ミドルシニア

変容する価値観―定年後、能力はどう変化するか

キャリア

2021年05月14日 転載元:リクルート ワークス研究所

変容する価値観―定年後、能力はどう変化するか

若手・中堅世代と比べ、定年後のキャリアの中身はあまり語られていない。このコラムでは、仕事に関する能力と仕事の負荷という側面から、定年前と比較した、定年後のキャリアの特徴を抽出する。

キャリアの拡張の年代調査

各自のキャリアは仕事とその人自身との関係によって規定される。その人の仕事に関する能力が高まれば、こなすことができる仕事の量や質も高まる。
担うことができる仕事の質量が増し、その際に必要となる能力も高まることで、人はより大きな価値を世の中に提供していくことができる。それがいわば「キャリアの拡張」である。拡張したキャリアを通じ、喜びを感じることができればそれもまたすばらしいことだ。
若手・中堅世代においては、キャリアの拡張は無条件に望ましいこととされるが、シニアに関してはどうなのだろうか。年代ごとに仕事で必要とされる能力と、課される仕事の負荷がどのように変化したかを探った調査をもとに、この問題を考察していきたい。

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