外の垣根を越えて多様な個人が出会い、好奇心や情熱を最大限発揮できる場を目指しているんです。情熱を持った従業員の姿を見せることで従業員とそのファミリーにも「CO-EN」を体感してもらう機会にしたいと考えました。

―他にもクイズなどがあったそうですね。

浅田:はい、創業時のサービスである『企業への招待』や、社内の「さん付け」呼称、『Airウェイト』開発のきっかけなどをクイズにしました。創業時から通底している社会への貢献を重視する価値観や、社内のフラットなカルチャーを紹介しました。

リクルートファミリーデーのクイズコーナーの画像
「WOWハンター」たちがリクルートの「創業の地」を探検してクイズを出題。ちなみに正解は(B)。開発者が真冬の寒いなかレストランに行列ができているのを見て着想

ファミリーデー開催の意義とは? DEI推進の根底には経営理念「個の尊重」

―最後に従業員と参加者が、お互いへの感謝や応援を伝え合うプログラムも素敵でしたね。

リクルートファミリーデーで感謝を伝えるムービーのワンシーン
従業員からの感謝のメッセージムービーを配信した

浅田:リクルート従業員と従業員の大切な人が、お互いに感謝や応援を伝えるメッセージカードを書いて交換してもらいました。オンライン参加者からこんな感想をもらい、やって良かったなと、しみじみ感じています。

“昨年までのイベントは子ども中心だったので遠くから拝見していただけでしたが、今回は大切な人と参加できるイベントに変わり、とても嬉しかったです。普段は恥ずかしくて気持ちを伝え合うことはなかなか無いですが、プログラムのなかにあることで素直に感謝を伝え合うことが出来ました。「みんなの日」に感謝です!”

リクルートスタッフィングクラフツのドリップコーヒーや手すき和紙のメッセージカード
参加者に送付された「Smile Gift」内には、知的障がいを持つ従業員が勤務する株式会社リクルートスタッフィングクラフツのドリップコーヒーと手すき和紙のメッセージカードが。参加者がメッセージカードに感謝の気持ちを記入

―浅田さんは4年ほどファミリーデーを担当していますが、改めてファミリーデーを開催する意義をどのように感じていますか?

リクルート従業員・浅田優子
「みんなの日」を運営したリクルート従業員・浅田優子

浅田:ファミリーデーは、従業員を支えてくれる方と接点を持てる数少ない場です。今回は「みんなの日」として従業員の大切な人たちに開かれた場にし、会社としてのDEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)のスタンスを示すことができました。

そして、今回のファミリーデーの象徴的なコンテンツとして、従業員と従業員を支えてくれる方がお互いに感謝や応援を伝え合う場を作りました。参加者からコメントがあったように、お互いの関係性にその後も続くポジティブな変化を起こすことができ、従業員のエンゲージメントにも寄与できたのではないかと考えます。

―今後どのようにDEIに取り組んでいきたいと考えますか?

浅田:リクルートが新しい価値を創造し、社会に貢献できる企業であるためには、従業員一人ひとりが堂々と自分の大事にしたいことや違和感を伝え合い、多様な個を活かし合うような職場環境が必要だと考えています。創業以来「価値の源泉は人」と考え事業を営んできたリクルートにとって、大切にする価値観(Values)のひとつである「個の尊重」の実現にもつながります。その実現に向け、今後も「働きやすさ」と「働きがい」の両輪でDEIに取り組んでいきたいです。

リクルート従業員・浅田優子

プロフィール/敬称略

※プロフィールは取材当時のものです

浅田優子(あさだ・ゆうこ)
株式会社リクルート スタッフ統括本部 人事 DEI推進室 DEI推進部 統括グループ

大学卒業後の2007年、リクルートに入社。マーケティングを2年経験後、『ゼクシィ』をはじめとするブライダル領域の営業を担当。育休を挟みながら15年より人事で働き方変革プロジェクトなどを担当。19年より全社のDEI施策の推進に携わる

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