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さあ、育児も仕事もしやすい世界へ

「子どもが小さいうちは、週3日だけ働きたい」
「親の介護があるので、朝は自宅から離れられない」
「65歳。心も身体もまだまだ元気なので、再就職したい」

いまこの国では、多様な立場の人たちが働きたいという気持ちを抱きながらも、様々な制約に阻まれて、「働くこと」に悩んでいます。

個人の価値観が多様化を続ける時代において、創業以来「働く」ことを考え続けてきたリクルートは何をなすべきなのだろうか。

世の中の声に耳を傾けながら辿り着いたのは、「働きたいという意欲を持つすべての個人が、自らの価値観に見合った就業を実現し、生涯に渡って継続できるような社会の実現」でした。

育児や介護や学業は、本当に仕事と両立できないのでしょうか。年齢や働く時間・場所は、本当に制約なのでしょうか。

こうした壁を取り払うことで、「一人ひとりが輝く豊かな世界」を実現していこう。

iction!は、持続可能な社会を目指すべく、行政、企業、NPO等の方々と共働しながら多様な働き方を応援するプロジェクトです。

iction!がうまれた背景

私たちが目指す世界の実現に向けて、最初に取り組んだのは「子育てをしながら働きやすい世の中を、共に創る」でした。
プロジェクトが発足した2015年当時の調査によると、「第一子出産後に仕事を辞めたことを後悔している女性の割合」は約4割。

「子育てしながら働いている女性で、両立を負担に感じている人の割合」は約8割にも上り、「働きたいのに働けない子育て中の女性」は約170万人もいたのです。(『仕事と育児の両立に関する就業者および就業希望者調査』より)。

そこで私たちは、「妊娠・出産で辞めなくてすむ」「育児と仕事の両立によるストレスを減らす」「無理なく始められる仕事をつくる」の3つを推進。「働く育児」を応援していくべく、プロジェクト名には、「育児」+「アクション」を組合せた、【iction!(イクション)】を掲げました。

企業への働きかけや、育児当事者や若手女性に向けた両立不安解消の支援など、様々な試みに取り組むなかで気づいたことがあります。
それは、子育てと仕事の両立を阻む壁には、実に様々な課題が複雑に絡み合っているということ。たとえば、妊娠・出産をきっかけに働き続けることを不安に思うのは、「働く時間や場所」の問題だけではなく、「上司がワーキングマザーのマネジメントに慣れていない(理解が足りない)」ことも理由のひとつです。

そこで私たちは、育児当事者の就業にまつわる課題を整理し、リクルートだからこそ社会に価値提供できる領域にフォーカス。5つのテーマを新たに掲げるに至りました。

iction!の5つのテーマ

iction!が現在注力しているテーマは以下の5つ。「はたらく育児」を誰もがポジティブに選択できる社会の実現に必要な事柄として掲げており、リクルートがこれまで磨いてきたノウハウを活かしながら、広く社会に価値提供できるサービス・ソリューションを開発しています。

  • #1 CAREER

    長期的なキャリアプランニングを支援する

    結婚・妊娠・出産などのライフイベントが、個人のキャリアに与える影響は絶大です。しかし、イベントを目の前にして慌ててキャリア選択をしたために、後悔している人も多い。そこで、将来的なライフステージの変化に備えてどう働くかを考える機会を提供。個人が自身の人生を長期的に見据えながら、キャリア形成していく世界を目指しています。

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  • #2 MONEY

    生涯にわたるお金の知識を提供する

    教育資金、住宅ローン、親の介護費用、パートナーの定年退職...。長い人生のなかで、収入・支出のバランスは変化を繰り返します。「今は良くても、10年後20年後は大丈夫なのか?」「家族で理想の暮らしを送るには、一体いくら必要なのか」等、生活に必要不可欠なお金に関する知識提供を通じて、働くことについて考えるきっかけづくりを行っています。

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  • #3 MANAGEMENT

    上司のマネジメント力を高める

    仕事と育児を両立する働き方は、組織としての挑戦でもあります。「職場復帰する社員をどう受け入れたら良いか」「子育て中の時短社員が、自己効力感を持って働けるには」など、上司はこれまではほとんど経験のなかった課題に直面するのです。そうした新しい時代のマネジメントについて、ノウハウ・スキルの提供を行い、多様な社員が活躍できる組織づくりを支援しています。

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  • #4 WORKSTYLE

    時間や場所の制約を緩和する

    「保育園のお迎えで16時までしか働けない」、「勤務先が自宅から遠く、通勤時間が育児を圧迫している」。働く時間や場所に制約があるために、やむを得ず仕事を辞めていく人は少なくありません。だからこそ、働く時間・場所がもっと自由になれば、今よりも仕事で輝ける人は増えるはず。この考えのもと、生産性向上や業務プロセス改善、ITインフラ整備などのノウハウ提供を行っています。

