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両立支援「男の家事」成功の極意

あなたの家事は、なぜ妻をイラッとさせるのか? 妻100人の怒る理由から導き出した、「夫が変えるべき2つのこと」とは?

あなたの家事は、なぜ妻をイラッとさせるのか? 妻100人の怒る理由から導き出した、「夫が変えるべき2つのこと」とは?

なぜ、夫の家事は妻の怒りを誘発するのか? 今日もどこかで、夫の家事に妻のイライラが大爆発! 「家事をしたい気持ちはあるのに、参加しづらくなってしまう」「妻の邪魔をするくらいなら、言われたことだけをやる方がよいのか...それがまた妻を怒らせてしまう」という悩みが数多く聞かれます。

最近では、夫・男性が家事をするご家庭も増えてきており、妻・女性より家事をしているケースもお伺いします。 ただ、現状日本の家庭の大半は、データに見える通り妻側に家事が偏っている傾向が強いと言えます。 そのため、いざ夫が家事を行おうとしても、通常行っている妻の基準に届かずダメ出しとなってしまうケースが多いようです。

私たちiction! では、夫の家事に対する妻の怒りの背景にある「イライラポイント」や「本当はこうしてほしい」という本音、そして「ナイス!」と感じた夫の家事について、働く妻100人にアンケートを実施。必ずしもすべての方に当てはまることを意味するものではありませんが、多く同様の声が集まった回答内容に注目し傾向を探ります。

回答から見えてきたのは「妻が夫の家事に怒りを覚える3つの理由」、そして「夫の家事のナイスプレー」に共通する要素でした。その考察をもとに、夫が変えるべき「マインド」と「アクション」を紹介します。

「家事をもっとうまくこなして、妻に楽になってもらいたい」と思っているのに、うまくいかずに悩みを抱えている男性へ、解決のヒントをお届けします!

【調査概要】

調査方法:インターネットによるアンケート調査
期間:2019年11月11日〜11月22日
対象: 20〜39歳・共働き・配偶者と未就学児のいる男女(各100人) ※全国

妻のイライラ誘発フレーズは...「中途半端」「〜しっぱなし」「〜だけ」

妻のイライラ誘発フレーズは...「中途半端」「〜しっぱなし」「〜だけ」

働く妻100人から寄せられた回答から、まずイライラのポイントをひもといてみましょう。「夫の家事に対する不満」の項目に寄せられた、妻の回答結果を詳しく読みこむと、頻繁に登場する3つのフレーズが見つかりました。

こんな家事はNGその1:妻から見ると『中途半端』に終わっている

  • 「料理は作ってくれるが、片付け、洗い物などは一切やらない。コンロには、油や食材が飛び散り、洗い場には使ったフライパンや包丁などが置きっぱなし。こんなに中途半端なのに、俺は家事できてるからすごいでしょ? 感謝して? みたいな態度。」(20代女性)

  • 「洗い物をしてくれるのはいいけど、スポンジの泡が途中から出なくなったからと言って、少しだけ食器を残したまま中途半端に終える。結局その続きをするのは私で、何でスポンジに洗剤を足すことくらいできないのか、理解できない。」(30代女性)
  • 第1のフレーズは「中途半端」。夫の家事の手際や仕上げ方が中途半端だと、結局、妻にとっては後始末が増えるだけの結果に。それなのに「俺は家事をしたぞ」という夫の態度に、多くの妻が不満を募らせていることがわかりました。

    こんな家事はNGその2:やってはみたけど「〜しっぱなし」、片付けるのは結局、妻...

  • 「食事の後の食器を片付けないでテーブルに置きっぱなし。服を脱いだら脱ぎっぱなし。」(20代女性)

  • 「お風呂掃除をしてくれるが、洗った後の床も壁も、ビショビショにしっぱなし。カビが生えそうだから最後に軽く乾拭きしてねと話しているけれど、なかなかできないみたい。」(20代女性)
  • 第2のフレーズは「〜しっぱなし」。家事の「やりっぱなし」のほか、「脱いだ服を置きっぱなし」「使った食器を出しっぱなし」などなど、普段の生活のなかでの「〜しっぱなし」も、妻のイライラをためる要因に。

    こんな家事はNGその3:頼まれたこと「だけ」しかやらない。むしろそれすらできていない...!?

