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産後に週一日から無理せず復職。今は講師業を目指して学び中

2021年09月30日 転載元:らしさオンライン

産後に週一日から無理せず復職。今は講師業を目指して学び中

2つの仕事を掛け持ちしながら、子育てやお菓子作りを本格的に学んでいる平野恵美子さん(43)。子育てについて学び始めると、親子関係がよくなったり、子どもも好きなことを始めるようになったりと、よい循環がめぐっている。さらにご自身も、いろいろなことにチャレンジする心の変化を感じているのだとか。いま学んでいることやキャリアの重ね方、これからのことなど、平野さんのスタイルをうかがった。

子どもが1歳のころから少しずつ復職

一般事務やテレコミュニケーター、カウンター受付などさまざまな仕事をしてきた中で、接客業が好きだったという平野さん。出産のため仕事を辞めたあと、復職したのも接客業だった。

「以前は子どもが大きくなったら復職したいと思っていました。でも、大きくなるまで待っていたら、それが難しくなるかもしれないという不安も。そこで、子どもが1歳くらいのころから、友人の紹介で始めたのがマンションギャラリーの受付業務でした。主人が土日休みだったので、都合のいい土日に週一日から働ける仕事はありがたかったです」

仕事に出るまでは、一日中子どもと過ごしていてどんよりした気持ちになることもあったのだとか。

「週一日でも、『お母さん』以外の立場でいられるのは心地よかったですね。仕事と家庭のバランスが保たれて、刺激にもなりました。2人目が生まれたときに2年ほどお休みをいただきましたが、今も続けています」

現在は、二人の子どもが小学生になり手が離れたため、ほかに、派遣スタッフの仕事でも週に1~2日勤務している。

「派遣では、秘書のようなアシスタント業務をしています。接客もアシスタントも、機械相手ではなく人と人とのふれあい。『ありがとう』と感謝の言葉をいただいて、自分のふるまいが合っていた、とわかる。そんな心の通う瞬間が好きなんだと思います」

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