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  • #5 JOB CREATION

    仕事・働き方のバリエーションを増やす

    現在就業していない女性のなかには、企業から引く手数多のスキルを持ちながら、勤務時間や日数などの「勤務条件」がマッチせず働いていない人たちも大勢います。週5日・フルタイムの求人が前提では、個人も企業も幸せな出会いができないのではないか。だからこそ、企業に向けて既存業務の切り分けや組み替えを働きかけ、制約のある人たちが活躍できる仕事を増やしています。

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iction!のサービス

iction!では、人材サービスを提供するリクルートグループの事業会社4社(※)及び、外部の有識者と連携しながら、以下のようなサービス・プロジェクトを展開しています。

※:リクルートキャリア、リクルートジョブズ、リクルートスタッフィング、スタッフサービス・ホールディングス。

  • みらい家計シミュレーション

    関連テーマ

    専門知識不要!直感的な入力で家族の未来を予測するシミュレーションツール

    入力時間は約5分。PCやスマホで簡単に将来の家計を予測できる無料のツールです。現在の収入や支出、家族の状況、今後の希望などを表示される項目に沿って入力するだけで、子どもが大学入学時の家計や、定年退職時の貯蓄などをイメージすることが可能。マイホームの購入時期や毎月の貯蓄目標など、将来に備えた参考にしていただけます。

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  • カムバ!

    関連テーマ

    妊娠時から職場復帰の準備までを、お役立ち情報でアシスト!

    妊娠・出産には初めてのこと、不安なことが目白押し。そこで安心して妊娠期間~産休・育休を過ごし、また元気に職場へ戻ってくることを応援するためにうまれたのが、『カムバ!』です。便利な産休・育休自動計算ツールのほか、妊娠から仕事復帰の間に知っておきたい情報を掲載。両立支援を行う企業の人事、マネージャーの方々に役立つ機能を備えています。

    ※Web版/スマホアプリ版があります。

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  • カムバ!ボス版

    関連テーマ

    ワーキングマザーを応援する上司のことも、応援したい!

    『カムバ!ボス版』は、マネージャーがメンバーの妊娠と仕事の両立をサポートする上で必要な情報を最適なタイミングでお届けするメール配信サービスです。適切なマタニティマネジメントを行うことで、妊娠したメンバーをフォローすることはもちろん、彼女の育休中の業務を引き継ぐ周囲のメンバーなど、組織全体が気持ちよく働き続けるためのノウハウも提供しています。

    詳しく見る

  • 時短JOB

    関連テーマ

    3時間だけ、週2日だけ...。自分にあったスタイルで働こう

    働く意欲はあるのに、時間的制約で希望にあう仕事がみつからない人のために。既存の業務を整理・分解し、短時間で出来る新しい仕事として切り出すのが「時短JOB」です。育児や介護や学業と仕事との両立を実現するとともに、企業におけるBPR・働き方改革の一環としても取り入れていただけます。

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  • ZIP WORK

    関連テーマ

    限られた時間で専門性を活かして成果を生みだす、新しいワークスタイル

    成果を生みだせる人に機会と適切な評価を。短時間でも成果を求める企業に人材を。「ZIP WORK」は、専門的なスキルや知識を活かして限られた時間の中でスマートに仕事を進めていく、「時短JOB」のひとつです。育児や介護との両立をしている人はもちろん、会社の枠を越えて兼業・副業を志す人などが、続々とこの新しい働き方を選択しています。

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これからのiction!

2015年のプロジェクト開始以来、『みらい家計シミュレーション』『カムバ!/カムバ!ボス版』『ZIP WORK』など、複数のサービス・ソリューションを展開。特に、時短JOBの創出においては、求人件数全体の伸び率以上に成果を生みだしており、時間の柔軟性を高めることは、企業にとっても個人にとってもメリットのある取り組みとして広がりはじめました。

また、iction!の取り組みに共感していただけたのは、育児をしている女性だけではありませんでした。『みらい家計シミュレーション』を利用してくれた人のなかで、高い割合を示していたのは、「正社員×男性」という属性の方々。短い時間で働きたいと手を挙げているのは、「ママ」だけではなく、「シニア」「ダブルワーカー」「介護従事者」「学生」など。様々な理由でフルタイムの仕事に就けなかった人たちが、「時短JOB」でイキイキと輝きはじめているのです。

私たちは、iction!の活動を通して改めて実感しています。働くことがもっと自由に選べる世界は、女性の就業を促進するだけではない。すべての人たちが輝ける世界になるのだと。だからこそ、iction!はこれからも「誰もが自分の価値観にあった就業が実現できる」ために活動します。もちろん、育児と仕事の両立もこれまで以上に推進。出産後の女性の就業率は、2012年から13%も伸び、53 %と過去最大になりました。数字の上では確かに社会は変わったけれど、この国で生きるすべての人が、「育児と仕事の両立がしやすい社会になった」と実感できるには、まだこれから。もっとポジティブに自分の生き方・働き方を選べるような未来に向けて、私たちは前進を続けます。