【ぶっちゃけ雑談会】リクルートでのキャリアアップとワークライフバランスは?

【ぶっちゃけ雑談会】リクルートでのキャリアアップとワークライフバランスは?

「ワークライフバランスを大切にしたい!」
「ライフイベントがあってもキャリアアップを両立していきたい!」
…そんな思いを大切にする大学生を対象に、リクルートは2024年1月9日、オンラインイベント「リクルートぶっちゃけ雑談会~自分らしい働き方と生き方編」を開催しました。プライベートを充実させている若手、育休復帰後も活躍中のMVP受賞者、育児や兼業を楽しんでいる組織長という3名が、リクルートの働き方と社会人のリアルを語り合いました。

【キャリアパスを紹介】出産後も途切れない! 自ら切り拓いてきたキャリア

瀬戸:本日、司会進行を務めさせていただく、人事 人材開発室 新卒採用部の瀬戸麻友香 と申します。本日は私たち3名の従業員による、いわば“雑談”を通じて、大学生の皆さんの今後のキャリア形成のお役に立てたらと思っています。

最初にひとりずつ簡単に自己紹介させてください。私は2020年に新卒で入社した社会人4年目です。現在、インターンシップの企画・推進や、学生さんが社会人とともに社会課題に向き合うプログラムの設計を担当しています。

鳥山:『SUUMO』などのサービスを提供する住まい領域で、主に新築分譲マンションのデベロッパーをクライアントとして顧客接点職をしている鳥山沙樹と申します。2017年に新卒入社して社会人7年目になりますが、その間に出産をし、約1年半の産休・育休を挟んでいます。

座談会の様子
座談会の様子

桑原:本日はオンラインで参加させていただきます。(株)リクルートの社内広報を担当している桑原史帆と申します。社内広報とはどんな仕事かというと、私自身は「従業員の皆さんを元気づけることを通じて、会社の成長を支えていく」のが役割だと捉えています。2009年に新卒入社し、社会人14年目になりました。私も二度の産休・育休を経ています。

瀬戸:では、早速テーマについて話していきましょう。ひとつ目は「これまでのキャリアは?」です。

まず私からいきますね。私のキャリアパスを一言で表すと、「自分の課題感を言葉にすることで機会を得られた」になります。

入社から3年間はスタディサプリの顧客接点職でした。主にクライアントである学校様向けにスタディサプリの活用提案をする、いわゆる営業の仕事ですね。その間のトピックは、2年目の後半から顧客接点職に加えて企画職も兼務したことです。当時、メンバー急増による顧客接点パーソンの育成に対する課題感を組織長に直接伝えたところ、「瀬戸ちゃんがやってみてよ」と育成体制の設計・推進に挑戦する機会をいただきました。

それがすごく楽しかった経験から、こうした人材育成だったり、人が活き活きと働く支援ができる 仕事をもっと突き詰めていきたいと思うようになり、4年目には自らの意志で異動できるという「キャリアウェブ制度」を使い、新卒採用部に異動しました。

また、「アニバーサリー休暇」という休暇制度を使って会社の同期仲間と旅行に行くなど、プライベートも充実させています。

瀬戸麻友香 さんのキャリアパス
瀬戸麻友香 さんのキャリアパス

鳥山:私は入社以来7年間、新築マンションデベロッパーをクライアントとする顧客接点職をしています。新規開拓の営業ではなく、既存のお客様と長い時間をかけてお付き合いをさせていただく、いわゆるエンタープライズ営業ですね。

あるお客様のブランド戦略や中長期計画に携わらせていただいた時は、他のメンバーから担当を受け継いだ関係性をベースに、信頼を深めていくことの面白さを実感しました。社内でもその時に取り組んだ仕事で表彰され、評価いただきました。

その後、1年半の産休・育休を取得。保育園入園の都合や「子どもとの時間を大切にしたい」という自分の希望もあって法定より長い育休となったのですが、職場には男性で育休を取得した人もいましたし、部署全体が育休を快く受け入れてくれました。仕事復帰後も以前と同じ営業職でお客様を担当させていただき、子どもの成長も楽しみながら一生懸命働いています。

鳥山沙樹さんのキャリアパス
鳥山沙樹さんのキャリアパス

桑原:私は4年間『ゼクシィ』の顧客接点職を担当したあと、今で言うキャリアウェブ制度を活用し、当時所属していたリクルートマーケティングパートナーズ社の社内外広報を担う部署に異動しました。また、ビジョン策定・理解促進のプロジェクトリーダーも“兼務”しました。リクルートでは成長希望や興味に応じて同時に複数の仕事を兼務することができます。なぜビジョン策定・理解促進や社内広報に興味を持ったかというと、大学時代に心理学を専攻していたことにも通じるのですが、元々人が元気に働くための土壌を作ったり、態度変容を支援したりすることに興味があったからです。

