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リモートワークを本格導入!従来の働き方の「当たり前」を見直し、多様な働き方が選択できる会社へ

‘16.02.05 Fri

リクルートホールディングスは、2016年1月より、雇用形態にかかわらず、すべての従業員を対象とした、上限日数のないリモートワークを全社に導入しました。会社間の同意および本人の希望があった場合には、派遣社員もリモートワークを選択可能としています。

昨今、グローバル化への対応や今後予測される人口減少による労働力の不足、ダイバーシティの推進といった経営課題に対応するため、働き方の見直しや多様な働き方を実践する動きが官民で広がっています。
リクルートグループにおいても、女性の活躍推進を中心としたダイバーシティが進み、ワーキングマザーの比率も上昇しています。共働き世帯も増え、育児と仕事の両立は女性のみならず男性の課題でもあります。

「多様な事情を抱えた従業員一人ひとりがより生き生きと働けるよう、その持ちうる能力を最大限に発揮し、さらなる成長につなげるためには何が必要なのか?」と考えた時に、辿り着いた答えは「育児や介護など特別な事情がある人はもちろん、しかしそれだけに限らない、全従業員を対象とした働き方変革」でした。

■場所にとらわれない働き方としてのリモートワーク
そこで、2015年4月に「働き方変革プロジェクト」を発足。企業理念にも掲げる「新しい価値の創造」には、多様な個が持つ経験の融合が重要であり、更なる経験機会の獲得のためにも、個人が自律的に柔軟な働き方を実践することが重要との考え方のもと、まずは「働く=会社に出社して働く」という従来の考え方を見直し、場所に捉われない働き方としてリモートワークに注目しました。仕事を頑張りたい時期だからバリバリ働く!という人がいてもいいし、夜は大学院に通うという人がいてもいい。大切なのは、従業員一人ひとりが、その時のライフステージや仕事の状況に合わせて、自分らしい働き方を自由に選べるようにすること。そうした時に、場所に捉われずに働けるリモートワークの導入は効果が大きいはずと考えました。

■とにかく挑戦!実証実験で仕事のやり方を見直すきっかけに
とはいえ、リモートワークを導入することで果たして仕事に支障はきたさないのか?さまざまな心配の声もありました。課題を発掘するためにも、「まずはやってみよう!」を合言葉に、2015年6月からリモートワークの実証実験をスタートしました。実験の初期段階では、原則週3日は会社に出社せず、リモートワークを行うという少し振り切った形で取組みました。これには大きく、2つの理由があります。
1つは、従来の仕事のやり方そのものを見直すため。果たして今取り組んでいる仕事は、本当に会社にいなければできないものなのか?どういった性質の仕事や会議が、リモートワークに向いているのか?その振り分けを、参加した組織・メンバー全員で考えるきっかけにしたかったからです。
もう1つは、週3日のリモートワークを実践することで、「会社にいなくても不自然ではない」という空気を作るため。会社に来てもいいし、来なくてもいい。それを個人が自由に選べ、さらに周囲もその状況を自然に受け入れる、という雰囲気が醸成できれば、本来の目的である「個人に合った最適な働き方を自由に選べる環境」に近づくと考えたからです。

■実証実験を終えて
3回にわたり実施した実証実験には、最終的に約300名の従業員が参加しました。
実験前後に行ったアンケート結果からは、「通勤時間が削減されたことによる心理的・体力的な効果は大きい」といった健康面へのプラス影響を実感する声や、「いつも顔を合わせられるわけではない環境下、どうしたら組織運営がうまくいくのか、メンバー一人ひとりが意識するようになった」「大切なのは出勤することではなく、価値を発揮することなのだという意識が強くなった」「集中できるため資料作成や考え事といった個人ワークが捗り生産性が上がった」といった仕事への効果を実感する声が多く聞かれました。また、「自宅で仕事をする日は通勤に当てていた時間を勉強や家事などの時間へ有効活用できた」「毎朝子どもを『早く!』と急かしていたが、子どものペースに合わせられるようになり、子どもの情緒が安定した。」など、ワークライフバランスの実現にも良い影響をもたらすというポジティブな声も上がっていました。
一方で見えてきた課題もありました。部署によってはコミュニケーション量が減ってしまったり、アイディアを出し合うブレインストーミングのような打ち合わせをリモートで行うと逆に効率が落ちてしまったり、人によっては会社以外で仕事をする環境を見つけることが難しく不便が生じてしまったり...。そんな時は集まって議論し、また成功しているグループの知見を共有し合い、可能なかぎり改善策を考え試行錯誤を繰り返してきました。継続して検討していくべき課題を明確にし、工夫しながら、働き方変革を一歩前へ進めるため2016年1月より本格導入に踏み切りました。

また、リモートワークの推進と合わせて、オフィスのあり方についても議論を重ねレイアウト変更を行いました。所属組織を超えた社内コミュニケーションの活性化やイノベーションの創出をコンセプトに、フロアの一部に各自の席を固定しないフリーアドレスエリアを2015年11月より導入しています。

<従来のオフィス>1人1席の固定席を使用

<現在のオフィス>フロアの一部にフリーアドレスエリアを導入

育児や介護といった制約がある人に向けたサポートという段階を超え、全従業員を対象とした働き方変革への挑戦は始まったばかりです。今後も、ダイバーシティの時代に合った新しい働き方を模索し、全社一丸となって働き方変革に取り組んでいきます。
なお、リクルートグループの働き方変革の取組みは、「働き方変革プロジェクト」サイト等を通じて継続的に発信していきます。ぜひご注目ください。

人材基盤、リクルートホールディングス