多様な働き方

14歳で会社を設立したZ世代起業家が目指すのは、教育の選択肢が豊かな社会

キャリア

2020年08月25日 転載元:Meet Recruit

14歳で会社を設立したZ世代起業家が目指すのは、教育の選択肢が豊かな社会

デジタルネイティブ。モノよりコト。社会問題への関心が高い。起業家精神が旺盛...。激変する社会のなかで育ったZ世代の生き方から、現代のビジネスパーソンに求められるスタンスを学ぶ

1990年中盤以降生まれの「Z世代」が、いよいよ社会で活躍をはじめている。彼らは、「スマートフォンが当たり前」「大災害による社会の混乱」「SNSで世界中と交流できる」など、まったく新しい環境で育っており、「社会課題への意識が高い」「学校・会社以外のコミュニティを持つ」「慣習に縛られず一直線に目的を目指す」といった傾向が強いそうだ。

そんなZ世代を象徴する一人が仁禮彩香(にれい・あやか)さん。中学2年で会社を設立して教育事業をスタートし、現在は22歳にして2社目となる株式会社TimeLeapの代表取締役を務めている。彼女のチャレンジングな生き方にはZ世代の特色が表れているのではないか。Y世代インタビュアーの視点でZ世代の価値観を探った。

「なぜ?どうして?」を幼少期から問われ続けて拓けた、起業の道

――仁禮さんは14歳のときに1社目の会社を設立し、教育関連の事業をはじめています。なぜ中学2年生で起業を志したのですか。

私が起業を選択したのは、お金を稼ぐ手段としてではなく、社会について学びたかったからなんです。当時の私は、中学校での教育が社会に出てどう役に立つか分からないことにモヤモヤしていました。このまま漠然と高校・大学に進んでも、私には勉強をする意味が見出せないんじゃないか。それなら社会と接点を持てる機会をつくろうと思ったんです。

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