その後2度の産休・育休を経て、再び『ゼクシィ』などを運営する事業部に戻り、社内コミュニケーションの仕事を担当しました。現在は(株)リクルートの社内広報として「従業員の皆さんを元気にしよう!」と、仕事と育児のメリハリをつけて働いています。

桑原史帆さんのキャリアパス
桑原史帆さんのキャリアパス

【心に残る仕事は?】好奇心を起点にして働くことが、成果につながった

瀬戸:次のテーマは「印象に残っている仕事」です。鳥山さんからお願いできますか。

鳥山:はい。私は、マンションの共有部に2ヘクタールの“山”がある物件の販売促進に携わらせていただいたことが、一番印象に残っていますね。

この山は行政の規約で柔軟に活用できないのに、草刈りなどの管理はマンション住民がする必要があり、当初は負担感や不安がネックとなりお客様が販売に苦戦していらっしゃいました。そこで協力会社さんの知見をお借りしながら、行政に対する規制緩和のためのアプローチについて提案し、規約を緩和することができたんです。

そこから「子どもが思いきり遊び回れる住民のための山がある物件」という新コンセプトのもと、山での活動を通してコミュニティ形成につなげるソフトサービスをセットするなどの提案を行いました。

ありがたいことにその結果、お客様の販売の加速に貢献でき、ソフトサービスはグッドデザイン賞に選出いただきました。マンションを購入された方々も幸せに住まうことができるという、関わる皆さんの幸せに貢献できたお仕事だったかなと思っています。私自身もすごく楽しいお仕事でした。

瀬戸:素敵なエピソードですね!

私の印象に残っているお仕事は、2年目に『スタディサプリ』の顧客接点パーソンの育成設計・推進を担ったことです。当時、コロナ禍によって『スタディサプリ』を利用してくださる学校が増え、その導入支援に対応するために顧客接点パーソンも大幅増員しました。その方々の早期育成が大きな課題になっていたんです。先ほどお話ししたように自分自身の発言をきっかけとして、顧客接点職と兼務で、中長期的に強い組織をつくるための新人の育成設計・推進に取り組むことになったんです。

具体的には、育成を支援する動画の一新、サポート体制の見直し、成長ステップの言語化、営業ロールプレイング大会の設計・運営、研修用アプリの企画・コンテンツ設計などを行いました。

その結果、新人80名の皆さんの半年間の離職率は0%、育成の期間も短縮することができました。すごく大変でしたが、社内のいろんな方と協働しながらだったので楽しい思い出になっています。

桑原:入社2年目でそこまで任されたのもすごいですね。

私が印象に残っているのは、昨年3月まで2年間所属していた『ゼクシィ』を運営するマリッジ&ファミリーDivisionで取り組んだ、社内コミュニケーションの仕事です。

当時、『ゼクシィ』は事業変革期にありました。トライ&エラーで戦略を大きく変えていくにあたっては、社内のメンバーが戸惑ったり反対意見を持ったりすることも想定されていました。そのなかで変革を進めていくには、社内コミュニケーションが非常に重要。二度目の育休からの復帰後に初めて取り組む大きな仕事で最初は緊張と不安もありましたが、コミュニケーションの力が社内を元気にしてきたシーンを何度も目にしてきた私としては「これは腕の見せ所!」とエンジンがかかりましたね。

具体策として、メンバーと一緒に社内コミュニケーションを活性化するような「楽しい」「面白い」「好き」を感じられるコンテンツや企画を年間100件以上発信しました。その結果、事業変革に向けた風土の醸成に貢献できたということで、全社表彰をいただくこともできました。

この仕事に取り組んでいる時は、自分が「面白い・やりたい」と思う気持ちに正直に取り組んでいました。やりたいから、やれる方法のために試行錯誤しながら取り組んでいくうちに、少しずつ共感してくれる仲間が増えて、結果として成果が出たという感覚です。

瀬戸:自分の「好奇心」や「好き」を形にしていくという桑原さんのお話は、とてもリクルートらしいなあと興味深く聞かせていただきました。

桑原:そうですね。リクルートは「個の尊重/Bet on Passion」をバリューズのひとつに掲げていますし、周囲には「好き」「やりたい」という熱量がすごく伝わってくる人が多いです。楽しいと思えることが仕事を続ける原動力になりますよね。

鳥山:本当にそうだと思います。私は営業なのでもちろん営業目標の達成も大切ですが、それ以上にお客様とともに考え、挑戦させていただくことがとにかく楽しいんです。周囲の皆さんも私のそんな様子を見て、応援しどうしたら実現できるかを一緒に考えてくださる 。こういう文化がリクルートにあるのが、とてもありがたいですね。

