両立支援

この職場との出会いに、泣きたいほど感謝。一度はあきらめたキャリアに、再チャレンジ

キャリア

2020年04月21日 転載元:らしさオンライン

この職場との出会いに、泣きたいほど感謝。一度はあきらめたキャリアに、再チャレンジ

KDDI株式会社の派遣スタッフ・小林英里子さん(39)は、3歳と5歳の男の子をもつワーキングママ。フルタイムの仕事と子育てとを両立させながら、「経理の知識を深めたい」と、目下、簿記2級取得にも挑戦中だ。「今日は、義母に保育園のお迎えをお願いしているんです」とにっこりし、歯切れのよい口調でインタビューに答える小林さんだが、じつは少し前まで、自分を「ダメ人間」と否定し、髪が抜けるほどのストレスを抱えていた時期があったという。

「結婚・出産したらキャリアは終わり」と思っていた

小林さんは、2002年、新卒で金融系の会社に就職。投資信託の営業や証券業務などに約10年間携わった後、結婚を機に退職した。「働くのが大好き」という小林さん。"寿退社"というのは少し意外な気がするが、「とにかく激務でしたから」と振り返って苦笑する。

毎朝7時半の日本経済新聞の読み合わせで業務が始まり、職場を後にするのは夜の9時、10時になることも。

「人間関係もよかったし仕事も面白かったのですが、家庭をもちながらできる仕事ではないと思っていました」

「ワークライフバランス」という言葉はすでに認知されていたし、働き方のバリエーションも増え始めてはいたが、現実には、キャリアか子育てか、二者択一に悩んだという。

「私自身もこういうハードな働き方しか知りませんでしたから。結婚・出産したらキャリアはおしまい、週3日のバイトくらいがちょうどいい、と考えていました」

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