高校生の課題発見力を養うアントレプレナーシップ・プログラム『高校生Ring』の実施を決定

株式会社リクルートが提供するオンライン学習サービス『スタディサプリ』では、リクルートの新規事業提案制度『Ring』のノウハウを用いて、新たな学びの機会としてアントレプレナーシップ・プログラム『高校生Ring』を実施することを決定しました。

『高校生Ring』は起業家や経営者を目指す高校生はもちろん、ビジネスに初めて触れる高校生まで、皆さんが取り組める参加型プログラムです。自分視点の半径5mにある出来事や体験を手掛かりに、プログラムを通じて、興味があること、やりたいことを見つけるきっかけとなることを目指します。
※なお、個人での応募制ではなく、学校単位での参加となります。

『高校生Ring』誕生の背景

政府は、日本の経済成長戦略の柱の一つとして2022年を「スタートアップ創出元年」と位置付け、スタートアップ企業を増やし、育てる政策を掲げました。また文科省は、早い段階でアントレプレナーシップ(起業家精神)に触れる機会を設け、将来起業が選択肢の一つとなり、社会課題の発見や問題解決を考える機会を増やすことを目的に、関連予算を盛り込むことを発表しています。

リクルートは、「新しい価値の創造」を経営理念の一つに掲げ、社内の新規事業提案制度『Ring』を40年以上前から実施してきました。オンライン学習サービス『スタディサプリ』も新規事業提案制度『Ring』によって生まれたサービスの一つです。本制度の中で、特に大切にしてきた視点が世の中の“不の解消”です。

これを考える上で必要な検討項目や体系化されたフロー、ノウハウを、現役高校生のアントレプレナーシップの育成に生かすことで学びの機会を提供したいという思いから、新たな教育プログラムとして『高校生Ring』が誕生しました。

■『高校生Ring』の概要


昨年4校500人の生徒が体験した取り組み※では「自分たちが主体になって動くのは初めてだったが、グループでやることで苦手なことも協力することが大切だと分かった」「不を見つけて、それについて考える。この流れを知っていればどんなことにも対応できると思った」という声とともにさまざまなビジネスプランが提案されました。


今回は、参加者23 校、高校1~3年生6,186 人が参加予定※。学校内選抜を勝ち上がった約500 案件のビジネスプランをリクルート社員が審査します。書類審査を通過した案件は、プランアイデアをブラッシュアップするための講座やリクルートの事業開発経験者による個別のメンタリングを実施。次の動画審査を通過したチームは2023 年1 月の「高校生Ring AWARD」にてプレゼンを実施いただき、優勝、準優勝が決まります。


※安定的なプログラム運営のため段階的な展開を予定。2022年度においては『スタディサプリ』を導入いただいている高校の一部の参加となりますが、来年度以降は『スタディサプリ 高校講座』または『スタディサプリ 探究講座』を導入いただいている全高校の参加が可能です。

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