株式会社リクルートと一般社団法人 全国高等学校PTA連合会は、2003年より隔年で高校生と保護者に対し、進路に関する意識調査を行っています。第10回を迎える2021年はコロナ禍における生活環境や価値観の変化が見受けられる結果となりました。

親子のコミュニケーションに関しては、保護者・高校生ともに約3割が新型コロナウイルス感染症の影響により、会話が「増えた」と回答。会話の内容は、「社会や政治に関する話」「将来や進路に関する話」「心や健康に関する話」など、話題が多様化していることが見受けられます。また、進路選択への保護者の関わり方について「ちょうどいい」と感じる高校生が7割を超えて過去最大に。進路の会話でよく使う言葉は、かつてよく聞かれた「勉強しなさい」「いい大学に入りなさい」が減少し、前回もトップだった「自分の好きなことをしなさい、やりたいことをやりなさい」がさらに伸びて約6割という結果となり、親の進路に関する価値観も変化の傾向が見られました。

ICT活用に関する調査では、期待できる効果として「一人ひとりが自分に合った方法やスピードで学習できる」がトップとなり、文科省が目指すべき次世代の学校・教育現場のキーワードに掲げる「個別最適な学び」への期待が高まっていることが見える結果となりました。しかし一方で、高校でICTを「活用している」と回答した高校生は75%、保護者は56%で、活用実感はこれからさらなる高まりが見込まれると考えています。

今後もこうした高校生とその保護者におけるコミュニケーションの実態と進路観の現状を把握するため、定期的な調査を続けてまいります。