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両立支援iction!のイベント

ブライダル総研×iction!はたらく二人を応援!結婚・出産後も、仲良し夫婦が続くヒケツは?~夫婦タイプ診断&ワークショップ~開催レポート 前編

iction!の取り組みイベント共働き

2019年03月28日

2019年3月17日(日)、ゼクシィ・ゼクシィBabyを通じ、夫婦関係に詳しいリクルートブライダル総研と、はたらく育児を応援するiction! がコラボレーションして、これからの二人がよりうまくいくためのイベントを開催しました。

『おじいちゃん、おばあちゃんになっても、手をつないで散歩ができるような二人でいたい』
結婚する時、多くの夫婦が理想として掲げるイメージがあります。それが叶う夫婦が増えればステキですよね。

そうは言っても、産後、夫婦の間がギクシャクしたり、ワーキングマザーの両立の大変さ等が、社会的にクローズアップされているのも事実です。

育児や家事分担のノウハウは世の中に多くあるものの、結婚後、夫婦でどうお互いを知りコミュニケーションをすればより上手くいくのかについては、実はあまり触れられてきませんでした。

妻も夫もはたらき、育児する時代へ進みつつある昨今、今、はたらく子育てに奮闘する先輩ママ・パパは何に困っているのか?
今後訪れる人生の難所をいっしょに乗り越える秘訣は何なのか?夫婦の関係に起こるすれ違いや衝突を未然に防ぎ「仲良し夫婦でありつづける」秘訣を、体験していただきました。
当日の様子をご紹介します。

ブライダル総研×iction!

本当にいい両立のあり方って何だろう?

二葉 美智子さん

天候にも恵まれた3月17日のお昼過ぎ、東京都目黒の会場にはぞくぞくと参加者のカップル、ご夫婦が来場されました。リクルートイクション事務局事務局長二葉美智子の開会の挨拶につづき、セミナーがスタート。

共働き世帯があたりまえになる昨今ですが、実は出産を機に女性の半数は一度仕事を辞め、8割が復職をします。復職のいちばんの理由は「教育費」ですが、共働きのメリットは他にもあります。

・パパひとりが「大黒柱」でありつづけるプレッシャーからの解放
・夫婦どちらかがはたらけない時期があっても生活を保つことができる
・ママのはたらく姿が子どものロールモデルになることがある

共働きがあたりまえになる一方で、2019年2月2日ニューヨークタイムス記事では、"先進国のどの国よりも、家事負担の割合が少ない日本の男性。家事負担が女性に集中していることが、女性がより良い仕事に就くこと、ひいては経済成長を難しくしている。"と取り上げられました。

これはなかなかショッキングなコメントですが、2019年にイクション事務局が共働き夫婦へ行ったアンケートの結果を見ると、4~6歳の子育ての時期には、家事分担や仕事と家庭の両立について、男性よりも女性の方がより相手への不満が高く、「夫婦で両立できている」という意識には男女間でギャップがあることもわかっています。

共働き夫婦の家事分担や両立への意識

男女の意識ギャップ

共働き夫婦へのアンケート結果2019(イクション事務局調べ)

女性にも、男性にも主張がある

ただ、女性にも、男性にもそれぞれ言い分があります。
同アンケートの結果によると、子育てや家事の分担についてこんな不満の声が見られました。

ブライダル総研×iction!

女性の主張

「こっちも正社員で仕事して、家事育児もやっているのに、夫ばかり残業や予定外の遅い帰宅を平気でする。本気で腹が立つ」
「家事を手伝ってくれるけど、自分とやり方が違うのがストレス」
「子供をお迎えに行っただけで、手伝ったことになっていて他の家事はしない」

男性の主張

「自分の家事に妻が文句を言ってくる。食事を作っても『これだけ?』と言われる」
「『あなたは育児をしていない』と怒られてばかりいる。掃除や洗濯はしていたのだけど足りなかった」
「自分としては家事を頑張ってやっていたが、妻からは『当たり前』の一言で済まされるのが悔しい」

これを見てもわかるように、家事分担はしているが、お互いに納得がいっていなかったり、相手の態度や言葉にストレスを感じているにも関わらず、その不満や要望を相手にうまく伝えられていなかったりと、コミュニケーションの問題が根底にあるようです。

「今回のセミナー&ワークショップを通じて、本当にいい両立のありかたってなんだろう?と、考える機会にしていただければ幸いです。」

夫も妻もがんばっているのに、夫婦関係の満足度にギャップがあるのはなぜ?