  • 「洗濯は洗濯機のボタンを押すだけだと思っている。洗濯をしておいてと頼んだらボタンを押すだけで、洗濯槽には洗い物が残った状態。」(30代女性)

  • 「少しの間、子どもを見ておいてって頼んだら本当に見ているだけで、一緒に遊んであげたり触れ合うなどをしない。しかも旦那はスマホゲームをしながらなので、子どもをあまり見てもいない!」(20代女性)
  • 第3のフレーズは「〜だけ」。「頼んだこと/頼んだときだけ」しか家事をしないケースや、「子どもを見てと頼んだら、本当に見ているだけ」と、字面通りの意味でしか解釈していない、というケースも数多く見られました。

    夫のみなさん、「中途半端」「〜しっぱなし」「〜だけ」これらのフレーズを、一度ならず二度三度と妻に言われて意気消沈した経験はないでしょうか? このようなすれ違いを減らし、夫婦共に心穏やかに過ごすには...。そのHow Toを探るべく、今度は成功事例「夫の家事に感謝した妻のエピソード」を見ていきましょう。

    「この人は神か!」と感激!妻が語った、夫の"家事のナイスプレー"の共通点は...?

    「この人は神か!」と感激!妻が語った、夫の

    夫の家事に「ありがたいと思った」「感激した」エピソードのなかにも、ある共通点が浮き彫りになりました。

  • 「子どもがぐずって寝不足続きだったときに、『寝てていいよ、俺が子ども見ておくし、掃除もしておくから』と言ってくれたときは、この人は神か!と思った。」(20代女性)
  • 妻が語るよろこびのエピソードの多くに共通するのは、「夫はやらないだろう」「ここまではできないだろう」と妻が思っていたことを実行する「意外性」、妻が指示を出す前に動く「自主性」、最初から最後まで夫1人で済ませる「自己完結性」。これらの3つのポイントが「妻を怒らせず、感謝してもらえる家事」の分かれ目であると、アンケート結果からかいま見えます。

    家事に対する「マインド」と「アクション」を変えよう! ではどうやって?

    家事に対する「マインド」と「アクション」を変えよう! ではどうやって?

    マインド改善策:妻の家事の負担を、データで理解する

    ポイントが見えてきたら、次は男性の家事やる気スイッチを自分で押す番です。"ナイスプレー夫"へのステップアップというゴールへいち早くするためにも、まず「そもそもなぜ、多くの妻は夫の家事に不満を募らせるのか」という素朴な疑問に着目していきましょう。

    その理解の補助線となるデータが「6歳未満の子どもを持つ共働き夫婦、それぞれの家事・育児時間」(総務省「平成28年社会生活基本調査」より)。共働き世帯の妻と夫の1日あたりの家事時間と、育児時間を比較したのが、以下の数値です。

    妻:6時間10分(うち育児が2時間49分)
    夫:1時間24分(うち育児が48分)
    ※週全体平均の、1日あたりの家事・育児時間

    1日あたりの妻の家事時間は夫の約4.4倍。育児に限れば約3.5倍。この時間だけ見ると約4倍キャリアの差があるのが、妻と夫。いわば独りで一通りの仕事をこなせるようになった中堅社員から、一年目の新人の頼りない仕事ぶりを見るようなものでしょうか。その新人が「ちゃんとやっておきましたよ」とドヤ顔を浮かべる姿を思い浮かべたら...。そう、これこそが妻から見た、中途半端に家事を終えた夫の顔。「ぜんぶはじめからやり直し...」と怒りがわいてくるのも当然です。

    見えづらかった妻の怒りの原因の一端が見えてきましたが、単に家事をていねいにやり、謙虚な態度でいるだけでは付け焼き刃にすぎません。ではどうすればいいのか? その答えを探すため、アンケートの回答から得られた、妻が語る「家事を夫にうまくお願いできた言葉」を見ていきましょう。

  • 「後でこれしてねじゃなくて、今すぐこれしての方が効果的。口で言うんじゃなくて、前もってラインとかで文にしておくとよい。」(20代女性)

  • 「褒める。これに限ります。掃除やキャベツの千切りなど、夫が得意な家事は『わあ、上手だね。わたしには無理だよ。』と褒めると『そうだろ~~』と得意気にやってくれます。」(20代女性)

  • 「『本当に申し訳ないんだけど、これ『だけ』やってくれないかな」ととにかく下手に出る。そしてやることを絞る。一気にたくさんお願いすると、わからなくなるみたい」(30代女性)
  • 「俺の妻も、こういう風に言ってくれればわかるのに...」と感じたかもしれませんが、先ほどのデータを思い出してみましょう。夫の4倍以上の家事と育児をこなしながら、「細かく言わないとわからない人のケア」が、どれだけ重荷になっていることか。
    妻からすれば、こんな風にお願いすること自体本当は負担なのです。

    とはいえ、まずは妻の求めることを把握する必要がありますから、妻が指示を出しやすい雰囲気づくりをして、まずは「指示を出せば素直に家事育児に取り組む夫」を目指しましょう。そして、それが「ナイスプレー夫」への道のスタートラインとなります。

    次に、その先の「指示を出さずとも、1人で動けて褒められる」、ナイスプレー夫の域に達するために、夫はどう行動すればいいのでしょうか。妻のアンケートから見える「夫に求めるアクション」をひもといていきましょう。

