多様な働き方

鍵は妄想と好奇心。R不動産や泊まれる公園を手がけた建築家に聞く、アイデアの源泉

2022年04月14日 転載元:Meet Recruit

鍵は妄想と好奇心。R不動産や泊まれる公園を手がけた建築家に聞く、アイデアの源泉

柔軟な視点でアウトプットを出し続けるために、必要なこととは。雑誌の編集長にリノベーションブームの火つけ役など「建築家」の枠組みに捕らわれない八面六臂の活躍を続ける馬場正尊さんに聞く。

日々の仕事で、新しい企画やアイデアを求められることは少なくない。しかし、パッと浮かぶのは、どこかで見たり、聞いたりしたことのあるものばかり……。既成概念に囚われない革新的なアイデアを生み出す人は、どのように考えたり、世の中を捉えているのだろうか。

今回話を聞いたのは、建築設計を基軸としながらリノベーション、公共空間や地方都市の再生、本やメディアの編集・制作を事業とするオープン・エー代表取締役で、建築家の馬場正尊(ばば・まさたか)さんだ。

2003年、不動産を広さや間取りではなく物件が持つ味わいや改変可能性などから探せる「東京R不動産」をスタート。それまで日本ではあまり知られていなかった「リノベーション」という概念を世に広めた。その後、学校やスポーツセンターなど公共施設とそれを利用・購入したい企業や個人をマッチングさせる「公共R不動産」や、公園の中にある宿「INN THE PARK」の運営など、いわゆる建築家の枠に収まらない事業を展開してきた。その背景には、雑誌の編集長や大手広告代理店でキャリアを積んだこと、緑内障を患い小さな文字や人の顔の識別にハードルがあることなどの影響があるようだ。

これまでに存在しなかったさまざまな事業を展開する馬場さんの創造性は、どのように育まれてきたのか。そのキャリアとともに、物事を柔軟に考えるヒントを聞いた。

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