二葉 美智子さん

つづいて、リクルートブライダル総研 金井良子より、夫婦の実態に関するミニレクチャーがありました。
「日本の夫婦(20代~60代)は、夫婦関係にどのくらい満足していると思いますか?」

答えは、67.2%。
満足度を男女別にみると、男性は、満足度が最も高いのは60代でなんと77.4%。一方、女性は20代の時が77.0%と非常に高いが、その後下がり続けていく。年をとればとるほど、ギャップが広がっています。

最新の2017年調査では、女性は30代の満足度が2015年調査よりも約14%下がり、この年代の満足度が最低になってしまいました。

「ここに何が起こっているのでしょうか?」

調べてみると、「小学生以下の子供がいる」妻の満足度の低下がもっとも大きいことがわかりました。この方たちは夫との家事分担比率に理想と現実のギャップを感じていたり、時間的・精神的なゆとりの減少を感じていることがわかっています。

ただ、一方で20代・30代の男性も家事分担に対する意識が高まっていることも事実です。男性も頑張っているのだけど、妻の満足度は下がってしまう。これは、世の中で「男性も家事育児をすべし(家事をして当たり前)」というメッセージがしっかり届くようになり、妻側の期待値が上がっている一方で、実態はその期待ほど家事育児の分担比率が上がっていないことが理由なのではないかと推測しています。
お互いの期待値がうまく伝わりきらない、コミュニケーション上のギャップが背景にあるのですね。

「今回この場にいらしているみなさんは、まだまだ仲良しで、コミュニケーションの問題はピンとこないかもしれません。でも、この先お子様が生まれて、身体やとりまく環境が大きく変わっていく。お互いや家族のことを大切に思えば思うほど、会話や関係がズレていくのです。夫が悪いのでも妻が悪いのでもなく、そういう夫婦の「難所」のようなものは、どんな夫婦にもあるのだということを、まずは頭の片隅に置いておいていただければと思います。」

男女別夫婦の満足度

男女別夫婦の満足度

夫婦関係調査2017(リクルートブライダル総研調べ)

いい夫婦とは、正しい夫婦ではなくて...

夫婦の性格や環境、状況は千差万別。だから「正しい夫婦」もなければ、「正しい家事分担」もありません。夫婦それぞれの状況も考えも、刻刻と変わっていきます。だからこそ大切なのは、「こうありたい」という意見をすり合わせて、その時点でふたりに一番フィットする「あり方」や「約束事」をつくり、柔軟に変化させていくこと。

「いい夫婦ってどんな夫婦だと思いますか?」

年をとってもラブラブな夫婦、いたわりあう夫婦、どれも素敵ですが、私は状況がどう変わろうとしなやかにその関係性を変えていける「しなやかな夫婦関係」が、いちばん豊かで幸せな人生が送れるのではないかと考えています。

夫婦が人生の難所を乗り越える同士になるためには、「正しい夫婦のあり方」を見つめるのではなくて、お互いが気持ちよくコミュニケーションできる関係をつくっておくことが一番大切なのですね。今日これからの時間でお伝えする、その「方法」をぜひ持ち帰ってください。

ワークショップ開催レポート後編では、臨床心理士として、カップルのカウンセリング経験をお持ちの山崎和佳子さん、野田亜由美さんによる『夫婦タイプ診断&ワークショップ』の模様をお届け致します。

リクルートブライダル総研、iction!では今後もはたらく夫婦やカップルのみなさまのお役に立てる情報を発信していく予定です。ぜひ、それぞれのホームページやSNSをチェックしてみてくださいね。

リクルートブライダル総研

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