    アクション改善策:「言われる前に」「想定外のところまで」「最後まで1人で済ませる」

    アクション改善策:「言われる前に」「想定外のところまで」「最後まで1人で済ませる」

    ナイスプレー夫への道の第一歩として、「妻を怒らせず、感謝してもらえる」ポイントとして見えてきた「自主性」「意外性」「自己完結性」のうち、自分に不足している要素を補う行動から始めてみましょう。

    ●自主性=「言われる前」にやる。

  • 「こちらからお願いしなくても食器を洗ってくれたり、洗濯物をたたんでくれる。以前は言わなければ家事を一切やらなかったので、自分から進んでお風呂を沸かしているのを見ると感激する。やってくれた後には必ずありがとうを伝えるようにしている。」(20代女性)
  • 「言わないとやらなかった家事」が「言わずにやっておいてくれる家事」になるだけで、妻の負担が軽減するだけでなく、印象もガラッと変わります。上記の例も、すでにお風呂を沸かすことを担当している夫から見れば「たったそれだけで?!」と感じるかもしれません。ポイントは「家事をする」ことよりも、「自主的にやる」ことなのです。妻の家事・育児のタイムスケジュールを理解して、次に発生する家事・育児を先回りして行いましょう。

    ●意外性=「やれるとは思われていないこと」をやる。

  • 「こちらが言わないとやってくれないだろうと思っていたことを、やってくれていたときは、ありがたかった。夫が休みで私が夕方まで仕事だったとき、朝は布団を片付け、帰宅したら敷き直してくれていた。」(30代女性)
  • 目指すべきは「ただ家事をこなすこと」ではなく、「妻の目から見た片付いた状態」を知っておくこと。「妻の布団を片付けたり、敷いておく」といった地味に思えることでも、妻が夫には伝えていない「片付いた状態の判断ポイント」をキチッと踏まえてあれば、「ふだん言ってないのに、そんなところまで気付いてくれていた」という意外性に、大いによろこんでくれるのです。

    ●自己完結性=「妻に聞かずに最後まで1人で済ませる」

  • 「子どもがぐずって寝不足続きだったときに、『寝てていいよ、俺が子ども見ておくし、掃除もしておくから』と言ってくれたときはこの人は神か!と思った。」(20代女性)
  • ここでのポイントは、妻に頼らずやりきること。「寝てていいよ!」と言ったのに、子どもの着替えや掃除道具の場所がわからず、結局妻を起こして聞いた。もしくは闇雲にやってみて失敗し、後で家事を増やしてしまった...という事態になれば、妻の機嫌も体調もますます悪化させてしまいかねません。

    おそらくこのケースの夫は「寝てていいよ!」というひと言を発する前に日頃から、妻のやり方を観察したり、必要な道具のある場所、収納のルールなどを事前に調べたり、それでも分からないときは疑問点を聞くようにしていたに違いありません。だからこそ、家事と育児と仕事で忙しいさなか、体調不良で気力も出ないというときに、妻の気持ちをくみ取り的確に状況を判断・対応する「神」となりえたのです。

    最も大切なのは、「妻だったらどうしてほしいだろう?」と相手に寄り添って考えること

    アンケートから見えた妻の本音から、夫が変えるべき「マインド」と「アクション」を考察してきました。しかし、ただ行動を起こせばいいわけではありません。妻が求めているのは「夫が家事をする」こと自体ではないのです。それはアンケートの回答の節々からもうかがえます。

  • 「そもそも、洗っておいての意味を理解してほしかった。湯船だけ洗ったって(洗い場にも)汚れはあるし、食器も脂がおちてなきゃ洗った意味がない。洗うという意味を理解してから家事をしてほしかった」(30代女性)

  • 「もっと一つひとつの家事を丁寧にやっていれば満足。自分の思い通りに完璧にやる必要はないが、ちゃんとやらなければ『やらないのと一緒』であることをわかってほしい。」(30代女性)
  • 「食器を洗う」という単純に見える言葉のなかには、「汚れを落とす」だけでなく「水が切れるように水切りかごに置く」「食器棚に片付ける順番を考えて並べる」といった、たくさんの"見えない家事"が隠されていて、それを妻は毎日こなしているということ。もしあなたがあまり家事を行っていなくても快適に生活できているのだとしたら、それはこうした妻の努力によるものだと多くの夫は気付いていません。そして、多忙のなかで家事をこなすには、「やり直し」は最大の敵。だからこそ「ちゃんとやらないのは、やっていないのと一緒」だと、妻は夫に気付いてもらいたいのです。

    大切なことは自分の妻だったら何をどうすればよろこんでくれるか」を常に知りたいという気持ちを持ち情報収集しながら、妻が「自分から動いたと感じてくれるか(自主性)」「驚いてくれるか(意外性)」「妻の手を煩わせずに最後まで行えるか(自己完結性)」を意識しながら行動することでしょう。そしてそれは、ほかの誰でもない、夫であるあなたにしかできないことなのです。

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