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今の女性が″稼ぐ力″をつければ、次の世代はもっとポジティブに生き方を選べるはず

2018.09.25

女性の活躍に関わる企業研修やママ向け講座、起業講座など、女性のキャリアに関する活動を続けている企業が、株式会社eightです。代表の鬼木 利恵さんは、かつて営業としてのキャリアを築き上げながらも、夫の転勤や出産・育児といったライフイベントを経験するなかで、「3児の母 兼 女性起業家」という今の生き方を選んだ人物。そんな鬼木さんは、同社が主催する講座でお金にまつわる話をする際に、iction!の『みらい家計シミュレーション』を活用しているそう。どのように使っているのか、その活用方法や、女性のキャリア支援に関する想いについて伺いました。

―まず、鬼木さんが「女性活躍」をテーマに起業された理由を教えてください。

私自身の経験に起因していますね。私は結婚するまで東京で営業の仕事をしており、結婚後は三重に移住し、同じ会社の名古屋支社で働いていたんです。その時に長女が生まれたんですが、仕事に復帰してみると予想以上に仕事と育児の両立は大変でした。仕事でチャレンジしたい気持ちはあるけれど、家庭のことが頭をよぎって、どうしても手を出せないもどかしさを抱えていた時期もあります。

そんな日々のなかで、夫が奈良へ転勤することに。このまま苦しい想いをしてまで同じ仕事を続けるよりは、新天地で新しいことにチャレンジしてみたい気持ちが強くなり、退職を決意。私のように子育てと仕事の両立で悩む女性が、これからもっと増えるだろうと予想していましたので、その支援をする事業を奈良で個人事業主としてスタートさせました。その後は愛知県の豊田市に活動拠点を移し、株式会社eightを設立。私自身は途中に出産・育休期間を挟んでいますが、その間もeightに参加している同じ志のママたちが、一丸となってこのテーマに取り組み続けています。

―なぜ『みらい家計シミュレーション』を導入されたのですか。

女性の就業を阻害している要因はひとつではありません。もちろん育児の存在は大きいですが、夫をはじめとした家族の価値観や、職場の理解など色んな課題があるなかで、一定数はお金の問題が課題になっている人がいるんです。

具体的に言えば、「今私が頑張って働かなければならないほど家計は困っていない」という状態。しかし今が良いからと言って、子どもの進学や夫の定年を迎えても安心とは限りません。お金は人が働くうえで大切な動機ですから、「少し先の未来の現実」に気づいてもらうためにも、お金の知識を身につける講座の中で『みらい家計シミュレーション』を導入しました。

―もともとお金の講座を開催されていたのに、敢えてコンテンツとして組み込んだのはなぜですか。

ひとつ目の理由は、時間の短縮。導入以前は、講座に参加された方にご自身の家計の状況を整理してもらうため、手書きやExcelで計算をしてもらっており、それだけで1時間かかっていました。講座の目的は計算方法を学ぶことではなく、自身の家計をもとに未来を考えることですから、もっと本質的なことに時間を使いたかったんです。『みらい家計シミュレーション』なら、スマートフォン上で質問に答えていけば、5分程度で結果を見ることができるので、作業的な時間が減った分、講座全体の内容が濃くなりました。

もうひとつの理由は、1年ごとの家計の変化が分かるなど、具体的なところまで掘り下げられたシミュレーションツールだから。これまで、1回の講座ではどうしても今の家計に言及することで精一杯で、将来という視点では語りにくい状態でした。『みらい家計シミュレーション』は、その名の通り未来に主眼が置かれているので、「少し先の未来の現実」に目を向けてもらいたいという私たちの想いと合致していたんです。

―シミュレーションによって参加者にはどんな効果がありましたか。

私たちがご支援している方は、独立起業を目指すような女性が多いので、もともと働くこと自体にはとても前向きで、自分の好きなことや得意なことで人生を充実させたいという意思の強い方々です。ただ、そんな人でもシミュレーションすると、「意外と貯金が貯まらない」とか、「子どものことは何とかなるけれど、自分が自由に使えるお金はほとんどない」といった未来が見えてくる場合もあります。

だからこそ、もともとお持ちの就業意欲にプラスして、「ちゃんと稼ぐ」という意識が高まっている印象がありますね。「扶養控除の範囲で無理なく働ければ良い」という気持ちから変化した人もありますし、「自己投資に使うお金は自分自身で稼ぎ、自律的な人生を歩みたい」と、稼ぐことに真剣になった人もいますよ。

―鬼木さんが、この活動を続けるモチベーションは何ですか。

一番は、子どもたちのためです。今の子育て世代である私たちの生き方を、子どもはちゃんと見ています。「お父さんは外で働く人、お母さんは家を守る人」という役割分担が悪いとは言いませんが、それが当然の社会ではジェンダーバイアスがかかってしまう。子どもたちが大人になったときには、女性とか男性とか関係なく、育児も働くも楽しめる、そんな世の中になっていて欲しいです。

そのためにも今の私たち一人ひとりがやりたいことを楽しく実現することが必要。その姿を見せて、子どもたちに多様な価値観を提供したいですね。

子どものために何かを我慢することって、結局子どものためになっていない気がするんです。我慢していれば、「大人って何だか大変そう。私はそんな人生嫌だな」と思われてしまう。そうならないように、女性が自分の生きたい道を楽しく歩めるようサポートするのが、私たちeight流の女性活躍支援です。

企業概要

  • 株式会社eight
    主な事業内容:女性活躍に関わる企業研修/ママ向け講座/起業講座/女性活躍に関わる採用コンサル、採用代行業務/一時託児業務

iction!プロジェクトとは?

iction!は「はたらく育児」を応援するプロジェクトです。企業や自治体と一緒に「しごとも子育てもしやすい世界」をつくるお手伝いをしています。