【1週間のスケジュールを公開】子育ても、兼業も! フレキシブルなワークスタイル

瀬戸:次は「1週間のスケジュール」をテーマにお話ししたいと思います。

まず私は2023年7月のある週についてご紹介します。この月曜日は「フレキシブル休日」を取得しまして、朝から同期と遊びに出かけました。「フレキシブル休日」とは、半年で7日間の取得が義務付けられている休日制度です。リクルートは週休約3日と言われますが、実態もまさにそんな感じだと思います。

そして火・木・金曜日は出社して次のイベントに向けた会議を行うなどしました。火曜日の夜は会社の懇親会もありましたね。私の場合、リモートワークは多くて週2~3回で、この週は水曜日にリモートワークを行っています。

瀬戸麻友香さんのスケジュール
瀬戸麻友香さんのスケジュール

鳥山:私は営業なので、お客様訪問を中心にスケジュールを組んでいます。オフィス出社の義務はないので、アポの合間はシェアオフィスや自宅で、次のアポの準備や電話対応などを行っています。クライアントである不動産会社様は基本的に水・木曜日がお休みなので、そこに会議を入れ、自宅から参加することが多いです。

また、子どもの保育園の朝晩の送迎は夫と分担しています。送迎などの子どもと過ごす時間は、スケジュールに「NG」と入力して仕事を入れないようにしています。柔軟に働く時間を選択できる「フレックスタイム制」なので、状況に応じて子どもの就寝後や早朝に少し仕事時間を取るなど、自由に調整していますね。

時には子どもの体調などによる突発的な出来事もありますが、周囲の皆さんのご理解・ご協力もあり、オンラインを活用して柔軟に対応することができています。

鳥山沙樹さんのスケジュール
鳥山沙樹さんのスケジュール

桑原:私は働き方について3つの軸を意識しています。お仕事をしっかりがんばること、子どもたちとの時間を大事にすること、自分の心身の健康を維持することの3つです。

なので、鳥山さんと同じように送迎時間帯のスケジュールはブロックしています。例に出した週は、火曜日に早めに仕事をあがってジムに行って運動しました。ヨガに行ったり、コーチングを受けたりすることもあります。

また、リクルート以外にふたつの仕事を兼業しており、始業前やお昼休憩の時間をうまく使いながら取り組んでいます。

金曜日は、瀬戸さんのお話に出た「フレキシブル休日」を取りました。育児中は土日は子どもたちもいるので、彼女たちの予定を優先したり、遊びに連れていったり、意外とあまり休めないので(笑)、平日に堂々と休めるこの制度は、ひとりの時間を取る上でとてもありがたいです。

桑原さんのスケジュール
桑原さんのスケジュール

瀬戸:最後に、これから就職活動に取り組む学生の皆さんに、メッセージを一言ずつお願いします。

鳥山:今の時間を、就活のためというより、これからの人生を楽しむために、自分はどんな人間で何を大切にしたいか、などを考える時間に使うのも良いのではないかなと思います。

桑原:自分自身を振り返ってみても、学生時代の経験は、何をやったかということよりも、「そこから何を学んだか?」ということのほうが大事な気がしています。就活は改めて自分を見つめる機会と思って、ぜひ楽しんでください。

瀬戸:皆さんはコロナ禍の高校・大学生活を送り、思うような活動の機会が得られなかったかもしれません。いろいろ悩むこともあったことでしょう。今後のキャリアについては、自分らしさを大切にして納得感のある意思決定ができるよう、心から応援しています!

登壇者プロフィール

※プロフィールは取材当時のものです

瀬戸麻友香(せと・まゆか)
株式会社リクルート 人事 人材開発室 新卒採用部

大学卒業後、2020年リクルートに入社。『スタディサプリ』領域における顧客接点職および人材育成設計・推進担当を経て、自らの希望により新卒採用部に異動。現在、インターンシップの企画・推進や「WOW! BASE」プログラム設計を担当。リクルートについては「誰もがありのままでいられる自律的な組織」と考えている

鳥山沙樹(とりやま・さき)
株式会社リクルート 分譲マンションDivision 首都圏営業1部

大学卒業後、2017年リクルートに入社。7年間『SUUMO』領域に所属し、分譲マンションデベロッパーへの広告営業、ソリューション営業を担当。産休・育休を経て、現在も子育てをしながら仕事を続けている。リクルートについては「自由」「やりたいことを大切にしてくれる会社」と考えている

桑原史帆(くわはら・しほ)
株式会社リクルート コーポレートコミュニケーション企画統括室 コーポレートコンテンツマネジメント部

大学卒業後、2009年リクルートに入社。『ゼクシィ』などに携わるマリッジ&ファミリー領域の顧客接点職、ビジョンプロジェクトリーダー兼社内広報を歴任。二度の産休・育休を経て、再びマリッジ&ファミリー領域のインターナルコミュニケーションを担当。現在は全社広報組織のマネジャーに。子育てをしながら、リクルート以外にふたつの仕事を兼業している。リクルートについては「自ら機会を創れる会社」と考えている

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