
第2回(揺らぐ企業社会、日本人は「キャリア孤立」に陥っている)のコラムでは、働く人のキャリア形成を支えてきた企業社会が揺らぐ一方、失業時の公的な所得保障や就労支援は弱いままであること、そのために個人がキャリア選択において周囲の支援を欠き、孤立している問題を指摘した。このような視点を欠いたまま自助努力が強調されてきた結果、日本では自己責任を過剰に求める「見せかけのキャリア自立」が広がっている。
第2回(揺らぐ企業社会、日本人は「キャリア孤立」に陥っている)のコラムでは、働く人のキャリア形成を支えてきた企業社会が揺らぐ一方、失業時の公的な所得保障や就労支援は弱いままであること、そのために個人がキャリア選択において周囲の支援を欠き、孤立している問題を指摘した。このような視点を欠いたまま自助努力が強調されてきた結果、日本では自己責任を過剰に求める「見せかけのキャリア自立」が広がっている。